アンダーズ 東京の1階にあるカフェ＆バー「BeBu（ビブ）」が、本場アメリカの味を楽しめる“アメリカンコンフォートフードレストラン”に生まれ変わりました。Beer×Burgerを意味する「BeBu」のコンセプトはそのままに、より本格的なクラシックアメリカンコンフォートフードへと進化。日本でも人気のあるメニューから、まだ日本では珍しいアメリカンスタイルの料理まで、様々なメニューが味わえます。

新料理長のニコ マルティネス氏は、サンフランシスコやカルフォルニアのグリルレストランで本場のBBQ料理について学んだ、アメリカ人の舌をも満足させるグリル料理のエキスパート。日本でも数々のグリルレストランを経た実力の持ち主です。モーニング、ランチ、ディナーなど時間ごとのメニューではなく、訪れた時にいつでも好きなものをオーダーできるオールデイメニューになっており、ウエスタンフードを極めたシェフならではのダイナミックな料理を楽しめます。

注目は、アメリカでの経験を活かし開発したオリジナルBBQソースが魅力の「BBQポーク ベイビーバックリブ」。4時間かけてじっくりと調理することで、肉の旨みを閉じ込め柔らかく仕上げたバックリブに、バーボンウイスキーでスモーキーな香りとコクをプラスしたシェフ自慢の秘伝のBBQソースをからめた逸品です。とっても柔らかいお肉が甘めのソースによく合い、とにかく美味しいです！　一見するとボリュームが凄いのですが、フルサイズは4人でシェアするとちょうどよい量になりますよ。

100％ビーフのパティを香ばしくジューシーに焼き上げてレッドチェダーチーズをたっぷりダブル使いし、BeBu特製ソースとトマト＆レタスをふわふわのバンズでサンドした王道のハンバーガー。かぶりつくと、肉汁が口の中に広がりビーフのうま味たっぷり。しっかりとした肉の食感がたまりません！　まるでアメリカで食べているような、食べ応え満点のハンバーガーです。

シェフ特製のケイジャンスパイスを肉汁溢れるジューシーなフライドチキンに絡めた、病みつきになる味。骨なしのため食べやすく、スパイシーな風味がビールと相性抜群。柚子こしょうタルタルソースとホームメイドのコールスローが添えてあるので、味変も楽しめます。

キウイをサンドしたハンバーガー？　と思いきや、ハンバーガーをスイーツにアレンジしたユニークな一品。チョコレートでコーティングしたバニラアイスをパティに見立て、ピクルスをイメージしたキウイ、トマトのようなストロベリー、オレンジゼリーで作ったチーズを挟んでデザートバーガーに。ケチャップとマスタードに見えるトッピングは、なんとストロベリーソースとカスタードクリーム！　見た目と味にギャップがありすぎて頭が混乱しそうです（笑）。

ほかに、グレービーソースと3種のチーズにBBQプルドポークを合わせた「ローディッドポテト」、カリッと揚げたチキンにクロワッサンのような味わいとワッフルのような食感が楽しい“クロッフル”にメープルシロップをかけた「チキン＆クロッフル」、本格的なアップルパイやニューヨークチーズケーキ、チョコレートブラウニーなど、アメリカではポピュラーなメニューが揃います。ドリンクは、ブルックリンの生ビール、アメリカのワインセレクションなどカジュアルに楽しめる自慢のラインナップ。日本ではなかなか見かけないホームメイドのミルクシェイクもあります。

夕方のハッピーアワータイムにドリンクを注文するとケイジャンスパイスポップコーンがサービスされますが、これがメチャクチャ美味しい！　ビールを飲む手が止まらなくなります。

明るく開放的な店内には、スタンディングのバーカウンターや心地よいテラス席などもあり、おひとり様でも友人や同僚と一緒でも立ち寄りやすい雰囲気です。ホテルのレストランですが気軽に訪れて欲しいとサービス料がないのも嬉しいポイント。11月限定で「BBQポーク ベイビーバックリブ」を注文するとグラスワインをもらえるので、この機会に利用してみては？

取材／本條千春