こんにちは。
STORYライター稲益です。
2018年、宝塚も華々しく新年を迎え、東西ともに続々と話題作が上演されています。
宝塚歌劇団の公演は大劇場のみで行われているわけではなく、西は梅田芸術劇場や宝塚バウホール、名古屋の中日劇場、東はTBS赤坂ACTシアターや東京国際フォーラム、日本青年館などの劇場でも外部公演が行われています。
東京では、1月12日から東京国際フォーラムでブロードウェイミュージカルの名作「WEST SIDE STORY」がスタートしました。
この公演は、宙組新トップ真風涼帆&星風まどかのプレお披露目公演。
正式なお披露目公演は3月から。その前に新トップコンビが見られるプレお披露目は、私みたいなせっかちな宝塚ファンには貴重なイベントなのです。
外部公演は組が2手に分かれるので、ややこじんまりした印象になるのですが、今回の「WEST SIDE STORY」の完成度の高さは予想をはるかに超えるもの。
ご存じ「WEST SIDE STORY」は、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を1950年代のアメリカに置き換えたポーランド系アメリカ人とプエルトリコ系移民の悲恋の物語。宝塚でも1968年の月組・雪組合同の初演以降、何度か再演されてきました。
ロビーには、過去の公演のポスター展示も。
ちょっとワルな少年たちを演じさせたらピカ一の宙組イケメン男役メンバーのキレキレなダンスや歌が存分に楽しめます。
個人的には、プエルトリコ系のシャークスメンバーが決闘場所に向かうシーンのアクロバティックな金網越えがツボすぎて一瞬心臓が止まりました。
プエルトリコ系のリーダーであり、ヒロイン、マリアの兄を演じる芹香斗亜さんは、花組から組替えで移動してきたばかり。浅黒く塗った肌がセクシーで、独特の存在感を放っていました。これから宙組2番手として新しい風を吹き込んでくれそうです。
しかし、なんといっても新トップコンビの相性のよさが素晴らしい。
絶妙な身長差、顔だちの甘辛の塩梅、声のコンビネーション・・・
元星組・柚希礼音&夢咲ねねコンビを初めて観たときと似た感動を覚えました。
新生宙組、見逃せません。
東京公演は1月25日で終了してしまいますが、7月には梅田芸術劇場で再演予定。
見逃した方はぜひ!
・・・今年もヅカ道で忙しくなりそうです。
<公演情報>
宙組公演 MUSICAL「WEST SIDE STORY」
2018年7月24日~8月9日
梅田芸術劇場メインホールhttps://kageki.hankyu.co.jp/revue/2018/westsidestory_umegei/index.html