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Lifestyleジェーン・スー×HARUKO「四十女、しじゅう悩みどおし!」

弟に厳しすぎる姉…どうしてでしょうか?【ジェーン・スー×HARUKOの人生相談Vol.25】

40代女性の気持ちを代弁するような明快な語り口が人気のコラムニスト、ジェーン・スーさん。新聞やラジオ、雑誌で多くの方のお悩みに答え、その胸のすくような回答には励まされる読者も多数。
一方、波乱万丈の人生経験を持ちながら、いつも前向きで飾り気がない人柄で、誰からも愛されるモデルのHARUKOさん。歯に衣着せぬ語り口で、仲間のお悩みにさっと答えてくれると評判です。
そんなおふたりに『STORY』読者の真剣なお悩みに答えていただきます!

<PROFILE>

ジェーン・スーさん

コラムニスト。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」(月〜木11:00〜)のパーソナリティを担当。毎日新聞をはじめ新聞・雑誌で数多くの連載を持つ。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』は、第31回講談社エッセイ賞を受賞。近著に『これでもいいのだ』。

HARUKOさん

モデル。短大時代、『JJ』にて山田明子(はるこ)の名でデビュー。以来、数々のファッション誌で活躍。’03年に結婚後、九十九里浜に移住、長女を出産。’12年に離婚。HARUKOに改名し、現在『STORY』にて活躍中。趣味はサーフィンと読書。


~第25回~

姉が弟に厳しすぎる問題

高1の娘がいます。その娘の弟に対する態度が冷たすぎます。親の私でも引くレベルの冷たさ。親戚の子や、友達の下のきょうだいには猛烈に優しく面倒見がいい。むしろ保育士に向いているのではないかくらい、小さい子の扱いが上手。でも弟に対しては悪魔です。いっさい口を効かない。弟が話しかけても基本、無視。たまに答えても、面倒くさそうに一言で返すのみ。話しかけたと思ったら、たいていお小言。片付けろ、ゴミを捨てろ、テレビ見過ぎ。とか。自分の部屋は猛烈に汚いのに、自分のことは棚に上げて弟を責める。弟の悪さは嬉しそうに私に報告する。「宿題もやらずにテレビずっと見てた」とか。息子がちょっとかわいそうになります。こんな姉弟、変ですよね。(S.Iさん 48歳 主婦)

ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
私は、ひとりっこなので……。HARUKOさんどうですか?
HARUKOさん
HARUKOさん
私には弟がいたので、雰囲気がわかります。喧嘩ばかりしていて、殴り合いまでしてましたよ。だから、このきょうだい、全然変だとは思わない。S.Iさんの場合、高1のお嬢さんは思春期で、お母さんにガミガミ言われるのが気に入らなくて、弟に八つ当たりしている、という可能性もあるかな。娘さんをどうするか、ではなくて、これを機会に、お母さんが、娘さんに対して目を向けてあげてはどうかな。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
確かに、もしかしたら、お姉ちゃんは、お母さんに日頃言われていることを、そのまま弟に言ってるのかもしれないですよね。
HARUKOさん
HARUKOさん
お姉ちゃんは、他の子には保母さんみたいに接しているっていうのだから、きっと、すごくいい子だと思うんですよ。だから、お母さんとお姉ちゃんの関係を見直したほうがいいんじゃないかな。それと、お母さんが、弟ばっかり可愛がっていないかも、胸に手を当てて考えてみたほうがいいかもね。私も自分が子どものころに、母に「弟ばっかり可愛がってる」ってよく言ってましたよ。母はそのたびに、「そんなことないわよ」って否定しました。でも、大人になってみると、お母さんが男の子をひいきしちゃうって、生物学的に仕方がないことなのかもって思えてきました。そのことを、お母さんが、心の中で一回認めるというのも大事かもしれない。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
周囲の友達と話していると、この年になっても、「兄のほうが可愛がられていた」とか「弟には甘かった」とか言う人、けっこういますよね。男女のきょうだいって難しいんだと思います。そこにお父さんが入ると、バランスが違ってくるのかもしれないけれど、私達の親世代は、父親が育児に参加してなかったからよけいに、母の影響だけになってしまうけれど。うかがっていると、母親になるっているのは、本当に大変なことだと思いますね。
HARUKOさん
HARUKOさん
思春期の子は、怒りで生きている、みたいなとこがあるから、弟を挑発したりするのよね。もし、本当に弟がかわいそうな目にあってるのだったら、かげで弟に、「お姉ちゃん、イライラしてるみたいだから、気にしないほうがいいよ」って声かけてあげるとかね。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
まだ15歳か16歳の子が、自分は弟に嫉妬しているんだ、ということ気づくことすら難しいかもしれないですよね。
HARUKOさん
HARUKOさん
私と弟は、殴り合いのけんかしても、いつも私の圧勝だったんです。でも、弟が中2、私が高2のときに、弟がキレて私に手を出したら、鼻の骨に当たっちゃってちょっとケガをしちゃったんです。そのとき、もうかなわないなと思って、ちょっかい出すのはやめました。だから、弟に「あなたもやり返しなさいよ」って言ってみるのもいいかもしれないですよ。だんだん力関係変わってくるから。

当連載は毎週金曜日配信です。
お二人に相談したいことを募集中です。storyweb@kobunsha.comまでメールでお送りください(お名前はイニシャル等匿名で掲載します)。採用された方にはQUOカードをプレゼントいたします。

撮影/吉澤健太 取材/秋元恵美

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