食欲が減退しがちな暑い夏、
フルーツを使った料理ならサラリといただけて、
弱った体や肌を優しく、美味しくケアできます。

 フルーツをふんだんに使った全9品のコースが人気のカジュアルフレンチ「キキハラジュクフリュイドゥマ パッション」。

 天井が高く開放的なダイニングが気持ちいい「レゾナンス」の冷製桃のカッペリーニは、毎夏問合わせが相次ぐ人気メニュー。

 「ドディチ・マッジョ」は名古屋料理界の重鎮、今村光志氏がオーナーのイタリアンの名店。旬のフルーツを多用し、クラシカルな手法を用いながらも、ヘルシーに仕上げてあるのが特徴です。

 大阪・北新地「ラビット・ファーム」も極上フルーツを取り入れた料理がテーマのダイニング。写真の品のほかにも鱧のフリットと白桃や、スカンピとパッションフルーツなど、心躍る名品が無数に揃っています。

〈東京分〉撮影／原務 取材・文／伊藤由起 〈名古屋分〉撮影・取材・文／永谷正樹
〈大阪分〉撮影／岩本浩伸 取材・文／寺下光彦
MAP／地図屋もりそん デザイン／豊田セツデザイン事務所

Tokyo
キキ ハラジュク フリュイ ドゥ マ パッション

宮崎産マンゴーの
リッチな甘みと香味の
バランスが絶妙

マンゴートマトの冷製スープマスタード風味のサワークリーム 自家製らっきょ

ほんのり温かいアミューズのあとに登場するのが、こちらの冷製スープ。糖度の高い山梨産トマトのスープは、少量の梅干しを加えて爽やかさをプラス。濃厚な甘みと香りを持つ宮崎産マンゴーにピメントエスプレット、マスタードを加えたサワークリームがマッチします。可憐なニラの花がアクセント。￥3,500コースの一品。

Tokyo
レゾナンス

パリッとした桃と
冷たいトマトソースの
フレンチ的パスタ

冷製桃のカッペリーニ

パリッと歯切れのいい桃は、桃のペーストやリキュールで風味をアップし、トマト、レモンビネガー、アンチボワーズビネガーの酸味を重ねて、奥行きのある味わいに。生ハムの塩けや、ミントの涼味も口にうれしい、8月末までのスペシャルな一皿です。ランチ単品￥1,600、夜はコースに＋￥1,200で追加可能。

Nagoya
ドディチ・マッジョ

市場に出回らない
希少な桃を味わう
夏だけの贅沢

山梨の桃とフレッシュフォアグラのソテー

山梨の契約農家から直送された糖度の高い桃をふんだんに使った「山梨の桃とフレッシュフォアグラのソテー」。バルサミコの酸味が桃とフォアグラの一体感をより強固なものに。濃厚な味わいのゴルゴンゾーラのラビオリも心地よいアクセント。￥2,600。ランチ（￥4,500～）やディナー（￥8,800～）でも楽しめます。

Osaka
ラビット・ファーム

徹底吟味の極上
プレミアム・フルーツで
滋味がより豊かに

オマールエビとイチジクのミルフィーユ仕立て

一見、カジュアルなダイニング・バーですが、オーナー宮内健さんのプレミアム・フルーツの目利きは学究肌なほど。全国の農家を訪問し、極上品種のみ仕入れるフルーツは、香り甘みとも異次元レベル。愛知産「白イチジク」の上品な甘みで、軽くボイルしたオマ ールエビの滋味が一気に膨らむマジックに、まずは驚いて。￥1,980。