子どもが幼かった頃は手がかかって大変だったけれども、思春期に入った子どもの子育てはまた違った意味で大変!反抗期に、受験、子どもの第2次性徴…親としてはいろいろ気になってしまうけど、多感な子どもにあれこれ言うのもはばかられて…と、葛藤している親御さんも多いはず。小学校高学年~中学生のお子さんを持つ読者が多いSTORY。今回の特集では126人の会員の皆さんに「思春期の子育て悩み」を聞いてみました!
今回のアンケートは、さまざまな年代のお子さんを持つ親御さんから回答いただいていますが、大多数が10歳から15歳のお子さんをお持ちの方です。
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思春期の子育て悩み第1位はやっぱり気になる「子どもの将来」
思春期の子どもを持つ親として、「気になること」を聞いてみたところ、「将来のこと」が、いちばん多く、次いで「性格的なこと」、「学業面」でした。
詳しく伺ったところ。「将来」と答えた人の回答に多くあったのが、子どもが“いい職業”につけるのか、その職に有利なところへ進学できるのかという悩みでした。「学業面」と答えた人たちは、子どもの成績が良くない、塾に行きたがらない、勉強に身が入っていない等のお悩みが見受けられ、進路や受験に関する悩みが多いのが、思春期子育てのお悩みの特徴と言えそうです。学業面に関しては他にも「学校生活での忘れ物や片付けの出来なさが気になり、今後の勉強が不安」という声や「なるべく良い環境で楽しみながら学びを得てほしいと感じますが、本人が興味を持った習い事、塾などに心配なく通わせられるか、金銭面での不安があります」との声も。
2番目に多い子どもの「性格的なこと」が気になると答えた人にどのような性格が気になるのかを聞いたところ、多く目立ったのが、内向的すぎる・引っ込み思案・人見知りでした。ですが反対に自己中心的・わがままが気になっていると答えた人も次に多くあがりました。それ以外には「他者と自分や、他社と他者を比べる癖がついているのが気になります」という声も。
中学受験を意識した人は「小学校5年生」から塾に通い始めてる!?
親がお子さんのことで気になることランキング3位だった「学業面」。お子さんは塾に入っていますか?という質問に対して「はい」と答えた人が全体の4分の1。ベネッセなどの通信系教材をとっていると答えた人は10%でした。※このアンケートは主に10歳~15歳のお子さんを持つ全国の方にお聞きしています。
また、「塾に通い始めた時期」もあわせてお伺いしたところ、多かったのが「小学校5年生」と「中学校1年生」でした。中学受験をするお子さんは、小学校5年生から通い出す人が多いように見受けられましたが、小学校低学年から塾に通っているお子さんもおり、中学受験に向けて早々に準備をしているご家庭も一定数あることが分かりました。
その他の習いごとでいちばん多いのが「ピアノ」で、「英会話」や「スイミング」「そろばん」「書道」など、定番と言われる習いごとがあがりました。「プログラミング」と回答した人もおり、時流を感じます。
子どもの健康を優先したいけど…物価高で頭を抱えています
「健康面」で気になっていることとしては、多岐にわたっていましたが、特に多かったのは、「風邪によくかかる」「体調を壊しがち」でした。また睡眠や食に対する心配ごとも多くみられ、睡眠では「不眠症」と「睡眠時間がながすぎる」があげられ、食では「偏食」「拒食」「肥満」「食物アレルギー」があげられていました。また、子どもの発育に関するお悩みもあり「身長が伸びない」「歯並びが悪い」などがあがりました。他にも「目が悪い」、「アレルギー性皮膚炎」、「ニキビ」、「うつ病」が気になっているという回答がありました。
また、最近の物価高を前に切実なお声も寄せられました。「なるべく国産であったり、良いものを与えてあげたいと考えていますが、物価高が加速するのを目の当たりにし、家計との兼ね合いで我慢せざるを得ない状況になりそうで頭を悩ませています。」
推しグッズにお金使いすぎ…気になる我が子の金使い
子どもへの性教育、ポイントは「日常会話のなかで体験談で」
思春期のお子さんへの性教育について伺ったところ、親御さんご自身で性教育をしたと回答した人が16%でした。
ご自身で性教育をしたという方に、どのようなことをどうやって行ったか聞いたところ、口頭で日常会話のなかで体験談で伝えるという人が多くいました。
「私の月経についてを話ますし、子供の産まれる仕組みを家族で話します」
「テレビ番組を一緒に見ながら、私の経験も踏まえて話しました」
「避妊をしないと妊娠してしまうこと、堕胎するということは自分の心と体を深く傷つけることになると伝えました」
一方で、性教育を自分で行っていないという方々に原因を聞いてみたところ「性のことは話にくい」「機会がない」「男の子なのでどのように話したらいいかわからない」「しなきゃとは思うけれど難しい」「適切なタイミングが分からない」、「親からよりも同世代から学ぶと思ったので」「聞かれたら話す」などがあがりました。
友達が少ない我が子の人間関係が気になります
子どもの人間関係が気になっている人にどのようなことが気になっているかをお聞きしたところ友達の少なさと、友達から受ける影響を心配しているということが分かりました。
「友達がいません」「友達との関わりが希薄な気がする」「勉強をしない友人が多く、自分もしないでいいと思っている気がする」「些細なことですぐに噂話をする友人がいる」
また、親同士の人間関係についても聞いてみたところ「ママ友付き合いがつらい」「どんな付き合いをしたらいいのかわからない」「頻繁に連絡してくる親がいる」「彼女の親との付き合い方が分からない」という声があがりました。