現在発売中の1月号企画「すれ違いがち家族へ 愛の鍋」では、美味しいレシピが盛りだくさんなのはもちろんのこと、実は裏話も盛りだくさん! その中で、今回佐々木健介さんの撮影裏話を少しお伝えしようと思います。
撮影は10月下旬の温かい日で、健介さんは半袖で大きな荷物を持ってスタジオに到着。大きな荷物の中身は、なんとご自宅でお使いのお鍋とキムチ鍋の材料!「いつも味見をしながら感覚で作っているので、自宅の鍋以外で作るのは難しい」という理由だったのですが、お鍋まで持ってきていただけるなんて感動です。
鶏ガラから出汁を取るということで、早速調理スタート。お時間もあまりないため取材同時進行なのですが、お話を伺うのが申し訳ないくらい真剣なご様子。
――家でも料理中はあまりお話されないですか?
「僕が2つ同時にできないのを家族は知ってるから誰も話しかけてこないんです(笑)」
――北斗さんすごく料理お上手ですよね。教えてもらったりするんですか?
「僕たまに隣で見ているんですよ。でもあまりにも手際が良すぎてついていけない。『今お砂糖どのくらい入れたのかな?』って聞くと『適当、適当』って返ってくるんです。『大体でいいから教えて』って言うと『適当! しつけーな』って(笑)。“適当”の部分わからないと何にもできないですよね~」
なんて、家族愛たっぷりのこぼれ話でスタジオがほっこりしているときに、スタイリストさんが奥様の北斗 晶さんへLINE。すると『エプロンをして作っていると料理できる人みたいだね』なんてすぐに返信がきたそうで、またまたスタッフ全員ほっこりです。
そしてスタートから3時間、作っていただいたキムチ鍋はお世辞抜きで絶品でした。かなりの量があったと思いますが、大人7人で完食です。食べている最中に出た“奥さんと喧嘩をするか”という話題では男性スタッフ2名と健介さんが意気投合。
健介さん「軽い言い合いはあったとしても喧嘩にはならない。僕、九州男児なんで結婚当初は“今日こそ負けるか”って気合入れていたときもあるけど、勝てなかったな~。だから今の形がいちばんいいかなって悟りました(笑)」
スタッフ「僕も健介さんと同じです。結婚して日が浅いですが、もう悟っちゃったかもしれないですね」
スタッフ「僕、結婚して結構経ちますけど、1か月で悟りましたよ」
男性全員「やっぱりそうですよね~」
残りの女性スタッフ4人は、笑うのみ……。“こんなとき北斗さんが女性チームにいてくれたら”なんて私は密かに思いつつ、そのまま撮影終了となりました(笑)。
どんな話をするときも、家族への想いが溢れていた佐々木健介さん、楽しくて美味しい時間をありがとうございました。そんな健介さんの「家族愛本編」は是非誌面でご覧ください。