この夏は私にとって画期的&記念すべきものになりました。
富士山についにチャレンジ!
10月号の巻頭ページ「いきなり富士山に登っちゃいました」
企画を担当したんです。
500M移動ですらタクシーに乗るようなワタシが
3776Mに挑戦なんて!
人生何があるかわかりません。
途中で高山病になったら?
脚が痛くて心も折れたら?
事前に「47歳、初心者でもだいじょーぶですかっ?」
とガイドの先生に聞いたら
「高山病になる人は呼吸が浅い人。
あなたみたい声が大きい人は大丈夫」って。。。
安心したけど、なんだか褒められてはいないわよね・・・
神田でウエアやらザックやらを一式大人買いし、
万全、無敵の装備に。
いざ、登り始めて感じたのは
「辛いのは脚ではなく、、、、口だわ・・・・」
そう、5分も黙ってると酸欠になる私は
黙々と登ることが出来ない。
でも、自分の性格を熟知してる私。
こんなこともあろうかと、今回強い味方を
職権乱用??? 気味に自分で用意。
それは・・・・・
ヘアメークの佐藤さん。
実は佐藤さんは普段の撮影でも
イケメンネタでは
唯一私にガチでついてきてくれる優秀な人材。
(もちろんメークも上手ですよ)
6合目あたりの岩場あたりから
どんどん酸素が薄くなり、普段思い出せるものも
なかなか思い出せなくなる環境で
二人でドラマやらジャニーズやら韓流スターの話を
延々続け、
「ジャニーズjrのあの子は歌はうまいけど踊りが微妙?」
「韓国の○○は歌も踊りも上手いよね」
「お笑いの○○は漫才はいいけどフリートークに芸がない」
「若手イケメンの中で演技派は・・・」
などの芸能人のどうでもいい会話を1時間半。
気がついたら7合目の山小屋到着!
「あら、なんだか楽勝でついちゃったわ?」。
山小屋で夕食、仮眠して夜中に出発しても
「星がきれい」「じゃあ、星つながりの歌うたおう!」
・・・・・
でも・・・
普段は唄える中島美嘉「ORION」も出てこない・・・
酸素が薄くて脳がフリーズ。
(やだ、山のせいよね?酸素よね?
まさか年のせいじゃないよね?)
そして!
下山は話にたがわず
上りの100倍辛かった!
おまけに上りは私のくだらない話に付き合ってくれた
心の、いや、お口の友、佐藤さんが・・・・
いない・・・私の周りに誰もいない。
つまり・・・みんな下山に一生懸命で
私は一人ぼっち。
辛い・・・・しゃべれないのが辛い。。。
誰かと芸能人話をして気を紛らわせたい・・・
でもみんな。。。。。スルー・・・・・
何とか耐えて五合目、到着。
バスで下界に下り、富士急ハイランド越しに見える富士山を見たら
「朝、あのてっぺんに立ってたんだ~」
「あの山はもしかしてアタクシの山?」
なんて気持ちが大盛り上がり。
筋肉痛はあったけど
「また登りたい・・・」なんて気持ちになったのが本当に意外。
で、今回得た最大の教訓!
登山は装備に凝るのも大切だけど
おしゃべり仲間は杖より必要。
そこで!
整いました!
富士山とかけて・・・新宿2丁目、ととく。
その心は・・・
どちらも 芸(ゲイ)の話で盛り上がる。
・・・・・・・
。。。。。。
・・・・・・・
かしっちです!!