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【続】40歳女性が「女風」を使ったのは、まさかのママ友の口コミ…?「女性用風俗」のリアル体験記と感想

巷でよく耳にするようになった「女性用風俗=通称・女風」。出産をきっかけに夫への恋愛感情と身体の関係がなくなり、けれど「このまま一生恋愛もセックスもできないなんて嫌だ」と強く思っていたという直子さん(仮名・40歳)。

とはいえ不倫で家族を傷つけるというリスクを負うのも避けたかった彼女は、女風という選択肢を選ぶことにしたのです……。

▼前編はこちら
【実録】「セックスと恋愛はお金で”外注”がいい」。40歳母親が「女性用風俗=女風」は安全と語る理由とは

直子さん(仮名)40歳

家族構成:既婚、10歳の男の子
★ まるでジムやエステのように「女風」を勧められ..
★ ママ友が「女風」を呼ぶ場所は、なんと自宅マンションの…
★ 女風は「カウンセリング」から始まり…
★ 「女風」の擬似恋愛は「無痛」でいられる

まるでジムやエステのように「女風」を勧められ..

「女風を使ったというのは息子の学校のママ友です。普段はそんな話をするほどの距離感ではないのですが、たまたまママ同士の飲み会の席が隣になり、夫の愚痴で盛り上がるうちに突然『それなら女風を使ったら? 悪くないよ』と言われたんです

そのママ友も長年のセックスレスに不満を抱えており、あるとき友人の紹介で女風を使い始めたと言います。

まさかママ友の口コミがきっかけで女風を利用したとは驚きますが、しかし身近な人の体験談だからこそ「私も使ってみよう」という気持ちになったのかもしれません。逆にそんなきっかけがない限りは、やはりあえての踏み込みに躊躇するようにも思います。

「最初は緊張したけど、そう大それたことでもない。エステや映画なんかを観に行くのとそう変わらない。息抜きと気分転換に良いよ、と言われました。しかも初回は安いとか紹介割引があるとか、LINE登録をすると何%オフになるとかで……。

まさにエステやジムの体験を勧められているふうでしたし、お酒の勢いもあり、その場でキャーキャー盛り上がりながら予約をしてしまったんです」

ママ友が「女風」を呼ぶ場所は、なんと自宅マンションの…

直子さんが勢いで予約をしたのは、出張型の女性用風俗店でした。よって、セラピストと呼ばれる男性を選び予約をするだけでなく、場所も手配する必要があります。

「場所は基本どこでもよく、家に呼ぶ女性もいるようですが、もちろん私はそんなことできないので大手チェーンのホテルのデイユースを手配しました。ラブホテルが一番手軽なようですが、知識もないしさすがに気が引けて。

ちなみにママ友は、自宅マンションのゲストルームに呼ぶことが多いと言っていました。安いし近くて、何より一番人目につかないと。まさに灯台下暗しって感じですよね……」

女風は「カウンセリング」から始まり…

いよいよ当日、直子さんは先にホテルにチェックインし、シャワーを浴びてセラピストを待っていました。

ママ友の言った通り、初回はかなりの緊張状態になったそうですが、セラピストが部屋に訪れ、やはりジムやエステのように「カウンセリング」を始めた頃には気持ちが落ち着いたそうです。

「私が指名したのは、そのお店で一番人気の元アイドルという20代のセラピストさんです。どうせならイケメンがいいと思って。彼はたしかに綺麗な顔立ちをした、清潔感のある優しそうな印象の男の子でした。一番人気というだけあり、まさにプロという感じ。

20代の男子から見たら40歳の私なんてただのおばさんだと思うんですけど、コミュニケーション能力がすごく高いんです。フラットだけどお姫様扱いしてくれて、どんなプレイに興味があるかとか、苦手なことやNG行為、心配事なども丁寧に聞いてくれ……。『プライベートでは言いにくいことも、何でも言ってください』と言われ安心しました。

カウンセリングでしばらくおしゃべりをしているうちに、『私はやばいことをしてる』『女風を使うなんて……』みたいな葛藤が消えてリラックスできました。そして、まずは肩と腰をマッサージをしようとベッドに横になり、そこからだんだん密着して……という流れで、そこからはあっという間。すべてがプロの技、という感じです」

風俗は当然ながら「本番」はないので、直子さんは手と口での愛撫、そして大人のおもちゃを使ったサービスを受けたそうです。時間はカウンセリングから最後にセラピストと一緒に入るお風呂も含めて120分。

またキスや粘膜接触の有無、お風呂に一緒に入るかどうかなどはカウンセリングで事前に決めるそう。他にもソフトなSMプレイ、コスプレなど、様々なオプションがあるのだそうです。

「女風」の擬似恋愛は「無痛」でいられる

ちなみに、女風利用者の感想は賛否両論かなり分かれると言います。

「まったく合わなかった」という女性もいれば、「良すぎて病みつきになりそう」とハマる女性もいる。また利用はしたものの「やっぱりお金を払うのに抵抗がある」「何なら自分がお金をもらいたい」という意見もあり、人によって使用感はまったく違うそう。

「私の場合は、これだ……! と思いました。相手はプロで、お金を払っているからこちらも変に気を使わず、サービスを受けるのに徹してるだけでいい。それがすごく気楽で、心も体も満足。気持ちを害されることもないし、相性が合わなければ他のセラピストを指名すればいい。

私は割り切った大人の恋愛みたいなものがうまくできなかったんですが、たぶん、女風で初めて男性とライトな関係というのを実践できた気がします。『本番』の身体の関係もないので、そのおかげで気持ちが入り込みすぎずに済んでいるのかもしれません」

これまで恋愛面で痛い思いも多く、不倫相手にも本気になり辛い思いをした経験が多かったという直子さん。恋愛体質だという彼女にとっては、お金を払ってサービスを受けているという事実がちょうど良い歯止めとなり、まさに無痛の状態でいられるよう。

「セラピストさんから『次はいつ会える?』『来週会おうよ』『直子に会いたい』なんて営業のLINEもよく来るんですけど、それも含めて私は満足しています。

まさに疑似恋愛に乗っかる感じですけど、それがちょうどいいんです。おいしさしかないプロの彼氏を外注。リスクも最小限だと思っています」

そう淡々と語る直子さんは、現在、月に1回ペースで女風を利用していると言います。料金はホテル代も含めて1回3〜4万円。直子さんはコスパがよく満足度の高いサービスと思っているようです。

客観的にお話を聞いていると、女風を使うリスクはゼロではないと思いますが、たしかに不倫をするよりは精神的にも安全なのかもしれません。ただ、法的には風俗も「不貞行為」となる場合もあります。

恋愛や異性からの刺激は、他には変えがたい楽しみであることは間違いないと思います。しかし本当にリスクを抑えるのであれば、刺激は異性に求めるのでなく、没頭できる趣味や仕事を見つけるという方法もあります。特に家庭のある方はどうか慎重な選択を……。

取材/山本理沙

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