子どもや妊婦でも飲める、米麹で作ったノンアルコールの甘酒をご存知ですか? 米麹とは蒸した米に麹菌を繁殖させたもので、味噌や醤油など、日本の伝統的な発酵食品に欠かせないもの。そんな米麹がもつ自然の甘みを生かした「こうじあまざけ」が久保田にありました。久保田と聞いて思い浮かぶのは新潟の美味しい米と水で造られた日本酒ですが、この甘酒は酒粕ではなく酒を造る工程で必要な米麹を使っているためアルコールは0%! 小さい子からお年寄りまで誰でも気軽に飲むことができます。
「久保田 こうじあまざけ」の原料は、シンプルに米麹と仕込み水、食塩のみ。麹菌には米のデンプンを糖に変える力があるため、砂糖などの甘味料を加える必要がなく、米麹由来の自然な甘味を楽しめます。飲んでみると本当に砂糖が入っていないの? と思うほど優しい甘さです。
久保田を造る朝日酒造では、「日本酒を飲めない方にも『久保田』の味わいを体験してもらうきっかけをつくりたい。」という想いから、酒造りで培った技術を活かして麹甘酒を開発。久保田に使用しているの種麹と新潟県産の酒米「五百万石」を使った、久保田にしか出せない上品な味わいの甘酒に仕上がっています。
【実食Report!】
“甘酒は甘すぎる”という印象を覆す、ほんのりとした甘さで後味すっきり! 酒粕の甘酒のような香りやクセもなく、ついつい飲み過ぎてしまうほどとっても美味しいです。そのまま飲んでもokですが冬は電子レンジで温めて、生姜やハチミツ、柚子をちょい足しして飲むと体がぽかぽかします。
写真は、朝日酒造の社員さん直伝のフルーツを加えたアレンジレシピ。キウイ、りんご、いちご、きんかん、バナナ、ブルーベリー、ピンクグレープフルーツなど、酸味あるフルーツをすりおろし器やミキサーでピューレ状にし、レモン汁をちょっぴりプラスするのがオススメなのだそう。
甘酒は飲む美容液と言われるほど、ブドウ糖や必須アミノ酸、ビタミンB群などの栄養素がたっぷり。忙しい朝でも手軽に飲めるから一日の始まりにぴったりですね。他にもアレンジレシピが色々あるのでご紹介します。
【アレンジレシピ】
耐熱カップに久保田 こうじあまざけとヨーグルトを入れよくかき混ぜ、電子レンジで温め(600w / 1分)、仕上げにきなこをトッピング。ヨーグルトと甘酒って合うの?! と恐る恐る飲んでみましたが、きな粉をプラスすることで、ほっこりとする優しい飲み心地になって美味しかったです。
甘酒を電子レンジで温め(600w / 1分)、レモン汁を入れてかき混ぜ、レモンスライスを浮かべるだけで、ビタミンCやクエン酸たっぷりの冬バテ防止レシピが完成します。お好みでハチミツや生姜をプラスしても美味しかったです。
電子レンジで温めた(600w / 1分30秒)甘酒に、小さく割った板チョコレートを割ってかき混ぜながら溶かすだけ。チョコソースを入れても簡単にできます。甘さ控えめなビターチョコレートを選ぶとオトナなホットチョコレートに。
甘酒は朝食だけでなく、ちょこっと小腹が空いた時や寝る前に飲むのもオススメなのだそう。自分好みにアレンジしながら毎日飲むことで、美味しくインナービューティーを磨けます。
取材/本條千春