円安で遠くに行くにも高くなってしまう海外旅行。しかし、東京から3時間で行ける台湾なら、リーズナブルで大人がラグジュアリーに楽しめるご褒美旅行も可能です!そこで、83カ国旅し、毎年台湾へ訪れている筆者がガイドブックには載っていない大人向けの台北グルメをご紹介いたします。
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★ コーヒー×梅酒!?レトロな喫茶店風カフェ
★ 台湾は飲茶だけじゃない!世界TOP50のビストロバー
★ お土産にカクテル?持ち運べるおしゃれなボトルカクテル!?
今、台北カフェのトレンドは、アルコール×ノンアルコールドリンク!?
台湾のカフェでは、アルコール×お茶、アルコール×コーヒーというドリンクを提供するお店がじわじわと増えています。中でも話題を集めているのがWANGTEA LAB×有記(ワンティー ラボ×ヨウジー)。「台湾といえばの中国茶とビールの組み合わせってどのようなもの?」と観光客、ローカルにじわじわと話題に。実はこちらのお店は、「有記名茶」という130年続くお茶ブランドが、ブレンド、火入れ、淹れ方にこだわったお店で、この「淹れ方」がとてもユーモアにあふれており、その過程で「中国茶×ビール」が誕生しました。
淹れ方の工夫として「ドラフト」があります。それは、冷たいお茶に二酸化炭素や窒素ガスを加えることで、ユニークな味わいと口当たりが生まれるとして、ビールサーバーのような形で、お茶にガスを入れてビールのようなキリっとしたのどごしを生んでいます。
一方で窒素を入れると泡が細かくなりまろやかな触感に。シュワシュワとした味わいというよりお茶の全体の味が甘く感じるので不思議…
そして、お茶とビールのコラボレーション!金色三麥奇種茶啤(180元)というお茶の爽やかさが広がり、ビールの苦みも後からおいかけてくる不思議な味わいで、ぜひ炭酸、窒素、ビールで飲み比べをしても楽しいです。ほかにもお茶をエスプレッソマシンで抽出するなどお茶の可能性を広げてくれるこのカフェは、大人になっても好奇心をくすぐってくれるお店です。
コーヒー×梅酒!?レトロな喫茶店風カフェ
続いてもアルコールとの組み合わせで未知なる可能性を広げるカフェです。台湾では日本同様「平成レトロ」的なものが流行っており、日本でいう「喫茶店」のようなレトロなカフェが人気。問屋街でもある迪化街の小道に入るとある菸花(イェンファ)⟪Op.118.2⟫では、コーヒーと梅酒の組み合わせを作る喫茶店でした。店はこじんまりとした広さですが3階建てで店内はどこかレトロ。人気店だったので、テラスでドリンクをいただきました。気になっていた「紫蘇梅酒冰深焙(ジースーメイジウビンシェンベイ)」(300元)は、深めのアイスコーヒーにシソ梅酒を混ぜた中に、グラスの淵に岩塩をあしらったものだそう。岩塩の塩味があるために、シソ強めの梅酒の爽やかな酸味、コーヒーの苦み、深さが引き立って今まで飲んだことのない組み合わせなのに癖になってしまう味わいでした。
ほかにも香港ジン入りアイスウーロン茶も!香り高いウーロン茶にきりっとしたジンの後味が引き締まり、カクテルとはまた違った体験をすることができます。実はこのカフェのオーナーさんは、台北のカフェ文化をけん引してきた凄腕オーナーさん。台湾のニューウェーブの最先端を菸花(イェンファ)⟪Op.118.2⟫を感じることができます
台湾は飲茶だけじゃない!世界TOP50のビストロバー
台湾に来ると飲茶、中華をたくさん食べてしまいがちですが、実は2018年から2023年と連続で『アジアのベストバー50』、そして、「世界のTOPバー 50」、2019年から2021年と『ミシュランプレート』も獲得しているビストロがあるのです。その名は、INDULGE Bistro。1階はカジュアルスタイル、地下1階は重厚感あふれるおしゃれバーの内装で、ゲストをサプライズでおもてなし。ここで売りなのはおしゃれなカクテルたち。お花やお茶を基調としたカクテルが豊富で、どれを選ぼうか迷ってしまうほど。
世界的なバーテンダーがカクテルメニューを手掛けるので、どれもここでしか楽しむことができない唯一無二の味ばかり。食事でも、台北だけでなく台湾南部や東部と台湾の全土の各地方をイメージしたプレートを提供しており、ビストロといえども台湾を感じる食事を楽しむことができます。
お土産にカクテル?持ち運べるおしゃれなボトルカクテル!?
タピオカミルクティーはじめ、台湾では持ち歩きドリンクが当たり前。そんな当たり前が進化しすぎておしゃれなボトルに入った、「持ち運べるカクテル」が登場。購入できるのはWAT。手のひらサイズのカクテルで、ラベルもおしゃれ!量はコップ一杯ほどの量で多すぎず、興味のあるフレーバーを複数楽しめるのも嬉しいです。味も台湾らしさを感じるフルーツや烏龍茶や、レモンティーとお茶を用いたものが多く、お酒がそんなに強くない方でも飲みやすいのが特徴。台湾ローカルの皆さんは、キャンプやピクニックで使用していることが多いですが、私たちはお土産にしてもよし、また持ち帰ってホテルのお部屋で飲んでも映えて楽しめるかも…!
美食の国・台湾で、ひと味違った大人の食べ物をご紹介いたしました。どのお店も台湾らしさをベースに、個性あふれるおいしい味を提供しています。大人の台湾旅にいかがでしょうか?