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【息子2人が東大に合格】「親が怒る理由」を考える、ワーキングママにもっとゆとりがあれば…「隙間時間」の活用を紹介!

お母さんが変われば子供が変わる㉓

こんにちは。子育てスマイルナビゲーターのたかみほです。

前回の記事では、

●子どもが怒る理由
●そうならないようにするためにはどういうことが必要か?
●アンガーマネジメントについて
●自己肯定感を待たせる
●一歩引いて客観視した子育てを意識しましょう!

について、お伝えさせていただきました。

今回は「親が怒る理由」と「隙間時間の活用」をテーマに、お話しさせていただきます。


目次 ★ ●親が怒る理由
★ ●ワーキングママはゆとりが持てないけれど、怒りを出さないコツは!?
★ ●優先順位を決めること
★ ●TO DO リストを終えたら自分を褒める!
★ ●タスクの見える化

●親が怒る理由

親が怒るのは、常によその子と比較してしまう比較習慣病にかかっていて、ほかの誰かと優劣を付けてしまい、子どもに腹を立ててしまうケースが多いのですが、それ以外の理由としては、親御さんが「日々時間に追われている」からだと思います。

子どもが自分のペースに合わせてくれない苛立ち、予定が崩れてしまう焦りなど…。そうなると「早くしなさい!」というフレーズが絶対に出てしまう。

「早くしなさい!」というフレーズを言わないように避けるためには、多少のんびりしている子には注意する必要もありますが、やはり親がゆとりを持って行動するしかありません

約束の時間にギリギリになってしまうと、ついつい親は怒ってしまいます。その場合は、

■事前に準備をしておく
■起きる時間から逆算してスケジュールを立てる

大切なのは、「親がゆとりを持って行動する」ことだと思います。

●ワーキングママはゆとりが持てないけれど、怒りを出さないコツは!?

とはいえ、やはりワーキングママは、時間も限られているし、どうしてもイライラしてしまうことが多いのではないかと思います。そんな時に怒りを出さないコツはあるのでしょうか?

不思議なことに、忙しい時に限って、なぜか忙しいことが重なるケースって、よくありますよね。これもあれも、やることだらけとなりますから、イライラするのは当たり前です。

働いて帰ってくるや否や、学校から帰ってきた子どもが「お母さ〜ん、明日までに体操着にゼッケン縫い付けて」とか、提出書類の期限が迫っているのに顔写真を貼らなければならないとか…。

仕事も忙しく、そして子育て真っ最中の頃の私は、そういう時は、「自分が試されている」と考えるようにしました。

例えば、3つやること以外に、ミッションが増えてやるべきことが6つになってしまい、夜中どころか朝方までかかることがあります。多くのミッションが重なっても、これらの難をゲーム感覚で切り抜け、1つ1つ達成できると、ホッとして嬉しくなります。

これもか、これもか〜と幾つものミッションがあっても、それをイライラせずに、一つずつ取り組んでいけば、必ず終わりがきます。そうして、次の一個を「◯時までに終わらせよう」と決めながら、一つずつ終わらせていきました。

●イライラしないように心をコントロールしながら、ミッションとしてゲーム感覚でこなしていくこと
●前提に「難は重なるものだ」という気持ちを持っておくということ

そういう心持ちでいれば、自分の心をマネジメントできるようになっていきます。

「なんで早く言わなかったの!」と怒ってしまうと、怒るエネルギーが必要になります。

子どもも親の忙しさを知っていながら、「明日までに提出しないといけない」と申し訳ない気持ちで相談してくるので、怒ることよりも、とにかく協力してその場を乗り切ることが大切です。

そして、ミッションを楽しむ(笑)!

●優先順位を決めること

「隙間時間」の活用は、大いにおすすめします。

仕事中の休み時間や、通勤時や移動中の隙間時間でできることは、全部やるようにしていました。メールの処理、食事を食べながらパソコンでオンライン秘書のお仕事、学校の役員の仕事など…。

今はスマートフォンでも便利な機能が多々あるので、メールや文書作成などは、意外にも素早く移動中にできてしまいます。

日中の移動時間や隙間時間にスマートフォンでできることをやり、帰宅後はそれ以外のことを自宅でやる。

そして、帰宅の途中で、残りのミッションのうち、「どれを一番にやろうか?」と優先順位を付けておきます。

帰宅前に組み立てをしておくと、帰ってから慌てなくて済み、少しでも効率よく動けるので、イライラを減らすことができます

ワーキングマザーは、仕事も子育てもとっても忙しいです。だからこそ、小さなミッションは隙間時間を活用して済ませてしまいましょう。

今日は10個やることがあったとしても、半分は帰宅するまでに終わっているとなると、とても嬉しくなりますよね。

私の場合は、「1日のTO DOリスト」に書き出したものをこなしていく際に、音楽を聴いたり、ラジオを聴いたりして、気分転換を入れながらの方がより効率が上がりました。

●TO DO リストを終えたら自分を褒める!

やはり、タスクが達成したことに目を向けるのが良いと思います。

「あれもこれもそれも…」って頭の中にミッションがすごくたくさんあると思いますが、例えばTO DOリストで「やったことに線を引いていく」とか「チェックボタンを入れる」など、お母さんも自分に対してできたことに目を向けてあげると、自己肯定感が高まり、怒りを持たなくて済むのではないかと思います。

ぜひ、日頃がんばっているお母さん自身に対して、自分のことをいっぱい褒めてあげてください。

●タスクの見える化

母親業はエンドレスですが、その合間にやる細かい数々のタスクは、ゴールが見えないとくじけてしまうのではないかと思います。

自分が時間に追われているから子どもに目を向けてあげられなくなり、気付いてあげられず、親子の会話もなくなってしまいます。

私は、スマートフォンのメモ帳欄にTO DOリストを書き出して管理しておりましたが、TO DOリストに書かれた箇条書きのタスクの文頭に、終わっていないものには赤丸マーク🔴を付け、終わると青丸マーク🔵に変えて、区別をしていました。

その日に終わらず、残ってしまった赤丸マーク🔴は、翌日のTO DOリストの赤丸マーク🔴に書き移して、タスクを見える化しました。ゴールが見えて分かりやすい方法です。

「何のためにこういうTO DOリストやミッションを工夫したり、ゲーム感覚でこなしていくのか?」というと、結局子どもとの時間を作りたいからなんです。

根底はいつも子どもに寂しい思いをさせたくない、親子の会話を充実させて可哀想な気持ちにさせたくない、という思いがありました。

子どもとの時間を作るために、それ以外の時間にやれることは全力でやろうと思い、日々を過ごしてきました。

本来、怒る感情を味わうために子育てをしているのではありません。「子どもといる時間」はお互い楽しい会話をし、幸せを共有し、笑い合いたいと心から思います。


次回の連載も楽しみにしていただけたら嬉しいです。

たかみほ(たかせみほ) 子育てスマイルナビゲーター 1968年生まれ。共立女子大学文芸学部卒業後、航空会社のグランドスタッフに。結婚後、長男が小4、次男が小2の時に夫と別居。2年間の調停の後に離婚成立。シングルマザーとして働きながら、子供たちを中高一貫校へ。その後、2人ともに東京大学理科一類へ現役合格を果たす。著書に『シングルマザーで息子2人を東大理Iに 頭がよくなる「ルーティン」子育て』(徳間書店) Noteブログ https://note.com/takasemiho
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