10代の頃から芸能界に入り、バラエティー番組「クイズ！ヘキサゴンⅡ」（フジテレビ系）でブレークし、現在は“ママタレ”として活躍中のスザンヌさん。そもそもどうやって芸能界入りしたのか？スザンヌの名前はどこから？ヘキサゴンへの抜擢はどう決まった？10代の頃からを一緒に振り返り、40代を前の今目指す未来まで語っていただきました。

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チャーミングさは健在！ピンクワンピ、編み込みヘアが似合いすぎるスザンヌさん

ーーそもそも東京でのデビューのきっかけは？

中学生のときに熊本の事務所に入っていて、インスタントラーメン「うまかっちゃん」のCMに出演したりしてました。高校入学くらいで一回芸能のお仕事をやめて、またやりたいと思った17歳で次は福岡の事務所に入りました。19歳の時まで九州の番組に出ていたのですが、10代のうちに東京に行きたいという気持ちがあって今の事務所に声をかけてもらいました。

ーー本名・山本紗衣なのになぜスザンヌ？名前の由来は？

実は17歳のときの番組で「エストニア出身の人」役で岩手で３日間女の子たちを過ごして騙せるかというドッキリの仕掛け人を引き受けたんです。エストニアの挨拶が「ネカバタナーア」で反対から読むと「あなたばかね」という意味でドッキリでした～！！という種明かしのやり方で（笑）そのときの私の役名が「スザンヌ」でした。たまたまその時のディレクターさんがひらめいた名前のようですが、その後字画もいいということで結局この名前で東京でデビューすることが決まりました。自分の名前ではないことで、道で「スザンヌ！」と呼び捨てにされても笑顔で応えられたり、本名の自分と芸能人としての自分を分けられたことが結果的によかったなと思いました。そのときのディレクターさんに感謝です！

ーー東京への引っ越し、どんな気持ちでデビューを迎えましたか？

東京の事務所に入ってからも一年は下積み時代を過ごし、いろいろなお仕事をさせていただきました。寂しいや大変よりその当時はとにかく毎日楽しかったです。最初からバライティではなく、お仕事はなんでもいいから東京で芸能人になりたかったんです。なので、なんでも挑戦しますという気持ちでやってました。

ーー東京へ行くことは全く揺らぐことはなく、固い決意でしたか？

親や友達に相談すると揺らいでしまいそうだったので、上京する時は家も事務所も勝手に自分で決めて、契約書に親の同意でサインをもらう時に「東京に暮らすからサインして」と初めて東京で暮らすことを伝えました。4、5年頑張ってダメだったら帰ろうという気持ちで考えていました。

ーーヘキサゴンが転機になったきっかけは？

オーディション（50問テスト）があって、時間を計って解いて提出するんですが、本当に勉強してこなかったので全くわからなくて（笑）ほとんど答えは間違っていたかと思うのですが、とにかく全部空白なく埋めて提出しました。その「全部埋める」ということがプロデューサーさんからスザンヌいいね！となったようで、お試しで出させてもらうことになりました。その時たまたま「おバカブーム」がきていたので、タイミングもよかったのかもしれないですね。私にとってこの番組が転機でした！

ーー去年、ヘキサゴンメンバーと再会。今でも仲はいいって本当？

いつもまとまりそうでまとまらないというメンバーで、時間と場所が決まりそうになっていても誰かが違う話をしていて、結局決まってないじゃん！となるのが毎回で（笑）去年の再会の時は私とまいちゃん（里田まい）が幹事をして、なんとかまとめて再会が実現したんです。PaboのメンバーとはLINEグループがあって、よく交流はしています。久保っち（野久保直樹）は今ロサンゼルスにいるので、テレビ電話で参加という予定だったんですが、結局その時間に鬼電してもずっと寝てて、本当に相変わらず自由なんです（笑）最後にはみんなでカラオケに行って自分たちの歌を歌って、本当に楽しい時間でした。「こんなのどこにも載せられないから、載せないないようにしようね」と撮った写真について言ってたんですが、次の日みんなインスタに挙げてて（笑）「あの約束なんだった？すぐ約束破るじゃん！」と思いましたね（笑）あいかわらずですが、仲良いんです！

10代→冒険していて何をしていても楽しかったときですね。何にも世間を知らないので、全部無敵で怖いものなしで生きていました。その分吸収もたくさんあって色々な経験をさせてもらいましたね。

ーー高校生のときの反抗期で荒れていた？

そうなんです。高校2年生のときに福岡の学校を辞めることになったんですが、母も祖母も熊本の高校で入り直してでもいいから高校は卒業しなさい！と言われて、「なんで親ってわかってくれないんだろう」と1ヶ月くらい音信不通になって家に帰らなかったんです。すごく家族を困らせたなと思って反省しています。

20代→忙しくて毎日疲れてましたね（笑）うーん…正直この時期あんまり覚えていなくて。当時は睡眠時間は2、3時間で本番中にも人の影に隠れて寝てた時もありました（笑）お正月くらいしか熊本には帰れなくてとにかく休みなくハードスケジュールで生活をしていました。楽しかったけれど、「次いつがお休みなんだろう」と考えることや、「逆にいつかはこの忙しさは無くなるんだろうな」と思ったりもしてました。仕事をやめたいはなかったんですが、何にもしない1日がほしいと常に思っていた記憶はあります。仕事で大幅な寝坊や扁桃腺が腫れて声が出なくなるとかもありましたね（笑）あと、プライベートでは結婚・出産・離婚があったのも全部この時期でした。

30代→離婚して3年経った頃ですね（笑）やっと子育てを楽しみながらできるようになったかなと思います。精神力が身につき、体力は強化されたのか寝なくても大丈夫になりました（笑）いま平日は子供が起きる前の5時には毎日起きていて、大学の勉強や資格の勉強をしているんです。昔は早起きなんでできない！って思っていたことが、今では簡単にできるくらい体力が有り余っているんです（笑）

40代→子供も手が離れていくので芸能以外の新しい仕事にも挑戦していきたいと思っています。他でも輝ける居場所や出来ることを探せたらと思っています。40代って今が一番楽しい！と先輩も皆さんおっしゃるので、ホルモンに乱されず楽しみたいですね。40代の女が一番いいよっていうお友達の助言を信じています（笑）母としても1人の女性としても輝いていたいですね！

YOUTUBEがきっかけで経営者の方と触れ合う中で、ビジネスについて学んびたいと思うようになりました。今ちょうど簿記とかやっていて格闘してます。学生時代、勉強を全くしてこなかったので「あの時の授業はこのことを言っていたのか！」と答え合わせをしている気分です。親からも勉強しなさいと言われたことはなかったんですが、こんなにしない子になるとは思わなかったと言われるくらい、してこなかったので（笑）

心理学を大学で受講していて面白かったので、学びの延長として「心理カウンセラーの資格をとろう」とオンラインで学んでいます。心理学には【すべては受け入れる】という受容の考え方があって、どんな理不尽なことがあっても全部受け止めてあげることが大事というものなんです。常に高圧的な態度ではなく、示してあげることが心理学のカウンセラーさんには必要みたいです。私だったら～と意見を言ってしまう私とは逆なことも多くあり、学ぶことも多い反面、自分には向いていないかもと薄々感じています（笑）だからってこの言葉を知ってたら離婚してなかったかというと、それとこれとは別で（笑）人には許せるところと許せないこともありますよね、私は頑固なんですよね（笑）だから結婚は向いてないんです、3回目ですが再婚はしません！（笑）