こんにちは。
STORYライター稲益です。
現在東急シアターオーブで上演中の「メリー・ポピンズ」、もうご覧になりましたか?
「チム・チム・チェリー~♪」のフレーズがあまりに有名な、ジュリー・アンドリュース主演のディズニー映画でもおなじみの「メリー・ポピンズ」がミュージカルとして日本初上演と聞き、さっそく行ってきました。
マシュー・ボーンとスティーブン・ミアの振付によるダンスに心躍りっぱなしの2幕構成。
シアターオーブならでは、なのでしょうか。
何が飛び出してくるのかな?とわくわくさせられる、奥行きを活かした舞台演出も素晴らしい。
ミセス・コリーと出会って、おまじないみたいな言葉「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」を発明するカラフルなシーンも最高。
傘をさして空からやってくる子守りのメリー・ポピンズ役は濱田めぐみさんと平原綾香さんのダブルキャスト。
そして鍵となるバート役は大貫勇輔さんと柿澤勇人さん。
私が観劇した日は、濱田めぐみさんのメリー・ポピンズと、大貫勇輔さんのバートの組み合わせでした。
ロビーにはこんなパネルも。
一緒に写真が撮れます。
実はバート役の大貫勇輔さんにはずっと注目していて、これまで出演された作品はほとんど観てきました。
ミュージカルでは昨年大きな話題となった「ビリー・エリオット」は記憶に新しいですね。
「ロミオとジュリエット」の〝死〟の役、柚希礼音さんとの「REON JACK」シリーズなどで、ずば抜けた身体能力をこれでもか!と見せてくれてましたが、歌は今回初挑戦ということでファン心としてはかなりドキドキ。しかし…プロローグの「チェリー・ツリー・レーン」からしっかり聞かせてくれました。。。感涙
もちろんキレッキレのダンスも随所で披露。
中でも煙突掃除の仲間を子供たちに紹介する、クライマックスの「ステップ・イン・タイム」は必見。
舞台の天井を逆さに歩くアクロバティックなシーンや、全員でのタップダンスは圧巻です。
わくわくして、ジリジリして、じーんときて…
とにかくいろんな感情が一気に押し寄せる作品です。
鑑賞後パンフレットを読み返していたら、原作者P.L.トラバースが「メリー・ポピンズ」以前に子供向けの本を書いたことは一度もない、と語る記事がありました。
「メリー・ポピンズ」にも、大人に向けたメッセージが込められている気がします。
ぜひSTORY世代の大人に観てほしい、そう思いました。
子育てに試行錯誤をしている人、仕事である程度の地位を築いている人、どんな人にも響く「大切なこと」を見つめなおす時間になるはずです。
『メリー・ポピンズ』
東京: 3月25日~5月7日 (東急シアターオーブ)
大阪: 5月19日~6月5日 (梅田劇術劇場メインホール)
公式HP: https://marypoppins2018.jp/