1977年にフランス初のチョコレート専門店としてパリにオープンした「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」。現在、その伝統の味を一手に任されているのが、M.O.F.(フランス最優秀職人章)保持者であるニコラ・クロワゾー氏です。来日したニコラさんに、2018年の限定チョコにかける思いをインタビューしてきました。
2018年バレンタイン限定品 ジャルダン パリジャン
4粒入り¥2,025円 9粒入り¥3,250円 16粒入り¥5,000円
ミエル ドゥ テイユール シトロネ
ジャスマン フリュイテ
オランンジュレ
ジャンジャンブル ゼステ
「今回、バレンタインのチョコは、パリの恋人たちが天気のよい週末に公園を散歩するイメージを思い浮かべながら作りました。まず食べてほしいのが、リンデン(菩提樹)の並木があるパレロワイヤルの庭園をイメージした、レモンとリンデンが香るミルクチョコ。次は、モンソー公園のジャスミンの木にインスパイアされて作った、フルーティな味わいのミルクチョコ。中にジャスミンとマンゴーのジュレをとじこめてあります。そして、チュイルリー庭園にあるようなオレンジ園をイメージした酸味と苦みが広がるフレッシュなダークチョコ。最後は、ビュット ショーモン公園のヘーゼルナッツの木を思わせるダークプラリネです。これは、口に含むとジンジャーのあたたかくスパイシーな香りが広がります。優しい味から、強い風味のガナッシュへ変化するので、この順番で食べるのがオススメですね。」
2018年ホワイトデーコレクション フル―リ
10粒入り3,700円
定番レシピ7種類8粒と限定レシピ(リチ&フランボワーズ)2粒の詰め合わせ
※2月中旬発売予定
「ホワイトデーのチョコは、伝統のレシピと新しいレシピが両方楽しめる組み合わせにしました。この季節に咲く桜をオマージュして作った限定品で、ライチの白とフランボワーズの赤をミックスすることにより淡いピンクになると想像して選んだんです。もちろんフレッシュなライチとフランボワーズの酸味がもたらす味のハーモニーも素晴らしいものになりましたよ。」
ポワッソン ドゥ パック
2018年イースター コレクション
各4,350円
※3月中旬発売予定
「さらに、イースターのチョコですが、今年はイースターがちょうどエイプリルフールの日にあたるんです。フランスでは、エイプリルフールの嘘にひっかかった友人に“ポワソンダブリル(4月のお魚)”と伝えて遊ぶ習慣がありまして、今回のイースターのテーマはお魚って決めていたんです。金魚、フライ返しを模した魚、ノコギリの形のエイ、道化師のようなアネモネフィッシュ、猫の肉球がついたナマズなど、子供が楽めるものにしました。」
日常の何気ない風景の中から、インスピレーションが湧いてくるので、浮かんだアイデアはメモに書き留めて、長い時間かけて形にするというニコラさん。実生活でも息子に手料理をふるまうイクメンぶりを発揮しており、自然や健康によい素材の探求に力を入れているそうです。そんなニコラさんの次なる野望は「チョコの美術作品の展覧会を開催することです!」と自信たっぷりに話していたのが印象的でした。
ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店
東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階
TEL:03-3201-6006
<他店舗>
青山店、松屋銀座店、六本木ヒルズ店、ニュウマン新宿店、新宿小田急店、梅田阪急店、大阪タカシマヤ店
オンラインブティック
www.lamaisonduchocolat.co.jp