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【実録】「セックスと恋愛はお金で”外注”がいい」40歳母親が「女性用風俗=女風」は安全と語る理由とは

結婚後、パートナーを一筋に愛し、健やかなる時も健やかなる時も、真心を尽くし生涯添い遂げる……。これはおそらく一般的に理想の夫婦像かと思いますが、果たして、実際に実行できる女性はどれほど存在するのか? 職業柄、多くの女性の話を伺っていると、ふと疑問に思うことがあります。

この記事では、綺麗事だけでは語れない女性の人生の、公には語られない秘密をこっそり教えていただきます。今回は、ここ最近水面下で流行っているという「女性用風俗=女風」を利用しているという直子さん(仮名)の体験談。

▼後編はこちら!
【続】40歳女性が「女風」を使ったのは、まさかのママ友の口コミ…?「女性用風俗」のリアル体験記と感想

直子さん(仮名)40歳

家族構成:既婚、10歳の男の子
★ 「女風」が流行る理由
★ 「セックスは外注」...それは「安全策」?
★ 落ち度はないけれど、「つまらない」夫

「女風」が流行る理由

最近、巷でよく耳にするようになった「女性用風俗」(通称:女風)。その存在に興味を持つ女性は想像以上に多く、また「使ったことがある」という声も頻繁に聞くようになり驚いています。

近年、女性の性欲は肯定的に認められ、恥ずべきものでも隠すことでもなくなりました。大手百貨店のフェムテックのフェアでセルフプレジャーグッズが売られ盛況だったことが話題にもなりました。

女性たちが女風を使う理由は性欲解消や好奇心が多い印象ですが、その他にも、パートナーとのセックスレス解消の指導、DVや性的被害による男性恐怖症の克服、また病後のリハビリなども挙げられるそうです。

とはいえ、家庭を持つ女性が実際に女風の使用に至るまでは、それなりの意気込みや行動力は必要だと想像します。直子さんの場合は、一体どのような経緯で女風を利用することになったのでしょうか?

「セックスは外注」...それは「安全策」?

「女風は私にとって、安全策なんです。セックスと恋愛は、お金を払って“外注”。家族のためにも自分のためにも、それが一番平和だと思っています」

小柄で華奢ながら丸みのある女性らしい体系に、白い肌と艶のある栗色のセミロングヘア。色素の薄い大きな瞳が目を引く直子さんはいわば“大人かわいい”という言葉がぴったりな女性で、やや強めの口調で言い切ったそのセリフは少々不釣り合いな印象がありました。

私、もともとすごく恋愛体質な女なんです。でも、この恋愛体質に気づいたのって実はつい最近で……。

学生時代から結婚前まではいろんな男性と付き合いましたが、ロクな思い出がありません。もちろん楽しいこともあったけど、浮気されたり疑って束縛したり、逆に私の気持ちが冷めてストーカー騒動が起きたり……。ダメ男を引き寄せがちなタイプでもあると思います。

恋愛って、幸せより面倒が多い。でも1人でいるのは寂しい。だから早く結婚して落ち着きたいと、20代の頃はずっと思っていました」

直子さんの気持ちは何となく理解できます。恋愛は人生に彩りを与えてくれると同時に、痛みやストレスにダメージを受け疲弊することも多い。出会いと別れを繰り返すのは、精神力も体力も消費しがちです。直子さんは明らかに男性にモテるタイプなので、良くも悪くも恋愛経験が多かったようです。

「結婚するなら、優しく穏やかで真面目で誠実な人。もう面倒な思いはせず、家庭でほんわか過ごしたいと思っていました。夫は実際、私にはもったいないくらいよくできた人です。結婚はまさに『めでたし、めでたし』みたいな感じで、息子を生んだくらいまでの時期はハッピーエンドを絵に描いたような人生で幸せでした。

なんですが……。育児に想定外に振り回されてふと気づいたら、なんていうか……、イライラや疲れや大変さを通り越して、何だか夫に興味がなくなって……飽きた、と思うようになったんです

落ち度はないけれど、「つまらない」夫

「夫は真面目でいい人で、落ち度は特にないです。ですが、それが『つまらない』と思うようになりました。子どもは可愛いし唯一無二の存在。でもそれとは別に、特に面白味もない夫が『お父さん』にしか見えなくなって。夜の生活も自然となくなりました。もともと8歳年上だったこともあり、何だかゆるやかにおじさんになっていく彼の隣にいると、不満というよりも切ない気持ちになるんです」

これは、たしかに夫に落ち度はまったくないようです。また、こうした話はどちらかというと男性側から聞くことが多い印象だったので意外でした。

「そこから、だんだん家庭外に目が行くようになって……。同窓会で久しぶりに会った同級生や、仕事関係で出会った人と関係を持ってしまいました。マッチングアプリを試したこともあります。好きな人ができると、おそらく幸せではあると思うけど平凡で刺激のない日々が活性化されるような感じで、すごく充実感を持てるんです

結局のところ、直子さんは「もういらない」と思っていた恋愛を再び求めるようになったようです。ですが、やはり恋愛にはネガティブな面もリスクもあるのです。

「でも、私は既婚の身分。好きになってもその先はない。なのに私はどうしても本気になりがちで、そうなるとただただ辛いんです。重たく思われて相手からフラれたこともあるし、このままじゃさすがに家庭が崩壊する、息子と夫を傷つけたくないので自分から別れたこともあります。恋愛は無痛ではいられない。不倫の場合はもっとそうです。リスクも負いたくない。

自分がわがままなのは百も承知ですが、理性で欲や衝動を止められないんです。これが恋愛体質なんだと思います。

完全に家族と化して身体の関係もなくなった夫だけを見て、まだ長い人生を過ごすのかと思うと気が滅入る。もう恋愛もセックスもできないなんて、そんな人生私は嫌だ……。そんなふうに思っていたとき、ママ友が『女風』と使ったという話を聞いたんです」

▼続きはこちらから
【続】40歳女性が「女風」を使ったのは、まさかのママ友の口コミ…?「女性用風俗」のリアル体験記と感想

取材/山本理沙

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