「なりたい!」が見つかった子は、イキイキと夢に向けて踏み出しています!
夢は「ゲームクリエイター」
子どもの〝好き〟を伸ばして自信を持てるサポートを
子・二宮琥汰郎さん (12歳)
母・朗子さん (40歳)
独学で習得したタイピングで2台のパソコンを使いこなし、自分の思い描く空間を作り出すスキルを獲得中。eスポーツ競技に参加していたものの、慎重で人見知りな性格が競技には向いていないとわかり、ゲームクリエイターを夢見るように。母・朗子さんは、“得意”や“好き”を伸ばしてあげたいと、3年前、プログラミング教室に通わせるようになりました。「ここで学んだことが自信に繫がっているようです。子どもの探究心を大切にしたことで母子の信頼関係も深くなっていると感じました」
夢は「映画監督」
洋画を字幕で観るため苦手な漢字も克服
子・渡邊 響さん (12歳)
母・さや香さん (41歳)
響さんは、5歳の頃から絵本の記憶力、理解力がとても高くフィギュア遊びを通して自作の物語を作るように。6歳の頃、七夕の短冊に書いた「映画監督になりたい」という夢は、12歳の今も変わりません。演技・映像レッスンに通い続けることで学校で勉強する目的も明確になり、彼のモチベーションに。洋画を字幕付きで観るために、漢字を覚え読むスピードが身に付き、苦手科目も克服できました。週1回通う演技レッスンでは集中力もつきました。最近では、TV出演も経験し、映画製作の刺激に。
夢は「建築家」
ゲームから設計に興味を持ち、今は設計図を描くように
娘・羽生田あずささん
母・由香さん (46歳)
コロナ自粛期間に外出できない退屈さを解消しようと始めた「マインクラフト」。ゲームの世界に様々なタイプの家を建てることが楽しく夢中になるうちに、もっと複雑な構造の建物を作りたいとスケッチブックに設計図を描くように。建築家という夢を見つけた今では、図書館へ行く度に好きな建築家の本や建築関連の雑誌などをチェックし、休日は気になる建築物を家族と一緒に見学に行っています。この日は丹下健三氏設計の東京カテドラル聖マリア大聖堂へ。休日の建築巡りが楽しみ。
夢は「獣医」
獣医学部に進学実績のある中学を目指し勉強中です
娘・林 美風結さん (11歳)
母・綾子さん (45歳)
幼稚園の頃に出合った本をきっかけに憧れが募り、獣医になる夢を一途に追い続けています。小学6年生になった今は獣医学部に進学実績のある中学を目指し、苦手だった算数の勉強にも力の入る日々。そんな受験勉強の合間に訪れた保護犬カフェでは、保護犬たちの厳しい実情と保護活動における獣医の関わりなど現場のリアルな話を聞き、夢である獣医を仕事として意識するきっかけになりました。保護施設とカフェを兼ねたNPO法人みなしご救援隊犬猫譲渡センターで話を伺っています。
撮影/平井敬治、沼尾翔平、杉本大希 取材/奥村千草、石澤扶美恵 ※情報は2023年6月号掲載時のものです。