三十三間堂の名で親しまれる蓮華王院の近くに佇む「京菓匠・七條甘春堂」が、パッケージデザインを一新してラインナップ改めた新しい和菓子を発売しました。慶応元年(1865年)から和菓子造りの暖簾を守る七條甘春堂は、方広寺大仏造営の頃に豊臣秀吉が庭前の古藤を鑑賞したと伝わる旧家。神社仏閣とのつながりも古く、「豊国神社」や「旧六条御所」などで伝統菓子の御用達も務める老舗です。
注目は、花束のように美しいエディブルフラワーが入った「ブーケかん」。白餡といちじくの羊羹に紅茶の琥珀羹をあわせ、彩りにお花を閉じ込めた一品で、いちじくの食感も楽しい爽やかでフルーティーな味わいです。
京菓子のいのちである水をはじめ、ひとつひとつの素材と向き合いながら美味しさにこだわる季節の上生菓子も丹精込めて作っています。オンラインショップでも買えるほか、京都の本店と京都タワーサンド店では、京菓子作り体験教室も開催しているので、京町屋での和菓子作りを試してみてはいかがでしょう?
京都市東山区七条通本町東入 西の門町五五一番地
9:00~17:30
お問い合わせ:七條甘春堂 TEL 075-541-4090
https://www.7jyo-kansyundo.co.jp/