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Lifestyle特集

間宮祥太朗さん「舞台が久々すぎて、若干怖さも……」

――実際に松尾さんに会って、どんな印象を持たれましたか?

『ツダマンの世界』のビジュアルを撮影した時に20分くらい喋っただけなんですけど、何かしらの変態性を感じざるを得ないというか(笑)、そんな印象でした。それはもちろん、悪い意味では全然ないし、今回の舞台のあらすじだったり、映画『恋の門』だったり、松尾さんが演者として出演されている作品を観た印象も全部影響していると思うんですけど、そういう雰囲気が魅力的だなと。松尾さんに限らず、大人計画(松尾氏が主宰する劇団)の皆さんに共通して言えることなのかなと思います。

――『ツダマンの世界』は、昭和の文豪を題材にした愛憎劇。プロットを読まれた印象を教えてください。間宮さんは、阿部さんが演じる主人公のツダマンこと津田万治を翻弄する、長谷川葉蔵(ようぞう)という弟子の役だそうですね。

登場人物それぞれが、形の違うナルシシズムみたいなものを抱えているイメージを持ちました。ツダマンはツダマン、葉蔵は葉蔵で、それぞれ違う形の歪みを持っているんですけど、それがいろんな方向に作用して、葉蔵だったら葉蔵のナルシシズムをより高めているような感じ。でもいまだに、どういうふうに稽古していって、この錚々たる共演者の方々がどういうふうに仕掛けてくるのか、想像がつかないんです。皆さん絶対にこちらの予想を超えてくると思うので、すごく楽しみです。

――葉蔵は佐賀の豪商の三男坊で、自己愛と名声欲が強い役柄だと聞いています。稽古に向けて、どんな準備をされていますか?

松尾さんにお会いした時に教えていただいた太宰治に関する本を読んでいるところです。太宰治を完全に投影してるわけではないんだけれども、葉蔵というキャラクターのイメージとして、何となくふわっと掴んでおいて欲しいと言われて。面白いなと思ったのは、太宰をイメージする本として松尾さんが指定されたのが、太宰本人が書いた小説とかエッセイではなく、太宰のことを外側から見て書いた本だったこと。読んでみると、なるほど、その人を外側から見て書いたものからは、その人自身が書いた主観が入ったエッセイとはまた別の面が見えてくるのを感じて、面白いです。

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