フウフウホクホク、口に入れると広がる旬な香りとクリーミーな舌触り。
冬のグラタンはあっつあつが最高！

上野広小路にほど近い「厳選洋食さくらい」は、女性のお一人様にも人気のお店。やや小ぶりの器で供される「牡蠣グラタン」は、冬季だけのお楽しみ。

人形町「シェ・アンドレ ドゥ・サクレクール」は、フランス人のマダムが、にこやかに迎えてくれる気取らないカフェ。ランチ名物のグラタンは、フランス版おふくろの味です。

「洋食ダイニング ばかなる亭」は、大阪の洋食店で修業した店主が23年前に開店。昔ながらの洋食を独自にアレンジしたオリジナルメニューが定評です。

「洋食Katsui」のグラタンは「クラシックな料理をモダンに作る」というお店のポリシーどおりのオリジナリティ。新鮮な白子とグラタンの絶妙の相性に、心が熱々に。

〈東京分〉撮影／田村浩章 取材・文／伊藤由起 〈名古屋分〉撮影・取材・文／永谷正樹 〈大阪分〉撮影／岩本浩伸 取材・文／寺下光彦 MAP／地図屋もりそん デザイン／鈴木 徹（豊田セツデザイン事務所）

Tokyo
シェ・アンドレ ドゥ・サクレクール

フランス料理なのに
懐かしい。ひき肉とイモの
黄金コンビ

ジャガイモとミートソースのグラタン

ランチで人気のグラタンは、フランス人が大好きな家庭料理“アッシ・パルマンティエ”。3～4時間かけて仕込んだ密度の高いミートソースに、ふわふわのマッシュポテト、チーズの3層仕立てで、ボリュームたっぷりです。ランチ￥1,050（サラダ、パン、スープ付き）、ディナー単品￥1,200

Tokyo
厳選洋食さくらい

牡蠣のエキスが
溶け込んだソースが
超絶クリーミー！

牡蠣グラタン

「牡蠣グラタン」は、毎年10月下旬から3月くらいまでの限定メニュー。三重県産の大粒の牡蠣が、ごろごろっと4つ入っています。なめらかな口当たりのベシャメルソースに、牡蠣の旨みエキスが溶け込み、今の時季ならではのじんわり、コク深い味わい。ほうれん草の青みが、程よいアクセントです。￥1,400

Nagoya
洋食ダイニング ばかなる亭

キノコとチキンの
旨みを閉じ込めた
クレープが絶品

キノコのクレープ包みグラタン

キノコのクレープ包みグラタン￥780は、数あるメニューの中でも女性にいちばん人気の一品。ほんのりとバニラが香るクレープの中身は醬油ベースのソースでバターソテーしたキノコとチキン。生地からホワイトソースへと染み出した旨みが皿全体をまとめ上げています。アラカルトのほか全10品の「女性限定コース」￥2,980でも楽しめます。

Osaka
洋食 katsui

澄んだ白子のコクと、
熱々のバターの香りで
ほっこり幸せ

北海道産白子とウニのグラタン

口にした瞬間、体に響くのは透明感ある白子の滋味と、帆立スープが効いたグラタン生地の豊かな風味。余韻には上品に広がるウニの潮の香り。ミナミ随一の人気洋食店のオリジナルはやはり完成度・格別です。他にも牡蠣やマナガツオなど、季節を映す上質グラタンが充実。心の芯まで温まる美味しさ、今こそ満喫したい。