ミシュランが、フランス、アメリカ、スペイン、イタリアに続き、アジア初のミシュランキーホテルを日本で発表しました。ミシュランキーとは、個性あふれる魅力的な宿泊施設を3段階のキー(鍵のマーク)で評価したもの。レストランの星が優れたレストランの指標であるように、ミシュランキーでは最も優れた体験と滞在を叶える宿泊施設に光をあてています。
記念すべき初回は、ミシュランガイドホテルセレクションに掲載の国内ホテル243軒(7月1日現在)のうち108軒のミシュランキーホテルが誕生(3ミシュランキー6軒、2ミシュランキー17軒、1ミシュランキー85軒)。日本の伝統を継承する歴史ある旅館から、都会のファッショナブルなブティックホテル、自然の中でリラックスできる隠れ家のようなホテル、世界的に有名なラグジュアリーホテルまで幅広い宿泊施設がラインアップしています。
栄えある3ミシュランキーに輝いたのは6軒の宿泊施設のみ。箱根の「強羅花壇」、京都の「ホテル ザ ミツイ キョウト」、志摩の「アマネム」、東京の「パレスホテル東京」、「フォーシーズンズホテル東京大手町」、「ブルガリホテル東京」です。
2ミシュランキーには、直島の「ベネッセハウス」、山梨の「ふふ河口湖」、石垣島の「ユサンディ」、兵庫の「西村屋本館」、大分の「ENOWA YUFUIN」、東京の「ザ・キャピトルホテル 東急」や「ジャヌ東京」など17軒が選ばれました。
そして、1ミシュランキーには軽井沢の「ししいわハウス軽井沢」、東京の「東京ステーションホテル」、沖縄の「ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 宜野座」、新潟の「里山十帖」、京都の「源氏京都」など85軒が選出されました。
ミシュランガイドのセレクションチームに厳選されたミシュランキーホテルはミシュランガイド公式ウェブサイトで公開。日本国内はもちろん、全世界のユーザーが無償で閲覧できるだけでなくホテルの予約も可能な優れものです。セレクションチームによる旅のヒントやコメントが書かれたビューポイントも必見。世界を巡る旅に活用してはいかがでしょう。
*ホテルセレクションは随時更新。新たなお勧めホテルをタイムリーに掲載しています。
*ミシュランキ―の発表は1年に1回の発表です。
【ミシュランガイドのホテルセレクション 5つの評価基準】
1・ホテル自体が旅の目的地であり、その土地ならではの体験ができる
2・素晴らしい建築とインテリアデザイン
3・サービスの質、快適性、メンテナンスが行き届いている
4・価格に見合った体験ができる
5・施設の個性やユニークな特徴を反映した独自性がある
1ミシュランキー(ワンミシュランキー)・・・特別な滞在
独自の個性と魅力を持った目的地。型にはまらず、他にはない体験を提供している。サービスは常に一歩先を行き、同じ価格帯の宿泊施設より、はるかに多くのことを提案している。
2ミシュランキー(ツーミシュランキー)・・・素晴らしい滞在
思い出に残る体験ができ、あらゆる点においてユニークで特別な宿泊施設。個性的かつ魅力的であり、誇りを持ち細心の配慮を心がけ運営している。人々の目を引くデザインや建築、その土地の持つ魅力が特別な場所や空間を演出している。
3ミシュランキー(スリーミシュランキー)・・・最上級の滞在
快適さとサービス、スタイルとエレガンスの全てを高いレベルで提供。世界で最も注目に値する最上級のホテルのひとつであり、一生に一度の特別な旅の目的地となる。真に素晴らしいホスピタリティのすべての要素がここにあり、その滞在は長く記憶に残る。
取材/本條千春