40代とは思えない透明感あふれる美肌の持ち主として、STORY読者にとっても憧れの存在の美容家・石井美保さん。普段の食生活に取り入れたい、石井美保さんの美しくなれるスープレシピをご紹介します。
〜 今回のテーマは、美肌になれる“ビタミン”スープ 〜
【 キャベツのポタージュ 】
「疲れたとき、肌荒れが気になるときの特効薬として、このスープをよく作ります。とろみのあるポタージュにすることで、満足感が得られます。」(石井さん)
●材料(2人分)
キャベツ………1/6個
玉ねぎ………1/4個
ベーコン………1枚
クミンシード………小さじ1
EXV. オリーブオイル………大さじ1
野菜ブイヨン………150ml
無調整豆乳………200ml
塩・黒こしょう………各適量
●作り方
①キャベツはざく切り、玉ねぎは薄切りにする。ベーコンは細かく切る。
②鍋にオリーブオイルとクミンシードを入れて弱火にかけ、香りが立ってきたら1を入れて炒める。全体に火が通ったら野菜ブイヨンを入れて、キャベツがやわらかくなるまで煮る。
③2の粗熱が取れたら、滑らかになるまでミキサーにかける。鍋に戻し、豆乳を加えて塩・こしょうで味を調える。
【アドカドの冷たいスープ 】
「乾燥肌に悩んだ20代。今はそれが改善されています。その理由の1つが、アボカドを食べ続けていること。不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸、リノレン酸が豊富で、肌を乾燥から守ってくれるセラミドを作ります。また、皮膚の健康を維持するビタミンB₂、ビタミンB₃、老化防止に役立つビタミンEやビタミンA・Cも。体脂肪率を下げる効果もあるそうですよ。」(石井さん)
●材料(2人分)
アボカド……1個
玉ねぎ……1/2個
EXV.オリーブオイル……大さじ1
野菜ブイヨン……250ml
プレーンヨーグルト……100g
レモン汁……少量
塩・黒こしょう……各適量
●作り方
①鍋にオイルを入れて火にかけ、薄切りにした玉ねぎをよく炒める。野菜ブイヨンを加えてやわらかくなるまで煮たら、そのまま冷やしておく。
②アボカドは半分に切って皮と種を取り、ざく切りにしてレモン汁をふりかけておく。
③粗熱が取れた1と2、プレーンヨーグルトをミキサーに入れ、なめらかになるまで回す。塩・こしょうで味を調え、冷蔵庫で冷やす。食べるときにお好みでオリーブオイル(分量外)をかける。
【 ヴィシソワーズ 】
「じゃがいもは炭水化物、食物繊維、カリウムなどの栄養素が多く、満腹感も得られます。疲労時や食欲不振のときに向いています。」(レシピ監修 釜津田健シェフ)
●材料(2人分)
美肌ブイヨン………50cc(冷蔵庫で冷やしておく)
じゃがいも………100g
玉ねぎ………100g
ポワロー(長ねぎで代用可)………100g
バター………20g
ローリエ………1枚
水………250ml
牛乳………250ml
生クリーム………30~50ml
塩………2~4g
白こしょう……少々
●作り方
①玉ねぎ、じゃがいも、ポワロー(長ねぎ)は薄くスライスする。
②鍋にバターを入れて、弱火で玉ねぎとポワロー(長ねぎ)を、色づかない程度に炒める
③2の鍋にじゃがいもを入れて2~3分炒めたら、水とローリエを加えて蓋をし、やわらかくなるまで弱火で蒸し煮にする。
④3の粗熱がとれたらローリエを取り除き、ミキサーにかけてしっかりピューレ状にする。ミキサーがうまく回らない場合は、分量の牛乳を少々加える。
⑤ピューレ状になったものをボウルに入れ、氷を入れたボウルにのせてしっかり冷ます。
⑥5が冷えたら牛乳と生クリームを加え、塩と白こしょうで味を調える。お好みでリーペリンソース(ウスターソース可)や、タバスコを数滴入れてもよい。
⑦冷蔵庫で冷やしたブイヨンはゼラチン質でジュレになっています。6で完成したヴィシソワーズを器に盛り付けた後、ジュレ状になった美肌ブイヨンを上に飾る。
〜PROFILE〜
【石井美保】1976年生まれ。美容家、美肌サロン主宰、Riche代表。「こすらない洗顔」や「肌アイロン」の美容法を提唱し、レタッチ要らずの美肌の持ち主。確かな技術と知識、説得力のある言葉で、幅広い世代からの支持を集め、多くのメディアに出演。
<石井美保さん初のレシピ本『石井美保のBeauty Soup 』(光文社刊)が好評発売中!>
撮影/吉澤健太
本記事は『石井美保のBeauty Soup』掲載情報を抜粋しています