―STORY10月号
木村拓哉さんVS二宮和也さん
まるで「白と黒」なイイ男対決―(裏話初回は木村さん分です)
撮影は7月中旬、都内スタジオにて。
個別取材に先駆けて行われた合同取材では
記者の質問に正面から真剣に答えてくださる木村さん。
決められた時間の最後の方で
質問しようと手を挙げた記者に
もう時間なので・・・と告げたスタッフに
「手を挙げてるんだから、、、(記者に向かって)いいよ」と言って
促す木村さんがもう男前すぎて震えます!
なのに、お茶を飲み干したあとの白いプラカップを
下の歯だけでくわえたりする様子がめちゃめちゃお茶目!
合同取材では
「ファンの方からのお手紙を読んでいたら
『映画館で前売りを買おうとしたら、スタッフさんの
“罪人”、あと何枚?って言うのが聞こえました』って書いてあって
うわ、この映画、現場では罪人、って呼ばれてるんだ、って面白かった」
という話も出て、ファンレターに丁寧に目を通していらっしゃることが
分かって感動しました。
個別撮影に入ると、木村さんのオーラはさらに倍増。
黒いスーツで登場しただけで周囲の空気が激変します。
自らジャケットのポケットに手を出し入れして
ポーズを確認してくださったり、
鏡を使った撮影のシュミレーションでは、
代役を務める予定のスタジオスタッフを「いいよ」とばかりに促し、
ご自分からスタントドインしてくださるなど、
フットワークの軽さにビックリ。
木村さん自身から、いい写真にしようという強いプロ意識が伝わり、
現場の緊張感はいい意味でどんどんヒートアップ。
無事に撮影が終わり、インタビューへ。
ここでも映画にかける木村さんのアツい想いが炸裂し
じっくり言葉を選びながらの密度の濃いお話が続きます。
本誌には載せられませんでしたが
「木村さんにとって『譲れないもの』は何ですか?」
とうかがうと、質問には全力投球で答える姿勢がゆえに、
一瞬答えあぐねた様子の木村さん。
そして、しばらく考えた末に、
「僕は『志』ですね」
というお答えが……。
木村さんにとってはどんな、映画の撮影現場もインタビューも一瞬一瞬真剣勝負。
こちら側も中途半端な覚悟では向き合えないのだと
深く思い知らされた時間でした。
木村さんと二宮さんが共演された『検察側の罪人』は
現在、大ヒット上映中です。
是非、劇場でご覧ください!