100年前と変わらない製法で作られ、愛され続ける感動の銘品!
キッチンに並べたいと思えるデザインで使い心地もいいディッシュソープを見つけるのは至難の業。仮にそれらをクリアしたとしても、まさかの2,000円!?と言われても毎朝毎昼毎晩使うのに続けられるわけもなく……。かねてから取引のあるメーカーさんを通じて、とうとう最近、マルセイユ石鹸の老舗ブランド「フェール シュ ヴァル」に出会うことができました。油汚れやにんにくなどの強い匂いの落ちがいいことはもちろん、食材や料理の香りを邪魔せず、手がつるつるになる嬉しいおまけつきのディッシュソープを主役に(因みに税込972円です!)、手を洗うリキッドソープ、どこでも拭けるマルチクリーナーが今のキッチン3役です。
この夏、仕事とプライベートを兼ねてヨーロッパを旅行してきました。「フェール シュ ヴァル」の工場見学は仕事の一環。現地を訪れて自らの目で生産現場を見て、フランスでも数少ない匠の存在を知り、人の手で作られ、守られてきた製品と製法の尊い伝統に心から感動しました。オリーブやその他原料を機械に入れれば石鹸が出てくるわけではない。日本で製品を手にしただけではピンと来ませんが、生産現場を見て、どうしてマルセイユ石鹸がこれほど優れ、今でもフランス人にとって欠かせない存在なのかわかった気がしました。
香りやパッケージ重視で石鹸を選んできた私ですが、この旅で開眼! 今や家族全員がマルセイユ石鹸を直に肌にこすりつけて体を洗っています(笑)。キッチン製品から始まったマルセイユ石鹸を巡る大人の社会科見学、娘達と一緒に私もしっかり学習しました!
※「フェール シュ ヴァル」は1856年創業のマルセイユ石鹸製造メーカー。60年間にわたり伝統的製造手法を守り続けており、その功績が認められフランス政府が優れた工業・手工業の企業に対して発行するラベル、EPVラベル(Enterprise du patrimoine vivant 無形文化財企業ラベル)を付与されている