―――今回の舞台では、バンドの生演奏に乗せて、歌や踊りも展開されます。また新たな生の醍醐味を味わえそうですね。
生バンドは初めてなので、すごく楽しみです。ただ僕は、歌も踊りも全然自信がなくて、特に踊りはヤバいです(笑)。歌も、カラオケは好きで普段からよく行くんですが、発声の仕方から違うと思うので、一から学んでいきたいです。あと、殺陣も楽しみですね。テイストは全然違いますけど、『里見八犬伝』で初めて経験して、もう1回やりたいと思っていたので。上手くやろうとするよりも、できなくて当たり前くらいのマインドで繰り返し稽古して、成長できたらいいなと思っています。
――それにしても、このところのご活躍ぶりには目を見張ります。ご自身の実感としては、いかがですか?
実感はあまりないですね。自分を取り巻く状況は特に変わっていないので。色々な方が「ずっと仕事してるね」とか「めちゃくちゃ売れてるね」みたいなことを言ってくださるんですけど、ちゃんと寝てますし、休めてますよ(笑)。もちろん、SNSの(フォロワーの)数字が増えた分、僕のことを新たに知ってくださった方がいるんだなとは感じています。今回もこういう機会をいただいたからには、「神尾楓珠、舞台もできるじゃん」と思ってもらえるようにしたいですし、舞台ファンの方にも僕の名前を知ってもらえたら嬉しいなと思います。