こんにちは。探究学舎の宝槻泰伸です。

夏休みの宿題のラストスパートですね！

お母さんたちは今頃、尋常でないカミナリを落としている頃でしょうか（笑）

特にお悩みなのは、読書感想文……。当たりじゃないですか？

そこでお母さんたちのイライラを少しでも解消すべく、来年にも使える知識として読書感想文に関してお話しします。

言語力が身につきますし、本は読んでおいた方がいいんですよ、本当は。
でも一部の本好きの子を除いて、子どもたちの８割くらいは活字だけの本に抵抗を感じるようです。少しハードルが高いんですよね。
みんながそうなんだから……と腹を括って、真面目一徹の本を無理に子どもに勧めるのではなく、興味を引きそうな本にシフトするのをまずはお勧めします。

では、興味ってどう抱かせるの？ ですが、とっかかりは、読書ではなくていいと思います。

例えば、ハリーポッター。映画を親子で楽しむところからスタートしてみる。あとは、探究学舎では、偉人の漫画をお勧めしています。誰か好きな偉人はいたか？子どもに尋ねてみて、“もう少し詳しく書いてある本あるよ”と偉人伝を手渡してみる。
いずれも内容の流れを把握している分、頭の中に映像を映し出す事で、自分の言葉に変換しやすくなります。

とはいえ、親も子どもも読書感想文を書くぞ！ と腰をあげることすら無理！とも（笑）

お母さんたちの中には、夏休み＝読書感想文＝面倒！って図式もあるみたいですから。

もうね、そうなったら、素敵なイベントとするのは早々に諦めて、読書感想文をやっつけろ！と、大掃除が如く、クリアイベントにしてしまったらどうでしょう？

●月●日１０時〜１５時　イベント
この時間以内に、読んで書く！

今の段階では、ラストスパートイベント！ですよね。

クリアできたら、お母さんにも子どもにもご褒美を用意しておく。お父さんに宣言しちゃってもいいかもしれないですね。感想文書けたら、ご褒美買うね！って。

ただ、図書館や本屋に行くと、意外と本って手にとってしまうものなので、そこに足を運べただけでもしめしめ……と。

ちなみに僕は……というと
子どもの頃、読書感想文は想像力を爆発させてましたね。本の一部を読んでから、その内容を自分物語にしちゃう。自分語りの方が何倍も文字が書けたりするもんです。どんなスタイルでも書いたらコッチのもの！

お母さん、子どもたち、夏休み終了まであと少し！
読書感想文やっつけろー！

やっちゃん、ちょっとまって！

宝槻家キッズオブザーバーたまみです。
お母さん目線アドバイスも加えさせてください。

本が苦手な子には，対象年齢が、自分の年齢より低いもの、単純に短いもの、挿絵が多いものなど、まあ、ちょっと、読んでみるかー……って、着手しやすいものがよいです。

やっちゃんが自分のお話に……って話してましたが、これも中々良くて、ただ、そのときに、全部自分の話にすげ替えてしまうのではなく、本の内容を織り込んでいけば完璧です！“主人公は、～したが、私はしなかった”とか、“主人公の～は、自分も経験かある”みたいなのを、絶妙に！です（笑）。

もし子ども自身が経験を思い出しにくい場合には、お母さんが合いの手を入れても。でも、イライラしたりダメ出しすると益々嫌になっちゃうので、そんなときはポイントだけ伝えて、あとは任せてしまいましょう。

苦手な子には出来上がったものが下手でもいい、着手して完了しただけでおめでとう！です。

下手でもやる→少しずつ上手くなるの順番ですよ！

取材／竹永久美子