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Lifestyle大特集「Junior STORY」

【子ども肥満相談】「小6息子が外で遊ばず炭酸飲料&ゲーム三昧に!生活習慣を変えるには?」

コロナ禍で生活習慣が一変した子どもたち。「コロナ太り」に悩まされているのは、大人だけではありません。子どもが最近太ってきたことに悩むママたちの疑問に、子どもの肥満治療に詳しい医学博士の乾あやの先生に答えていただきました。

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■男子小学生ママのお悩み

小学2年生から5年生までをコロナ禍で過ごした小6の息子。外に出ないで、オンラインゲームをする生活スタイルがすっかり身に沁みついてしまいました。炭酸飲料とお肉が大好きで、なんだか最近肉付きがよくなってきています…。

男子小学生ママ
男子小学生ママ
炭酸飲料が大好きなのですが、小学校高学年だと親の目が届きづらくお小遣いで勝手に購入してしまうことも。どうしたらやめさせられるでしょうか?
乾先生
乾先生
まずは家の中に置くのはお茶や水だけにして、炭酸飲料を飲まない環境を作りましょう。親が炭酸飲料ばかり飲んでいたら、子どもはなぜ自分だけダメなのか疑問に思います。 勝手に買ってきてしまう場合には、炭酸飲料のカロリー数を具体的に見せて将来の生活習慣病などのリスクを話してあげるといいでしょう。生活習慣病で職業選択の自由が制限されてしまうことなど、具体的な例を話してみると子どもも自覚するようになります。 特に男の子の場合は肝臓に脂肪がたまってしまうと成長ホルモンが出にくくなり、背が伸びなくなります。「このまま運動しないと、“ちびデブ”になっちゃうよ!」と伝えたら大きくなりたいと思っている子どもには響くかもしれません。
男子小学生ママ
男子小学生ママ
家にいてゲームをしていることが多く、運動する習慣がありません。どうしたら、運動してくれるようになるでしょう。
乾先生
乾先生
運動嫌いな子どもに頭ごなしに運動しろとは言うのはよくありません。トランポリンを買って家の中で運動したり、運動ができるゲームを一緒にやったり、楽しみながら運動できる工夫をしてあげるのもいいですね。 運動といっても基本は歩くことです。できれば一日15000~20000歩を歩くのが理想ですが、もし目標に達しないときでも、できなかったことを責めるのではなく、できたことを褒めてあげて、毎日運動することを習慣にさせましょう。
教えてくれたのは… 乾あやの先生 医学博士。済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科専門部長。東邦大学大学院医学研究科成育肝臓消化器学教授(連携)。著書に「親子と取り組む!子供の肥満診療:目標による治療管理とモチベーション維持のコツ」(南山堂)などがある。

イラスト/沼田光太郎 取材/山崎智子

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