「花に囲まれた素敵な生活をしていて羨ましい」。よくこんなことを仰っていただきます。今でこそお褒めの言葉をいただく私ですが、もちろん初めから今のような花のある暮らしをしていたわけではありません。花を生ける習慣を積み重ねていくうちに、自然とテクニックも磨かれていったのだと思います。
なので、「はい、今日から花を生けてください！」と言われたところで、「私、習ったことないし……」と怖気づくのは当然。そんな初心者の方は小さな一輪挿しから取り入れるのがオススメです。ポイントは同じ種類の花もしくはグリーンを生けること。１本でも２本でも３本でも構いません。それを規則的に、もしくはランダムに並べて置いてみてください。たったそれだけで十分可愛いと思いませんか！ 色はベーシックに白とグリーンで始めると失敗なく飾れます。
次のステップでは、一輪挿しをトレーにまとめたり洋書の上に置いてみたり、キャンドルと組み合わせたりひとり分の食事やおやつのセッティングに取り入れてみる。さらにベースとなる白とグリーンにもう一色、好きな色を加えてみてもいいかもしれません。グリーンについては葉や色のニュアンスが違うものや実ものを混ぜても自然に素敵にまとまるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
一輪挿しに慣れてきたらもう少し大きめの花瓶にステップアップ。高低差を意識して飾ると素敵なコーナーが簡単に作れます。
もうひとつ、花を生けるのに自信がない人にオススメしたいのがカットガラスの花瓶。花瓶の中で茎が交錯した様子が見えにくく、テクニック不足を上手くカバーしてくれます（笑）。
Wako incで提供させていただいているサービス、
「お花の毎月便」http://wakoinc.jp/flower/ でこんな感想をよくいただきます。「花を飾るようになってから、部屋が片付くようなった」。部屋が散らかっていてはお花に失礼だから……そんな意識が自然と人が部屋を片付けるよう、仕向けるのかもしれません。たった２～３本の花を買う、もっと言えば数本の花を庭から摘んでくる、そんな小さなことから始められる素敵な花ライフは「いつか」ではなく、「今」から始められます。あ、その前に。花瓶をまず買ってください（笑）。花瓶を買えば、間違いなく花を生けたくなるので！
