冬の味覚の王者、かに。
最近は趣向をこらした特別料理も目立ち、楽しみは広がります。
シーズンは1月いっぱい。さあ、急いで!
2012年オープンした「うぶか」のテーマは〝甲殻類〟。2つのおまかせコースは、締めの炊き込みご飯まで怒濤のえび&かにラッシュ。さまざまな種類を、さまざまな調理法で。
鳥取県のアンテナショップに併設された「トットリーネ」。海の幸豊かな鳥取の、冬の目玉はやはり松葉がに。今がまさに旬で、1月いっぱいまで美味しく食べられます。
「クッチーナ・マジーア」でも冬のスペシャリテはかに。焼きがにを革命的アイデアで仕上げた最新作に、心が熱く躍ります。
「きときと 釣谷鮮魚店」では、その日に水揚げされた日本海の海の幸が夕方には店に。冬は地元で「うちうみのかに」と呼ばれて重宝されている本ずわいがにを使ったメニューが人気です。
〈東京分〉撮影/田村浩章 取材・文/伊藤由起〈大阪分〉撮影/前田博史 取材・文/寺下光彦〈名古屋分〉撮影・取材・文/永谷正樹 MAP/地図屋もりそん デザイン/鈴木 徹(豊田セツデザイン事務所)
Tokyo
うぶか
ふっくら蒸し上げたかにと、
じっくり炒めた
大根の甘みが好相性
季節のえび、かにをふんだんに使った月替わりコースの締めは、炊き込みご飯。北海道産たらばがにの蒸し汁で炊き上げたご飯に、丁寧に身をほぐしたかにがたっぷりと入っています(写真はほぐす前の状態。¥7,700コースより)。じっくり炒めて甘みを引き出し た大根の、クニュッとした食感も楽しい。(入荷により内容は若干変更あり)。
うぶか
東京都新宿区荒木町2 アイエスビルⅡ-1F
☎03-3356-7270
(営)18:00~23:00(L.O.)
(休)日・祝日、12/28~1/7
東京都新宿区荒木町2 アイエスビルⅡ-1F
Tokyo
オステリア・モンテマーレ・トットリーネ
鳥取県産松葉がにを
たっぷり使ったパスタ、
食べなきゃ損!
脚の繊維がきめ細かく、みその甘みも極上といわれる、「とっとり松葉がに」。これをたっぷりとトマトソースに加え、焼きがにをトッピングしたスパゲッティ(¥1,500・サラダ、パン付き)は、ランチ限定のメニューです。嫌みのない濃厚な美味しさに、週3回以上通う猛者もいるとか。
オステリア・モンテマーレ・トットリーネ
東京都港区新橋2-19-4 食のみやこ鳥取プラザ2F
☎03-5537-2558
(営)11:30~14:00、17:30~22:00(ともにL.O.)
(休)日・祝、12/29のディナー~1/6、7・8・9のディナー
東京都港区新橋2-19-4 食のみやこ鳥取プラザ2F
Osaka
クッチーナ・マジーア
革命的・
新アイデアで、
かにのジュースが弾ける
関西イタリアンを代表するシェフ・本窪田雅文さんが展開するカジュアルメゾン。厨房のダ・ヴィンチとも言われるクリエイティブさはかに料理でも全開。最新作は、パルミジャーノ粉を固めた皮でふたをしてローストする新技術で、かにの水分が失われずジューシーさが別次元。必ずエキサイトできるかに料理の新・金字塔作です(¥2,800)。
クッチーナ・マジーア
大阪市福島区福島1-1-20
☎06-6452-7771
(営)11:30~15:00、18:00~22:00(L.O.)
(休)無休※12/31~1/3休
大阪市福島区福島1-1-20
Nagoya
きときと 釣谷鮮魚店
11月初旬から
1月末の漁獲期のみ
味わえる冬の味覚
本ずわいがに(雌)の甲羅に、内子や外子、みそを盛り付けて、かに身とともにいただく甲箱蟹¥1,800(コース注文の場合は¥1,500)。とくに富山・新湊産の本ずわいがには太めで肉付きが良く、まったりとした甘みが堪能できます。雌の漁獲期は短く、11月初旬から1月末までのわずか3カ月間。味わうチャンスは今です。
きときと 釣谷鮮魚店
名古屋市中区栄1-4-7 島ビル2F
☎052-220-3788
(営)11:00~14:00(13:45L.O.)、17:00~23:00(22:00L.O.)
(休)無休※12/31~1/5休
名古屋市中区栄1-4-7 島ビル2F