冬の北陸といえば、どんなイメージかというと「極寒荒波日本海」と「食べ物が美味しい!」。これが先立ちます。金沢などの名所は行ったことがあるという方も多いと思うのですが、今回、冬の北陸を訪れるウエルネスツアー、と題して初めて足を踏み入れたのは「福井県」。何があるの?と思う方、大人が訪れるネクスト名所としてオススメしたい福井県は、まだ知られていない魅力が満載なんです。特に行ってみたいスポットNo.1の福井県坂井市・あわら市を1泊2日で満喫してきましたのでご紹介します。
【冬の北陸】福井県坂井市・あわら市ウエルネスツアー《1日目》
朝7時台の東海道新幹線で名古屋を超えて米原を経由、特急に乗り換えてJR芦原温泉駅へ。
約4時間で福井入り。お昼前に着いたので思ったより近い!そして、駅から車を10分ほど走らせて訪れたのが「金津創作の森」(福井県あわら市宮谷57-2-19)。
あわら市でアートに触れるならここ。この施設は約20万平方メートルという東京ドーム4個分もある敷地面積を有した森。その中に企画展や、創作活動の展示・発表を目的としたコミュニケーションスペースである美術館アートコアや創作体験ができるガラス工房、陶芸、竹細工教室など、様々な芸術施設を備えています。この敷地内に住居兼アトリエを構えて創作活動しているアーティストがいて、野外作品も楽しめるのでのんびりと散策するにはもってこいです。
お腹がいっぱいになったところで、あわら温泉散歩へGO。
ガイドさんに藤野厳九郎記念館(福井県あわら市温泉1-203)に連れて行っていただきました。
藤野厳九郎が仙台医専の解剖学教授だったとき、魯迅と師弟関係にあったこと、中国の文豪として名高い魯迅とあわら市出身の医師である藤野厳九郎の意外な関係について、こちらの記念館で知ることができます。
少し歩き疲れたので、あわら温泉湯のまち広場にある「芦湯」(福井県あわら市温泉1-203(あわら温泉湯のまち広場内))で足湯休憩!
脚もスーッと軽くなり、元気を取り戻したところで、次に訪れたのは神の島と呼ばれる「雄島」(福井県三国町安島25-17/26-21)。
島へ渡るための224メートルの赤い橋。冬の荒波を目の前で見ることができ迫力満点。
海での無事を祈願して祀られた大湊神社の鳥居。
板状根といわれる特徴的な木の根。
サスペンスドラマでもお馴染みの断崖絶壁、東尋坊の沖合いに浮かぶ「雄島」は、人の手が加えられていない自然林で覆われ、時計回りに島内を1周すると、約1.2km。約40分かかります。
パワースポットとしても有名で、島は反時計回りしないことなど色々な言い伝えがあり、それも神の島といわれる所以。ガイドさんと一緒に周ると 歴史や島の形状についてより詳しく説明が受けられるのでオススメです。
TEL:0776-82-0947 FAX:0776-82-7392
料金:ガイド1名につき1,500円
次に雄島を眺めることができる美術館「Brilliant Heart Museum」(福井県坂井市三国町安島字26-21 TEL:090-6819-9956※要予約)に向かいました。
高台まで上るとその美術館が現れ、中に入ると4m×1.5mの大きな窓が額縁となり、美しい雄島を眺めることができます。季節や時間で変わる景色を楽しむことができる素晴らしい空間。
アートディレクター戸田正寿氏考案の「Seijuカット」と呼ばれるクリスタルが部屋の各所に設置された窓に施され、光が反射して虹色の光が差し込む設計になっています。感覚でいうと万華鏡の中に入り込んだ感じ。
この日はあいにくの雨で晴れた日の写真は@bimeguri_fukuiさんからお借りしました。
出典:https://bimeguri.jp/spot/212/
夜は、三国のフレンチとして名高い「サミュゼ」(福井県坂井市三国町北本町4-5-3)へ。古民家を改装した趣を感じさせる佇まいが、お料理への期待を高めてくれます。店内は洋館を感じさせる高級感が漂い、数々のコンクールで受賞歴のあるシェフが腕を振るうお料理は前菜からメインまで地元の素材を使ったもの。
今夜のお宿はあわら温泉「美松」(福井県あわら市舟津26-10)。
老舗旅館で温泉につかり今日の疲れを癒して就寝です。東京から北陸へ来て、約12時間。もう北陸の魅力がジワジワとカラダとココロに浸透して、半日でデトックスできるって土地のパワーが凄いと実感。明日は三国の街並みを観光予定。楽しみ!
明日配信の2日目(後編)へ続きます
参考
DMOさかい観光局
https://kanko-sakai.com/travel_agent/
あわら市観光協会
https://awara.info/
取材/高橋奈央