ベルギー発の「BENOIT NIHANT (ブノワ・ニアン)」から、世界のカカオ産地を旅するブノワ氏の旅先でのインスピレーションから生まれたショコラが誕生しました。飛行船に乗って、カカオを探す旅をイメージしたボンボンショコラや、訪れた地で出会ったスパイスやフルーツと組み合わせたボンボンショコラなど、旅がテーマのショコラが勢揃い。カカオの個性を最大限に引き出すことで奥深い味わいを表現しています。
ブノワ・ニアン氏は、フランスでミシュランと肩を並べるレストランガイド『Gault & Millau(ゴ・エ・ミヨ)』のベルギー・ルクセンブルグ版『Guide Chocolatiers 2021』で、ベルギーの南半分を占めるワロン地域唯一の「ショコラティエオブザイヤー」に選ばれた凄腕のショコラティエ。
製鉄メーカーでチーフエンジニアの仕事をしていたブノワ・ニワン氏はチョコレートの魅力に取り憑かれ、古い文献などから独自の研究を重ねショコラティエとして歩み始めました。極めれば極めるほどに、ショコラティエである前に“カカオ職人”でありたいという想いが強くなり、カカオ豆が本来持つ個性を最大限引き出すための機械を一部自作したほど。2015年には、ペルーに自社のカカオ農園も保有。質の高いチョコレートをつくることで、カカオ生産者の価値向上や環境問題にも取り組んでいます。
一つのカカオ畑から、その畑にもっとも適した一品種のカカオだけを栽培する「単一畑・単一品種」にも徹底し、世界中のカカオ農園の中から選りすぐった最高級のカカオを使用。カカオが本来持つ個性を引き出すために、チョコレートの生地(クーヴェルチュール) は購入することなく、すべて自社工房で手づくりしたものを使っています。また、カカオの純粋性を大切にするために、カカオのブレンドは一切行わず、「シングルオリジン」にもこだわっています。昔ながらの手動マシンで長時間かけて丁寧につくられたショコラは、カカオ豆のアロマと繊細な味わいが魅力的。すべての工程で徹底した品質管理を行い、一粒一粒、心を込めて手づくりしています。
産地別のカカオ豆を使用した「リオ ドゥルセ」からパッションフルーツを使った日本限定「レッド コネクション」まで、ハートやフルーツガナッシュなど楽しさがたくさん詰まったコレクション。
【実食Report!】
日本を訪れた際にインスピレーションを感じた抹茶とゆずのショコラを始め、アフリカのコーヒー、地中海のオリーブオイルなど旅先で出会った味を閉じ込めて4種類のボンボンショコラに。チョコレートで覆われた外側はカカオ本来の奥深い味を感じ、食べすすめるとほんのりと柚子などの風味を感じるガナッシュが味わえます。グラデーションで彩られた艶やかな表面も美しく、ひと粒ずつワクワクしながら食べることができるショコラでした。
日本初上陸のスペシャルなアソートボックスを始めバレンタイン限定のショコラ、タブレットやフィナンシェなどが登場する新作バレンタインコレクションは1月18日(水)から始まります。
https://benoitnihant.jp/
*バレンタインコレクションは、期間限定ストア(全国31店舗予定)でも販売。
取材/本條千春