東京・銀座に昨年グランドオープンするやいなや、予約困難なレストランとして話題を席巻した「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ」が、『ミシュランガイド東京 2023』で一つ星を獲得。フィレンツェ本店、ビバリーヒルズ店に続き、ミシュランの星に輝く3店目のグッチ オステリアとなりました。
ヘッドシェフのアントニオ・イアコヴィエッロ氏は、フランス・サントロペ「Byblos(ビブロス)」のアラン・デュカス氏をはじめ、デンマーク「noma(ノーマ)」のレネ・レゼピ氏、イタリア 「Don Alfonso 1890(ドン・アルフォンソ1890)」のエルネスト・イアッカリーノ氏など世界的に名高いシェフの下で研鑽を積んだ実力の持ち主。
その後、「オステリア フランチェスカーナ」のオーナーシェフ マッシモ・ボットゥーラ氏のもとで自身の料理を追求し、東京にオープンするグッチ オステリアを率いることを任されました。日本の食文化に伝わる発酵食品に高い関心を持っており、イタリアと日本の食文化が融合した独創性あふれる料理を創り出しています。
「オープンからわずか1年で夢のひとつが 叶えられたことに、とても驚き、喜びでいっぱいです。日本に来てから私はできる限り各地へ出かけ、それぞれの土地の風土や料理を味わい、新しい体験や発見した素材を私自身のイタリア料理と結びつけるようにしてきました。勇気と忍耐、献身が求められるこの道を日々ともに歩んでくれているグッチ オステリアのチーム全員に感謝します。そして、私を信頼し日本での新たなチャンスを与えてくれたマッシモ・ ボットゥーラ氏に心からの感謝を捧げます」と受賞の喜びを語るアントニオ氏。
現在でもマッシモ氏から色々なアドバイスをしてもらっているそうですが、その中で最も大切にしている言葉は、“家族の様にチームと接して団結する”ことなのだと言います。「大事な試合は個人ではなくチームとして勝ち取りますよね。ですから、私の料理のコンセプトの特徴に合わせて、スタッフ全員と新しい料理を創りだしています。キッチン1人1人のアイデアを尊重しながら、料理を仕上げています。」とチームワークの良さが伝わってくるエピソードも。
アントニオ氏の料理は、伝統的なイタリア料理に日本の食材と調理法を取り入れ、驚きに満ちたコンテンポラリーなメニューに仕上げるサプライズ感溢れたひと皿。たとえばシグネチャーメニューの 「ラーメンになりたいパルミジャーナ」は、アントニオ氏の実家で毎週日曜日に食べていた想い出の「茄子のパルミジャーナ」をベースに考案。ご両親がこの料理を付け合わせとしてよく作っており、その横には必ずアーリオオーリオのスパゲッティが添えられていた思い出をヒントに、日本のラーメンからインスピレーションを得て誕生したそうです。
「お客さまには、私たちの料理を心で感じながら直観に任せてお試しいただきたいと考えています。メニュー選びに迷われたら、スタッフからもご提案させていただきます。」とアントニオ氏。スタッフを信頼しているからこそ言えるこの言葉から分かる通り、盤石のチームは今もなお健在。だからこそお客様からの支持も絶大なのでしょう。
(グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ)
東京都中央区銀座6-6-12 4F
TEL 03-6264-6606
ランチ 11:30~14:30(月~土/日曜日~15:30) 、ディナー 18:00-23:00(月~土)
アペリティーヴォ 16:00~18:00(月~土・テラス席)
バー 18:00~23:00(月~土・テラス席)
*不定休
*テラス席は季節・天候によってクローズ
www.gucciosteria.com/ja/tokyo