いま、味も大きさも、従来のイメージを覆す
新しいかき氷が増えています。
暑さを忘れる最高のひとときをご堪能あれ!
谷中の〝夕やけだんだん〟を下り、路地を少し進んだところにある「ひみつ堂」。日光の天然氷を季節に応じて削り、四季折々の果実そのままの「純粋氷蜜(ひみつ)」をかける氷は、他に類のない美味しさです。
「志むら」は昭和14年創業の和菓子屋さん。かき氷は2・3階の喫茶室で食べられます。うず高く盛られた氷を崩さないよう食べるには、ちょっとしたコツが必要。
「緋毬」は日本古来の伝統的な甘味に四季折々のフルーツや洋菓子の技術などをプラスし、夏場は素材感たっぷりの自家製のシロップで味わうかき氷が大人気。
「yoncafe」の韓流かき氷はボリュームに加え、冷えても硬くならないかき氷専用餅を韓国から空輸するなど、細部にもこだわりが。
〈東京分〉撮影/田村浩章 取材・文/伊藤由起 〈大阪分〉撮影/前田博史 取材・文/寺下光彦 〈名古屋分〉撮影・取材・文/永谷正樹 MAP/地図屋もりそん デザイン/鈴木 徹(豊田セツデザイン事務所)
Tokyo
志むら
崖のごとくそびえ立つ氷に、
果肉たっぷりいちご蜜の衝撃!
高さ30㎝ほどもある氷の〝崖〟に、果肉たっぷり、トロトロのいちご蜜を流しかけた「生いちご」(¥800)。お客さんの半分以上がオーダーする人気メニューです。和菓子店ならではの「宇治金時」(¥850)は、口溶けのいいあんこの美味しさが際立つ一品。お好みで、白玉、ミルク、アイス(各¥100)を追加トッピングできます。
志むら
東京都豊島区目白3-13-3
☎03-3953-3388
(営)喫茶処 10:00~18:30、祝日~17:30(ともにL.O.)
(休)日曜、8/18~23
東京都豊島区目白3-13-3
Tokyo
ひみつ堂
旬のフルーツで作る
「氷蜜」のみずみずしい
美味しさに感激!
使う氷は、日光「三ツ星氷室」の天然氷。手動式の氷削機で薄く削り、「生メロン」「河内晩柑」(ともに¥800)など、四季折々の果実で作る〝氷蜜〟(ひみつ)をたっぷりかけて、いただきます。メニューは日替わりで十数種類、自家調合の「ひみつのヨーグルト」と果実の組合わせも可能。冷房のない店内ならではの、しっとり・フワッとした食感は感動的です。
ひみつ堂
東京都台東区谷中3-11-18
☎03-3824-4132
(営)11:00~20:00(売り切れ終了)
(休)月曜
東京都台東区谷中3-11-18
Nagoya
緋毬
コーヒーベースの
シロップが引き出す
マスカルポーネの甘み
パティシエが試行錯誤のうえに完成させた「ティラミス」¥850(手前)。コーヒーベースのシロップと氷の中に入るコーヒーゼリーのほろ苦さがマスカルポーネの甘みを引き立てている、リアルな味わい。氷が溶けても味が薄くならないのも◎。「宇治しるこ」¥700(奥)。愛知県西尾産の抹茶を使用。濃厚な抹茶の風味とこしあんの甘さが氷の口溶けとともに広がります。
緋毬
名古屋市中区栄3-4-6 サカエチカ内
☎052-961-6082
(営)10:00~20:00
(休)無休
名古屋市中区栄3-4-6 サカエチカ内
Osaka
yon -cafe
その大きさに驚愕。
すっきり爽やかな
韓流かき氷
有名韓国料理研究家・洪貞淑さん直営の韓流カフェの名物かき氷です。韓国の伝統レシピに現代のアレンジを加えたかき氷は、大ぶりの銀鉢いっぱいの迫力。キンキンに冷やしたマンゴーやラズベリーなど多彩なフルーツの酸味と、韓国直輸入の上質小豆、そして練乳の心地いい甘みは、心洗われる爽快さ。その絶妙のバランスで、冬にもお目当ての常連が多いとか。¥780
yon -cafe
大阪市生野区桃谷4-4-11
☎06-6711-6890
(営)11:00~18:00
(休)火曜
大阪市生野区桃谷4-4-11