＜中＞ MALIA.さん 41歳
1983年生まれ、本名・新保真里有。ギャル雑誌のモデルとしてキャリアをスタートし、現在は７つの会社を経営。波瀾万丈のプライベートにも注目が。最後の子育てに邁進すべく、ドバイに移住。

＜左＞ ポコちゃん（海緒）5歳
MALIA.さんご自身の三男。MALIA.さんのSNSではポコちゃんの愛称で知られる新保家の末っ子。生まれた時から規格外のビッグベイビー。愛情たっぷりに育てられ、いつもニコニコ癒し系。

＜右＞ お孫ちゃん 3カ月
MALIA.さんにとっての初孫はJリーガーである長男・海鈴さんの第一子である女の子。撮影時は生後３カ月と生まれたばかり、新保ファミリー期待の新人！

―――18歳で妊娠、結婚、19歳で長男を出産。当時のＭＡＬＩＡ．さんは生意気ざかりのギャルモデル。その後の離婚、結婚、出産……その都度ワイドショーや週刊誌を賑わせてきました。

「長男を出産した20年前は、妊婦を取り巻く環境も今とは全然違いました。情報も少なかったし、わからないことだらけ。同世代に同じ境遇の友達がひとりもいなかったから、誰にも悩みを相談できなかったの。それでも赤ちゃんができた！ という事実が私を最高にハッピーにしてくれた。未熟なティーンエイジャーだった私を大人へと導いてくれたのは子育ての経験です」

―――奔放な女性、恋多き女……４回の結婚と離婚という事実はひとり歩き。

「子どもが一番、それは揺らがない事実で、身近な人たちはそれをわかってくれている。生身の私を知らない人が何を言っても別にどうでもいいの。いつだって自分の気持ちと子どもたちとの生活を一番に考えてきた結果が今。多くを語らなくても、子どもたちは私の選択をいつも理解してくれました」

―――昨年末には初孫が誕生。ママになるのも早かったけれど、おばあちゃまになるのも光速のスピード！

「年の近い上３人の子育ては、駆け出しママとしてがむしゃらに。５歳の末っ子は、経験を活かして孫育てのようなスタンスで。だけどこんなに早く本当の孫に会えるとは想定外。うれしすぎるサプライズ！ 自分の出産とは全然違う感情に気づいたの」

―――三男と始めたドバイ暮らし。長女も合流して賑やかな日々。

「15歳でモデルになって以来、ずっと私の中の大きな部分を仕事が占めていました。子どもたちを育てていくため、肩身の狭い思いをさせないためにも、働かないという選択肢はありませんでした。母と別れた父は実業家だという認識はあったものの、地元の名士の家柄だと知ったのは、わりと最近のこと。私は父方ＤＮＡを受け継いでいるのかな、経営が得意でボスとしても優秀（笑）。だけどあるときふと目が覚めちゃった。私の子育てはファイナルシーズンに突入しているんだと。

いてもたってもいられなくなって、海外移住を決めました。物理的にも仕事ともう少し距離を置ける環境に行かなくちゃ、と思ったの。子どもとじっくり向き合う時間が今の私にとって大切なご褒美。おばあちゃまにはなったけれど、現役ママとして奮闘の日々はまだまだ続きそうです」

「大丈夫、あなたはママ０歳なんだから」。19歳の自分にかけてあげたい言葉、知っておきたかったこと、子育てにおけるポリシーを綴ったMALIA.さんの新著が好評発売中。

（A-Works）¥1,760