こんにちは、Ritaと申します。昨年6月からスペイン・マラガへ留学し、ようやく一年たちました。基本的に平日の午前中4時間は語学学校。通学には片道徒歩30分程かかりますが、その他の時間は自由で決まりごとはありません。観光名所と呼ばれる場所へも一通り足を運んだ今、学校以外の時間をどのように過ごしているのか、お伝えさせていただきます。
予習、復習に追われる日々には、気分転換も必要。一年経ち、帰り際に一緒にカフェに行ける友達は少しできたものの、基本的には自分で楽しみを見つけるのが、大人留学を乗り切る大切なポイント。そういう意味では、こちらに来てまず感じた、季節ごとに次々巡ってくる、お祭り。多い時は月に一回程、パレードや花火を見かけ、いわゆる日本の地域祭りが頻繁に開催されているイメージです。もちろん子供達の為だけでなく、どの年代でもお洒落をして深夜まで楽しんでいます。街全体が明るくなり飽きの来ない日常です。当初は急にパレードが始まり驚いたりもしましたが、今は「きっと今日はあの通りで何かが……」という検討も付いてきて、私自身の日常にも馴染んできました。
平日は「カフェ時間」を満喫
平日の学校帰りは、極力通ったことのない路地を歩き、居心地の良さそうなカフェを見つけては、そこで宿題。テラス席のあるカフェテリアは無数にあり、一回ずつ尋ねるだけでも一年はかかりそうなほど。美味しいコーヒーと共に学ぶ時間は、慌ただしかった日本での生活と違い、しっかりとした充実感があります。そして陽が落ちる頃、食材を買いながら帰宅。食後に、もう少し勉強して寝るのが日課です。マラガは小さな街ですがピカソ生誕地やヒブラルファロ城など観光名所も多く、まずは一通り巡ってみました。また海と山が隣接する為、ふらっと寄り道して海岸に足を入れてみたり、高台に昇り夕陽を眺めたりと、日常に自然を取り込めリラックスできます。
休日は「近くの街へプチトラベル」
行きたい街へ1つずつトライして行くことが、休日スタイルの基本です。ツアーに参加してみたりバスを乗り継いで行ってみたり、各地の文化と歴史を感じ取るのに、休日はぴったりな時間。スペイン南部のアンダルシア州は地中海に面した8県を指し、マラガはその中央。セビリア・コルドバ・グラナダ等、多くの都市を日帰りで楽しむことができ、フラメンコや宮殿などガラリと変わる雰囲気を体感できます。
出先で友達が増える！そんな楽しみも
基本的には1人での行動が多くなりますが、バスツアーへ参加した人と食事仲間に……クラスメイトとカフェ仲間に……交流会で知り合ったスペイン女性と食事仲間に……と徐々に輪が広がっていくのが楽しみの１つです。そしてそんな仲間と「明日のお祭り一緒に見に行く？」と声を掛け合うことも。友達と過ごす時の言語は全力でスペイン語を使う時間となり、勉強も兼ねて友達と過ごすことを今は最優先にしています。
この空き時間どうしようかと困ったことは一度もありません。1人時間を苦に感じないタイプなことも好転していると思いますが、街を熟知するにも勉強にも、まだまだ時間が必要です。翌週のクラスに少しでも安心して臨みたい気持ちで、休日に遅れを取り戻すことも多々。私にとっては1日も1週間もあっという間で時間が足りない程です。スペインを知り、交流を増やし、勉強を重ねる、この3種類を上手に組み合わせ、更に居心地の良い毎日を過ごしていきたいです。
この記事では月2回の連載を通して、楽しい50代を過ごす為の挑戦を、読者の皆様と共有していきたいと思っております。無鉄砲な新たな人生を、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです！
撮影・文／Rita
Ritaさんの日常がリアルタイムでわかるTwitterはこちら
