旬の素材がたっぷりのって、
かき混ぜるとふわっと香りが立ち上る。
気持ちまで温かくなる炊き込みご飯、できました！

「和の食いがらし」のコースの締めの炊き込み御飯は、3～4種類から選ぶことができ、うにや鯛などの定番のほか、秋は松茸、甘鯛、ぎんなんなどが登場予定。

お米が主役の和食店「米福」は、常時5～6種類の特選土鍋ご飯（白飯）と、季節の炊き込み御飯をスタンバイ。なかでも「江戸前穴子の炊き込みごはん」は、リピータの多い一品です。

式年遷宮で多くの人で賑わう伊勢神宮・おかげ横丁に今年7月に開店した「横丁まるせい」では、伊勢湾特産の天然ふぐを使った手まり 寿司や焼きふぐなどのメニューが１年中楽しめます。

「懐食 清水」の土鍋炊きご飯は、9月はハモや子持ち鮎、10月には渡り蟹や松茸と、季節を細かく映して展開していきます。

〈東京分〉撮影／田村浩章 取材・文／伊藤由起 〈三重分〉撮影・取材・文／永谷正樹 〈大阪分〉撮影／岩本浩伸 取材・文／寺下光彦 MAP／地図屋もりそん デザイン／鈴木 徹（豊田セツデザイン事務所）

Tokyo
和の食いがらし

ピッカピカの
佐渡産コシヒカリが
うにまみれ！

うにごはん

新潟・佐渡島産のコシヒカリに、深い旨みのマグロ出汁、たっぷりのうにを炊き込んだ、目にも鮮やかな土鍋ご飯。杓文字で手早く混ぜ合わせると、磯の香りがフワッ。もっちりとしたお米にトロリとしたうにがからまり、三つ葉の香味が食欲をそそります。￥3,000（コースの食事としても選べる）

Tokyo
米福

穴子の骨でとった出汁で
炊くご飯に
煮穴子1尾の贅沢

江戸前穴子の炊き込みごはん

1合炊きの土鍋の蓋を開けると、艶やかな煮穴子が丸ごと1尾。下には、穴子の出汁でふっくら炊いたご飯が隠れています。お米が主役のお店だけあって、その美味しさは鉄板もの。さらに件の煮穴子は、系列の鮨屋「松栄」直伝の本格派。とろけるような口当たりと、お米の甘みが、口いっぱいに広がります（季節によりメニュー変更あり）。￥1,800

Mie
横丁まるせい

伊勢湾特産の
天然ふぐが季節を
問わず楽しめる

福の炊き込みご飯

ふぐの出汁で炊き上げたご飯の一粒一粒に上品な滋味と風味が凝縮。お茶碗2杯分あり、1杯目はそのまま、2杯目はふぐの旨みが溶け込んだ潮汁をかけて食べても◎。「福の炊き込みご飯」は、冷水で締めたふぐちりがメインの「福冷ちり御膳」￥3,000と、みりんと塩の2種類の焼きふぐが楽しめる「焼き福御膳」￥1,800に付きます。

Osaka
懐食 清水

じんわりふくらむ、
ハモの滋味に
心が弾む

ハモの土鍋炊きご飯

お米の芯までしみたハモの旨みは、高貴なほどの味わい深さ。ミナミの名割烹の名物、懐石料理の締めを飾る土鍋炊きご飯は、やはりレベルが違います。天然ふぐと同等に高価な最高級のハモを、身は炭火でパリッと付け焼きにし、アラの出汁でご飯を炊く手間が生む美味。9月の今こそ、最高潮です。昼￥5,250、夜￥10,500の懐石より。