農家レストラン 陽・燦燦(はるさんさん)の目の前に広がる畑
絶景好きライター木村が、いつかは訪れたいと思っていた淡路島。関西圏では話題のリゾート地として有名ですが、実は東京からも新幹線と車で約4時間とアクセスが良く、何度でも訪れたくなる魅力いっぱいの島なんです。海に囲まれた島だからこそ味わえる新鮮な海産物から、恵まれた自然環境が作り上げた畜産、野菜、果物に至るまで、季節ごとに訪れたくなるような淡路島の「美食体験」を姉妹で堪能してきました。
★ 【美食体験その2】夕陽の見える開放的なテラスで 淡路の海と山の幸ディナー
★ 【美食体験その3】森に囲まれたテラスで朝食
★ 【美食体験その4】海辺の絶景 シーフードダイナー&カフェ
★ 【美食体験その5】旅が終わっても美味しい! 淡路のお土産
淡路島ってどんなところ?
淡路島は兵庫県の南部に浮かぶ瀬戸内海最大の島。明石海峡大橋で本州と結ばれているため車やバスでアクセスしやすいのに、離島ならではの観光スポットや絶景が楽しめる身近なリゾート地として人気。年間平均気温が15℃台と温暖な気候が特徴なので季節を問わずに楽しめ、そんな恵まれた風土から特産品も多く「食の宝庫」と呼ばれています。また『古事記』や『日本書紀』では日本で最初に生まれた島といういわれから「国生みの島」として、歴史的にも文化的にも魅力的な見どころがたくさんあります。海と山の絶景に癒され、豊富な食材で美食体験もできる、心と身体を満たしてくれるリトリートな島なのです。
宿泊したグランシャリオ北斗七星135°から見える神戸の夜景
【美食体験その1】畑の中の農家レストランでティータイム
東京から新神戸まで新幹線、そこから車で明石海峡大橋を渡り念願の淡路島入り!まずはじめに訪れたのは畑の中に佇む農家レストラン 陽・燦燦(はるさんさん)。こちらでは自社農園や淡路島の採れたて野菜を主役にした、その時々の季節を感じられるお料理やドリンクがいただけます。物語の中に入り込んだかのようなのどかな景色やお店の佇まいに、すでに癒されワクワクが止まりません。
夕食前なので、淡路島で採れた季節のフルーツを使ったドリンクをいただくことに。私はアイスティーといちじくという、大好きな要素が詰まったドリンクを迷わずオーダー。いちじくが丸ごと添えられていて、完熟の自然な甘さとアイスティーが相性抜群!もはやデザートな贅沢さは想像以上の美味しさでした。妹は、淡路島で65年以上続く柑橘農家「平岡農園」さんのレモンを使ったレモネードをチョイス。すっきりとした香りと酸味が、旅の疲れを癒してくれます。
またこちらのレストランでは「食」だけではなく、目の前の畑などで収穫や植付けなどの農業体験も楽しめるので、ファミリーにもおすすめ!淡路島名物の玉ねぎをはじめとする野菜たちの、育つ様子を間近で見て収穫することで、「食」と「体験」を通してSDGsについて楽しく学ぶこともできます。収穫やワークショップのスケジュールはHPで随時更新されるのでチェックしてみてくださいね。
【美食体験その2】夕陽の見える開放的なテラスで 淡路の海と山の幸ディナー
いよいよお待ちかねのディナータイム。兵庫県立淡路島公園の高台に位置するラグジュアリーヴィラ「グランシャリオ北斗七星135°」にチェックイン後、夕日が見えるテラスで乾杯。心地よく吹き上がる秋風を感じながら、夕食前のひと時を静かに堪能。
グランシャリオでいただくお食事は、東京ミッドタウンをはじめ国内外に13店舗のお店を持つ山下春幸氏が監修した、淡路島産の食材を生かした新和食コース。夕食は淡路ビーフを贅沢に使用したすき焼きや、季節限定コースなどから選択できるのですが、どれも美味しそうなので、迷いに迷っていちばん人気の「淡路ビーフ山海トマトすき焼き」に決定!「昼網漁」で採れた天然真鯛、鳴門わかめ、マイヤーレモン、最高ランク淡路ビーフ、淡路産生うに、淡路玉ねぎと、「おいしい島・淡路島」がぎゅっと詰め込まれたコースに、これまた淡路産のお酒を合わせて至福のディナータイムを堪能させていただきました。
淡路産の玉ねぎは糖度が通常の2倍だそうで、その甘さを生かしたすき焼きは大人にぴったり。木箱に入った生うにはそのまま食べたり、お肉に乗せて食べたりと贅沢に、そして豪快にいただき、最高の美食体験となりました。
【美食体験その3】森に囲まれたテラスで朝食
棟ごとに異なるテーマで本格フランス料理が楽しめる「Aubergeフレンチの森」
まるでヨーロッパの山間にあるレストランのような「Aubergeフレンチの森」。こちらは、新進気鋭の3名のシェフが、棟ごとに異なるテーマで淡路島の旬の食材の魅力を引き出した、極上のフランス料理が堪能できる滞在型のレストランなんです。今回は、小鳥のさえずりを聴きながら、自然一体型の朝食を楽しんできました。
いずれの棟も1階がレストランフロア、2階が宿泊施設となっていて、大自然に囲まれた森の中で「食」と「癒し」の至高の時間を満喫することができるのが魅力。宿泊者以外も、ランチ、ディナータイムは食事のみの利用も可能なので、日帰りの方にもおすすめです。
【美食体験その4】海辺の絶景 シーフードダイナー&カフェ
淡路島観光の合間にぜひ立ち寄りたいのが、海辺にある絶景を見ながら美食体験ができる「miele the DINER(ミエレザダイナー)」。目の前に海が広がる絶景の中、1階は淡路島の新鮮な魚介類をダイナミックに味わえるシーフードレストラン、2階は淡路島の果物を使ったカフェと、用途に合わせて利用できるのが魅力。
姉妹で仲良く「ダイナーズレモネード」をオーダー。カモミールやジャスミンのレモネードティーの他、島クラフトコーラや島ジンジャー、島のミルクティーなど、淡路島を満喫できる豊富なドリンクメニューに加え、ベーグルやスコーン、島のフルーツを使ったアサイーボウルが旅の途中の小腹を満たしてくれます。
カフェのお隣に超巨大なハローキティを発見!淡路島には「海のハローキティエリア」と「丘のハローキティエリア」の2つのハローキティが楽しめる施設があるそう。こちらは海のハローキティエリアで、竜宮城をテーマにしたメディアアートやレストラン、カフェなどを併設する複合エンタメ施設。ハローキティ好きとしては見逃せない施設なので、次回のお楽しみに取っておきたいと思います!
海を眺める大きいハローキティ♡かわいすぎる
【美食体験その5】旅が終わっても美味しい! 淡路のお土産
旅のお楽しみのひとつでもあるお土産を選ぶために、海沿いにある「のじまスコーラ」にやって来ました。こちらは閉校になった小学校をリノベーションしたマルシェ×レストランで、地域活性のシンボル拠点として地元の方々にも大人気の複合施設だそう。
マルシェでは、淡路島で人気の特産物や雑貨、淡路島玉ねぎをはじめとする朝採れの新鮮な野菜や果物が勢揃い。旅が終わった後も、淡路島のおいしさが少しでも続くように、玉ねぎドレッシングやすだちポン酢、玉ねぎスープを購入してみました♪
取材/木村まい