• TOP
  • Lifestyle
  • 「介護と仕事の両立は難しいと考えがちだけれど、離職は反対です」STORY読者の向き合い方とは
Lifestyle私たちのチャレンジSTORY

「介護と仕事の両立は難しいと考えがちだけれど、離職は反対です」STORY読者の向き合い方とは

高齢化に伴って介護を必要とする人の数は急速に増え、家族介護者数は、2001年の470万人から、2016年には 699万人に増加しています。そこで、介護にあたるうえでの心構えや、上手に負担を軽減する方法を体験者の方に語っていただきました。

▼あわせて読みたい
にしおかすみこさん、母親の介護は、”自分が大切だと思う時間を過ごすこと”を心がけて


中村美紀さん(52歳・東京都在住) 株式会社ギミック執行役員

「私にはこれしかない!」と
ビジネスで培ったマネジメント力を
駆使して介護を乗り切る!

「どうしたらいいか考えようとしても、選択肢すら目の前に見えない状態。そんな中で、常に『命の決断』を迫られている感じでした」と語る中村美紀さん。ご両親が立て続けに倒れたのは、20年間勤務した会社を退職し、フリーで活動を開始して7年目の,18年。生死を彷徨っていた母親の容態が落ち着くと、次に迫られた選択が、「退院後の生活は介護施設入居か在宅介護か」。

仕事一筋で介護の知識は全くなかったものの、編集者でもある中村さんは、『決断できないのは情報がないから』がモットー。本やサイトで調べるだけでなく医師や介護専門家の話を聞き、答えを出すために情報収集に奔走しました。

しかし、施設入居を決めたものの、決断に至るまでには苦労したそう。中でも、『親の面倒は子供がみる』という価値観から生まれる罪悪感を払拭するのは難しく、最終的に家族会議を開き、集めた情報を基に会議を重ね、家族の意志として入居を決断したのです。

「母の入居施設が決定して間もなく、今度は父が倒れました。入院して3カ月後には退院が決定したものの、二人で生活するイメージが湧かず。今度は私が体調を崩してしまいました」。

体調悪化は“不安”からきたものだったそうで、父親との二人生活のイメージをつけないと乗り越えられないと、再び専門家に頼ろうと決断。ケアマネージャー・訪問看護師・デイサービススタッフとともに会議を開き、心配事は全て解決したうえで父親の退院を受け入れ、,19年より父親との二人の生活、在宅介護をスタートさせたのです。

あれから3年がたった今年4月。フリーランスを卒業し、医療情報のプラットホームとしてクリニック経営をサポートする会社に入社した中村さん。同時に、平日は都内、週末はご実家のデュアル生活も開始させました。

「この生活を始めるにあたり、新たに介護支援体制を確立することが不可欠と考えました。姉と叔母に介護ヘルプをお願いする形をとったのですが、身内だからこその“信頼”が重要と考え、“業務委託契約書”並みの書面を作成し、依頼内容は齟齬がないようにしました」。

介護は十人十色。正解がなく、対応も千差万別。ゴールが見えず、道半ばの今、中村さんが経験を踏まえ介護予備軍の皆さんに伝えたいこと。それは、『何か起きた時の相談先をおさえる』、『親のことを知っておく』。そして、『遠慮せずプロに頼る』の3つだそう。

「できる準備はしておくものの、介護を必要以上に恐れず、親との“今の生活”を楽しんでほしい。まずは、親と食事しながら好き嫌いや、生活するうえで楽しいことを聞いてみては? その時間の共有がすでに介護の下準備になっているはずです」。

  • 「全ての医療機関を当社メディアに紹介したい。サイト『ドクターズ・ファイル』、雑誌『頼れるドクター』を見れば、患者さんはベストな選択ができる状態を作ることが目標」。
  • 医療情報マガジン「頼れるドクター」。
  • 自身運営のサイト「介護にもビジネススキルは役に立つ」の制作考案の元となった直筆介護手帳。
  • 「お洒落な母にお気に入りの帽子を被せると、嫌いなリハビリに前向きに臨む反応が」。

「仕事と介護の両立は難しいと考えがちだけれど、離職は反対。仕事は辞めずにお金を稼ぎ、そのぶんプロに頼り、心身共に余裕を持つことが大切」と中村さん。

<編集後記>他人事ではない介護。まずは、親を知ることから 健康志向が高く、元気な両親。そんな二人が突然倒れ介護になったら……。想像しただけで不安になりました。しかし、中村さんが語った「必要以上に介護を恐れないこと」の一言。私も今は恐れず、おしゃべりしながら一緒の時間を楽しみたい。益々両親とのお茶時間が増えそうです(笑)(ライター・上原亜希子)

撮影/BOCO  取材/上原亜希子 ※情報は2022年10月号掲載時のものです。

おすすめ記事はこちら ・きらきらライフから奈落の底へ。そして、いま再び……。 夫が倒れて人生が変わった60歳モデルの波乱万丈ヒストリー[前編]
・「幸せに働く」ためにはどうすればいいですか?専門家がアドバイス
・にしおかすみこさん、母親の介護は、”自分が大切だと思う時間を過ごすこと”を心がけて
-Keywords

RELATED TOPICS

FEATURE

Jan
27
今日の40代おしゃれコーデ

月末の飲み会はワンピ感覚の「今どきサロペット」で新鮮&ドラマチック!

月末の飲み会はワンピ感覚の「今どきサロペット」で新鮮&ドラマチック!

会員限定PRESENT

会員プレゼント

浦井健治さん直筆サイン入りチェキを1名様にプレゼント!

会員プレゼント

【ハイアットリージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄】ザ・ビーチハウス ワンベッドルームの宿泊券1組2名様(朝食付き1泊2名・1室、約¥100,000相当)を1名様にプレゼント!

会員プレゼント

Zuvi Halo ヘアドライヤーを1名様にプレゼント!

会員プレゼント

【The Tsubaki Tower】の宿泊券(カメリアルーム・朝食付き1泊2名・約¥100,000相当)をプレゼントします!

PICK UP