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高橋真麻アナ(43)子育てしていても、仕事は絶対に断りたくなかった理由とは

フリーアナウンサーとして活躍中の高橋真麻さん。現在4歳の女の子と2歳の男の子の2人のお子さんの子育てに奮闘中です。産後は2か月で職場に復帰。働くママとして仕事と子育ての両立についてお聞きしました。

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高橋真麻さんprofile 1981年生まれの43歳。2004年にフジテレビアナウンス室に入社、報道からバラエティ番組まで幅広く活躍。2013年の退社後はフリーアナウンサーとして多数のレギュラー番組を持つ。父親は俳優の高橋英樹さん。私生活では2018年に結婚。2020年に第一子、2022年に第二子を出産。現在二児の母として、育児と仕事を両立する日々を送っている。

 
【INDEX】 ★ 子育ては夫婦2人で協力しています
★ 子ども2人の育児は夫の協力なしではできない
★ 産後2か月でで仕事に復帰しました
★ 辛かった妊婦生活もすぐに忘れてしまいました

子育ては夫婦2人で協力しています

英樹じいじと家庭内プチ戦争をしていた時も

STORY編集部(以下同)ーー仕事をしながら2人の子育てをされていますが、大変なことはありますか?

世間では両親に手伝ってもらっていると思われているみたいですが、我が家は基本的に夫婦2人で子育てをしています。両親にお願いしたのは、子どもが保育園で熱を出して私も夫も仕事でどうしてもお迎えに行けない時の2回位と私が胃腸炎や風邪で倒れてた時くらい。本当に助けてほしいという時しかお願いしてきませんでした。両親も2人とも働いていますし、2人の生活をすごく大切にしているので、親を戦力とは思わないようにしています。以前は戦力にと思っていたのですが、そう思っていると「なんで先輩のお母さんは1週間も子どもを預かってくれるのにうちは助けてくれないの」と思ってしまって。両親は今は元気で仕事をしていますが、むしろ年齢的にはこちらが介護をしなくてはいけない位なのに、孫の面倒を見てほしいというのは違うなと。両親には孫の成長を見守ってくれて、幸せに長生きしてほしいという考え方に変えたら、親子関係も良好になりました。

一人目の時は全然手伝ってくれないのに、父が15分くらい見に来てバーッと写真を撮ってブログにバンバンあげるので「世の中からやっぱりこんなにやってもらっていると誤解されるでしょ」と何回ケンカしたかわからないです。父が訂正のブログを書いて、私が「15分来ただけです!」とかぶせてブログを書いたりしていました。家庭内プチ戦争が起こっていた時期もありました(笑)。父からしたら可愛い孫に会いたかっただけですが、世間の人は切り取りで見るので、「やっぱり英樹ジイジとバアバは孫の面倒を見ているんだね。真麻ちゃん楽していいわね」と思われるのが嫌だったんです。でも最近は私たち夫婦が仕事のときなどにはたまにみてもらうようになりました。

子ども2人の育児は夫の協力なしではできない

ーー初めからパパも子育てに協力的だったのですか?

子どもを2人産んでみたら、夫の協力なしでは子育てはできないということがよくわかりました。夫は会食が多くて、夜いないこともあるのですが、私が逆に収録で遅くなる時は、夫がワンオペでやってくれています。子どもが2人になって2倍どころか4倍位大変になりました。特に2人目はミルクの吐き戻しがすごくて洗濯物の量も、ものすごく多くなって、一人増えただけなのこんなにも違うのかと思いました。

夫は家事はゴミ出しと加湿器に水をいれるくらいしかやらないのですが、子どものことに関しては積極的にやってくれます。昔、幼児教室に携わっていたこともあって、子どもに慣れているのはすごく助かっています。私は保育園に送っていくときは最短距離を最短時間で自転車に乗って送って行くスタンスでしたが、夫は一緒に歩きながら「今日は風が冷たいね」とか「今日は猫がいたね」など通学路を子どもとの学びの場やコミュニケーションをとる場にしていて、子どもの感性を膨らませていたのです。その様子を見ていて、家事はしないけれど(笑)、夫と結婚してよかったなと思いました。それからは私もただ送り迎えをするだけではなくて、歌ったり、いろいろな話をするようになりました。他の子と比べてどうかわかりませんが、今のところすごく感情が豊かで、歌ったり踊ったりすることに興味を持っているので、やってよかったなと思います。本人が好きなことを伸ばしていこうねと夫と話しています。

 

産後2か月でで仕事に復帰しました

――2人目のお子さんを出産されて、産後2か月で仕事に復帰していますが、仕事と育児のバランスは?

局アナ時代にニュースを読みたいのになかなか読めないとかアナウンスメントの仕事をしたくてもできないという期間が長く辛い経験をしたので、母親業をやりたいという思いもあったものの、フリーアナウンサーになった時にいただいたお仕事は絶対に断らないという気持ちでいました。1人目の時はコロナ禍というのもあり、夫も在宅勤務になったので1歳になるまでは何とか仕事をやりくりして、育児をしていました。2人目の時は、認証保育園に入れなかったことに加えて、いただいた仕事は断りたくないという気持ちが大きかったこともあり、仕事復帰を早くしました。ただ、2人目が生まれてからは保育園に入れても、地方のロケは行けない、泊りのロケは行けないと、初めて仕事を断ることがあって、せっかくいただいた仕事を断るなんてと葛藤もありました。でも、今は、この瞬間の子どもを見られるのは今しかないと思って気持ちを切り替えるようにしました。

辛かった妊婦生活もすぐに忘れてしまいました

ーー2人目の妊娠中は大変だったとお聞きしましたが

2人目の妊娠中、普通のつわりは戻したり、めまいがするというのはあると思うのですが、私は珍しいパターンでずっと下痢をしていて。産婦人科の先生もあまりそういう人を見たことがないからわからないといわれて。一応、消化器内科の先生のところにも行ったのですが原因がわからなくて。日常生活にも支障があったくらい本当に辛い下痢に悩まされて、1年間常にトイレを探す生活をしていました。なのに子どもが生まれたらすべて忘れてしまって。奇跡の忘却能力ですよね(笑)。娘が小学生くらいになったら3人目もほしいななんて思ったりもしています。もともと子どもが得意な方ではなかったのですが、今はすべての子どもが宝物に見えて、人ってこんなに変わるんだという驚きの経験をできたのは子どものおかげです。

撮影/沼尾翔平 取材/山崎智子

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