最新STORY9月号からSTORYの新表紙モデルとなったエビちゃんこと蛯原友里さん。1歳、7歳の2人のママとして、子育ても仕事もアグレッシブにこなしながら、いつも太陽のように明るい秘密は? インタビュー中、「子育てと仕事の両立、大変じゃないですか?」という質問に対し「大変なのはみんな一緒!」とカラッと笑い飛ばしていた姿が印象的でした。抜群のポジティブマインドと周囲を虜にする笑顔の秘訣に迫ります!
「辛い」を「ポジティブ」に自動変換するスポ根マインドが根づいています
実は筋金入りの体育会系女子!
よく、「友里ちゃんっていつもポジティブだよね」って言っていただくことがあるのですが、今思うと実家、蛯原家の父と母の子育てにルーツがあるのかもしれません。
小学生の頃、本格的に水泳をやっていたのですが、父がコーチということもあり、普段やさしい父も、水泳に関しては家でもビシバシ。腕立て、腹筋背筋、スクワット、鉄アレイをそれぞれ200回するのが日課でした。今思うと昭和ですよね(笑)。でも同志であり、時にはよきライバルである双子の妹と、「忍耐の先に喜びがある」。なんて思いながら、目標に向かって切磋琢磨するのは楽しかった。大人になった今、仕事でも子育てでも、うまくいかない状況を前向きに楽しめるのはそのおかげなのかもしれません。
子どもの頃の母の口癖は「為せば成る為さねば成らぬ何事も」。うまくいかないことがあって落ち込んでいる時、悔しくて泣いていると「挫折があるからこそ次は頑張れるのよ」「友里ちゃんなら大丈夫。できるよ!」って、同じ気持ちに立って支えてくれて、どんな時も私を肯定してくれました。
「失敗から学ぶこともたくさんある」。というのは母の教え。だから自分が母となった今、母のような母になりたい。そう思って子育てしています。母がしてくれたように子どもには安心感を与えて、寄り添いたい。愛されている安心感。認められている安心感。失敗しても絶対に大丈夫! パパもママも家族みんながあなたの味方。大変なことがあってもみんなで助け合って、一緒に乗り越えようねって!
子育てはもちろん思い通りにいかないことの連続ですが、いつだって「Take it easy」。例えば、息子が習い事の練習をやりたがらない時は、褒めて褒めて盛り上げます。私と競争したり、ゲーム感覚で促すことで、能動的に動く余地を残してあげる。そこは子どもと同じ目線で。私と子どもは性格も違うし、きょうだいでも違う。子育てに「絶対」という正解はないから柔軟に。寛大に。心の余裕を持つように心がけています 。
私自身は双子で弟もいて、賑やかな家族で育ちました。妹の英里は、空気のようで分身みたいな存在。今でも、毎日のようにテレビ電話しています。私の両親も夫の家族も、忙しい時はすぐに助けに来てくれる。仕事も子育ても一人では無理。みんなを巻き込み、チームで子育てしている感覚です。大変な時期がずっと続くわけではないし、今しか見られない部分もたくさんある。だったら、この時期を楽しもう!って。
家事や育児は夫と役割を決めず、その時々で自分がやれることをやるスタンスです。お互い仕事があるし、相手が大変な時は、自分が力になる。そんな絆は結婚前より強くなったかも。長い関係だからこそ、感謝の言葉はきちんと伝えるように心がけています。
ブラウス¥37,400(フィータ)デニムパンツ¥29,700(スタンブリー/ヒューエルミュージアム)バッグ¥49,500 ©DISNEY(ユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)サンダル¥42,900(ファビオ ルスコーニ フォー アナイ/ANAYI)ピアス¥31,900(マリハ)リング¥77,000(ブランイリス/ブランイリス トーキョー)
撮影/三瓶康友 モデル/蛯原友里 ヘア/Dai Michishita メーク/島田真理子(UM)スタイリスト/石毛のりえ 取材・構成/石川 恵 ※情報は2023年7月号掲載時のものです。