Yoshiko Kris-Webb
モデル・コラムニスト・インテリアデコレーター。大阪育ち。独自の鋭い観点で多方面で活躍。私生活では高1、高2の女の子の母。性格の異なる姉妹とは反抗期を経てからなんでも話し合える女友達のような関係に。
最近は娘たちから
教わることが増えました
教わることが増えました
◇ 「ママ、まだあと2年は思春期だからよろしくね」
思春期に突入した……長女にそう感じたのは、中2の彼女が突然、訳も分からず泣き続け、キッチンにいる私に苛立ちを吐露したときでした。「そういう気分、ママにもあるよ。それが大人になったって証し! おめでとう!」と抱きしめたのを覚えています。
「反抗期は終わったけれど、まだ思春期だから」。中3の冬にそう宣言した長女から、〝思春期に必要なのは的確な大人からのアドバイスではなく、黙って聞いて同調してくれること〞と助言され、今まさに思春期、高1の次女に向き合っています。
2人が高校に上がった頃、ステイホーム期間を利用して子ども部屋を模様替えし、各自の部屋を完全ベッドルーム化。寝ること以外はダイニング・キッチン、リビングで過ごすようにしました。そして子どもたちの友達が遊びに来たときはLDK全てを子どもたちに開放します。冷蔵庫の中身も! 身近にある一番楽しい遊び場を自宅にすることが何よりのコミュニケーションツールになっています。
〝冷蔵庫の中を充実させる〞。これも子どもたちから教えられたことで、お腹と心の満足は比例するのだそう。親子の会話が足りないときは一緒に好きなものをスーパーへ買いに行くのもオススメです。
◇ リビングも子ども部屋も、なるべくオープンな空間を心がけています
私自身の思春期が激しく、今思えば親に相当面倒をかけたので、子どものそれを恐れる気持ちもあったのですが、その頃を振り返ってみて、〝自分はこうしてもらいたかった〞という視点で接することを努めれば、子どもの思春期はある意味、親にとってリベンジチャンスなのかな?と思うようになりました。
日々、子どもと接することで子どもたちから教わることのほうが多いように思えます。大人から子どもに伝えられることなんて、自分の失敗例くらいなのかもしれませんね(笑)。性格の異なる姉妹から刺激を受ける毎日です。
※服はすべて本人私物。
撮影/鏑木 穣[SIGNO]モデル/クリスウェブ佳子 ヘア・メーク/福川雅顕 取材/竹永久美子 ※情報は2022年04月号掲載時のものです。
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