皆さん、こんにちは。
STORY beauty&health担当ライター稲益です。
今発売中のSTORY 6月号の連載「チームSTORYのコスメ品評会!」コスメカレンダーで紹介している
ゲランのミツコ 有田焼スペシャルボトル(5月1日発売)。
少し前になりますが、アンダース東京で行われたお披露目のディナーセッションの様子をお伝えします。
1919年に誕生したゲランの名香MITSOUKO(ミツコ)。
3代目調香師ジャック・ゲランが、クロード・ファレールの小説『ラ・バタイユ(戦闘)』のヒロインMITSOUKO(ミツコ)に
インスピレーションを受けて創られたというエピソードはつとに有名です。
日本を代表する佐賀県の磁器、有田焼が今年400周年を迎えるにあたり、
「ゲランの創造的なクリエーションの歴史が今後も続いていくように」との願いを込めて
実現したのが「ミツコ 有田焼スペシャルボトル」。
スペシャルボトルを制作したのは1804年創業の老舗窯元「弥左ヱ門窯」。
“ハレ”を表現する「旭日」をモチーフに、格調を表す「桐」、長寿を表す「菊」、生命のしるし「梅」、邪気を払う「牡丹」など
縁起のよい吉祥文様をあしらったデザインは、そばに置くだけで運気がアップしそう。
ゲラン5代目調香師ティエリー・ワッサー氏、弥左ヱ門窯七代目・松本哲氏も来場し、
スピーチの後、ミツコにちなんだスペシャルディナーが有田焼のプレートでサービスされました。
マッシュルームやコケ、ピーチなど、どのメニューもミツコの香料からインスピレーションを受けたものばかりで、
佐賀牛など有田焼の産地にちなんだ食材が盛り込まれていました。
そして、
えっ、これが有田焼?
と驚くシンプルなプレートばかり。
弥左ヱ門窯が都会的なライフスタイルにもマッチするものを…とスタートさせた「ARITA PORCELINE LAB」というブランドです。
こんなモダンなお皿なら、和洋中何でも合いそうですね。
デザートはピーチエルダーフラワーを使ったストロベリーミントスープ。
洗練ディナーの〆にふさわしく、伊万里の名を世界に轟かせた伝統的な文様のプレートでサーブされました。
弥左ヱ門窯では、先月熊本を中心に九州地方を襲った地震による大きな被害はなかったそうですが、
被災された工房もあるそう。一日も早い復興が待たれます。
ところで、ゲランのアイコンとも言えるミツコは、私にとって“着物に似合う香水”というイメージでした。
でも、40代になった今つけると新鮮!
ジャスミン、メイローズ、ピーチがフルーティに香るシプレーノートは、大人の女性の洗練を感じさせます。
ゲランの使命でもある、女性一人ひとりを「記憶に残る存在」にすることは、
伝統と革新が融合する中で叶えられるのかもしれない……ディナーの余韻に浸りながら、
そんなことを考えた至福のひとときでした。
<商品情報>
ミツコ 有田焼スペシャルボトル ¥45,000
(ミツコ 有田焼ボトル、オーデトワレ リフィル75ml、漏斗)
5月1日より限定発売中
ゲラン公式HP : http://www.guerlain.com/jp/ja