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アネフォー企画撮影の舞台裏を公開!【ジェーン・スー×HARUKO】

HARUKOさん
HARUKOさん
今回、美STの連載が書籍化されたそうですが、5年間の連載をまとめたものだとお聞きしました。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
そうなんです。この5年で、世の中も、自分も変わりましたね。 実は、私は、美STが世に出はじめたころ、あまり好きじゃなかったんです。この人たち調子に乗っているな、と思っていました。読者ヌードの企画を見て、「そんなことしたら、子どもかわいそうじゃない」とか言っていたんです。 でも、それは、“女は年とったらおとなしくしておけ”、とか、“女は家庭が最優先”という、古めかしい意識が自分の中にあって、それで自由な女の人を断罪していたんじゃないか、ということにあるとき気づいたんですよ。で、どうしてそんなことをしたのかを深掘りしてみると、当時の私は、すごく我慢をしていたんです。我慢して、自分の欲望に蓋をしていたので、結婚したり、自分より年上だったりする人が、欲望の蓋をパッカーンと開けてる姿を見るのがつらかった。そんな風に人に自分の罪悪感を押し付けるなんて、その頃の私は自分勝手すぎますよね。 それに気づいてからは、この人たち、フェミニストだなと感じるようになり、好きになっていったんです。逆に、女子高のノリみたいで、楽しいなと思うようになりました。今思えば、ヌードになったら、子どもがかわいそうだなんて、他人が決めてはいけないことじゃないですか。私のほうがおかしかったんですよね。
HARUKOさん
HARUKOさん
なるほどね。私もトレーニングしたり、ファスティングしたりしているけれど、どんなふうになりたいかは人それぞれですものね。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
そうなんですよ。私たちが若かったころは、きれいになる=ズルい、きれいな子=頭が悪いみたいな間違った情報がまかり通っていた時代。そのせいもあってか、私はあんなにファッションにもメイクにも夢中になれないし、と思っていたんです。でも、自分を因数分解していったら、「結局、私、きれいになりたいと思っていた」と気づいたんですよね。そして、若くはない年齢になってようやく「きれいになりたい」と言えるようになりましたね。
HARUKOさん
HARUKOさん
素敵です。かっこいい。それで、今回のご本のタイトルは『きれいになりたい気がしてきた』なんですね。5年前から、どんなふうにスーさんの気持ちや感じ方がかわってきたかもわかりそうですね。それに、「ユリイカ!」もたくさん詰まっていそう。早く読みたいです。とっても楽しみ。  
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
ぜひ、手にとっていただけると嬉しいです。
ジェーン・スーさん著書『きれいになりたい気がしてきた』(光文社刊)は好評発売中! 『美ST』連載が待望の書籍化。ご購入はこちらから。

撮影/吉澤健太 モデル/HARUKO ヘア・メーク/森ユキオ(ROI) スタイリスト/村瀬萌子 取材/秋元恵美

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