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Lifestyleジェーン・スー×HARUKO「四十女、しじゅう悩みどおし!」

娘が不登校に・・・仕事をやめるべき?【ジェーン・スー×HARUKOの人生相談Vol.16】

40代女性の気持ちを代弁するような明快な語り口が人気のコラムニスト、ジェーン・スーさん。新聞やラジオ、雑誌で多くの方のお悩みに答え、その胸のすくような回答には励まされる読者も多数。
一方、波乱万丈の人生経験を持ちながら、いつも前向きで飾り気がない人柄で、誰からも愛されるモデルのHARUKOさん。歯に衣着せぬ語り口で、仲間のお悩みにさっと答えてくれると評判です。
そんなおふたりに『STORY』読者の真剣なお悩みに答えていただきます!

<PROFILE>

ジェーン・スーさん

コラムニスト。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」(月〜木11:00〜)のパーソナリティを担当。毎日新聞をはじめ新聞・雑誌で数多くの連載を持つ。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』は、第31回講談社エッセイ賞を受賞。近著に『これでもいいのだ』。

HARUKOさん

モデル。短大時代、『JJ』にて山田明子(はるこ)の名でデビュー。以来、数々のファッション誌で活躍。’03年に結婚後、九十九里浜に移住、長女を出産。’12年に離婚。HARUKOに改名し、現在『STORY』にて活躍中。趣味はサーフィンと読書。


~第16回~

★ 娘が不登校に。仕事をやめるべき?

中学生の娘が1年生の途中から不登校になりました。スクールソーシャルワーカーの方と電話で話したり、担任の先生に相談しています。
専門の診察の予約は一番早くて3カ月先になりました。午後だけ学校に送って行ったりすることもあります。私はフルタイムで働いており上司に事情は伝えていますが、なかなか理解してもらえませんこのまま仕事を続けるべきか悩んでいます。Y.Yさん(46歳会社員 神奈川県)
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
私が出演している相談番組に寄せられる、この手の相談のほとんどが、ご主人が不在なんです。不登校の子どもの子育ては、夫婦で協力分担して一緒にやるもんじゃないのかね、と独身ながら思ってしまうんですよ。 お母さんがフルタイムで仕事しながら1人で対処しようするのが、悪いというわけではなくて、心配になっちゃうんです。旦那さんはなどう考えているんだろうか。これでお母さんが仕事をやめたりしたら、お母さん自身の気持ちが潰れちゃったりするんじゃないのかなあ。まずは夫をがっつり介入させてください、と言いたい。
HARUKOさん
HARUKOさん
不登校って結構多いんですよね。娘の小学校にも中学にもいて、親しくしている方もいたんだけれど、両親は本当に理由がわからないって頭を抱えてた。「家庭に問題があるのでは?」と言われがちだけれど、知人の場合は、親には全く心当たりがなくて。でも高校になったら、急に行くようになったんですよね。どうしてかはわからないけれど、今の世の中、閉じこもる時期が必要な子たちがいっぱいいることは事実だよね。 フルタイムで、不登校の子を見るのは本当に大変だろうから、私だったら一回仕事をやめるかもな。というのは、このお子さん、最初の相談が3か月後、ということは不登校になったばかりですよね。だから、最初が肝心ということもあるし。もちろん、お父さんにも向き合ってほしいけれど、中1だと、父親を嫌がる時期かもね。もう少し大きければ本人の自由にさせておくというのもありだと思うんだけれど。それに、この時期にお母さんがちゃんと向き合ってくれた、とうことは、娘さんの関係にとってこの先よく働くのではないかなと思う。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
うーん。たぶん、大事なお子さんのことだから、このご相談者さんが自分の仕事のスタイルを変えることになるのだろうと思いますね。でも、そうだとしても、自己犠牲が本当にいいかのかどうか。フルタイムの仕事を一回ここで 完全にやめるとなると、次の就職がかなり難しくなって、自分で稼いでいく力が無くなってしまう。今後、他に何かあったときに、あのとき辞めなければって思わない方法はないのか、ご主人とよく相談してほしい。確かに娘さんは多感な時期だから、お父さんが直接コンタクトを取れないのかもしれないけれど、妻をサポートする方法はいくらでもあると思う。夫婦のどちらかが、子供に専心するのが正解なのかも、とは思うのだけれど、その前に、まずは旦那を介入させてくれ、頼むって思いますね。
HARUKOさん
HARUKOさん
そうだよね。お母さんひとりが抱え込むんじゃなくて、家族の問題として考えるべきだよね。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
それと、もし自分が中学生だと想像したら、学校に行かずに家にいて、部屋を出たらそこに必ず母親がいるっていうのは、安心かもしれないけれど、ときにはイライラするかもしれない。
HARUKOさん
HARUKOさん
確かにね。「あなたのせいで私は……」というふうに、お互いがなってしまったらよくないよね。本人の気持ちも聞きながら、もう一度、家族でどうするかを相談してもらうことが重要だよね。昔と違って、今は学校に戻ることが一番ではなく、選択肢はいろいろあるからね。

当連載は毎週金曜日配信です。
お二人に相談したいことを募集中です。storyweb@kobunsha.comまでメールでお送りください(お名前はイニシャル等匿名で掲載します)。採用された方にはQUOカードをプレゼントいたします。

撮影/吉澤健太 取材/秋元恵美

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