撮影は8月下旬。都内ホテルにて。
駐車場からのエレべーター前でお待ちしていると
ドアが開いて坂本さんがご登場。
灼けた肌、眩しい白さのTシャツから出たたくましい二の腕、
ブルーデニムに黒サンダル。
黒めがねをかけ、トートバッグを右手で「ジャニーズ持ち」。
シンプルな白Tをこんなにカッコよく着こなせる47歳がどこにいるんでしょう?
いや、ここにいます!
夢ではありません。
灼けたお顔にお髭が素敵!
輪郭がクッキリとしたオーラで、あたりの空気がギュッと密度を増した感じです。
スィートルームへ上がるエレベーターの中で
「今日はお忙しいところ、ありがとうございます」と恒例のご挨拶を申し上げると
「いや、大丈夫です」とちょっとうつむきながら
渋いお声で返してくださいましたが
朝からタップのお稽古があったようで
少々お疲れのご様子。
でも、その気だるさがなんともセクシー。
密室空間がダンディーモードに染まります。
スタッフはすでにTシャツから出ている
小麦色の上腕二頭筋のたくましさにクラッとクギ付けですが
さすがにいくら図々しい超絶スタッフも
天下のV6リーダーに向かって、会って30秒で
「いいお体ですね・・・」とは言えず
「灼けていらっしゃいますね」と言うのが関の山。
「ええ」とお返事をもらい、
あとは37階につくまで長い沈黙が密室を支配します。
久しぶりの緊張感です。
お部屋に着き、お支度がスタート。
支度が整い、白シャツに着替えられた坂本さんに企画をご説明。
「大人セクシー連載です。40代ターゲットの女性誌なので
坂本さんと同年代の女性と二人きり、、、で朝を迎えたイメージでお願いします!」
と申し上げると
ベッドに座られた坂本さんは
「40代の朝なんてひどいもんですよ」とひと言。
ベッドルームにスタッフ全員の
「いやいやいや・・・・!」という全力のリアクションが響きます。
「だって、朝起きると目の周りが乾燥しちゃっててカサカサで」
何ともリアルな40代事情を語られるので
スタッフは爆笑続きです。
また、「隣に女性がいる感じで」とリクエストすると
「女性? はい」と厳かに頷かれ、粛々とポージングを工夫してくださり、
さすが本物の大人セクシーは違います。
「口元を少し甘めでお願いします」とお願いすると
「あ、ごめん、リップちょうだい」と言って
ヘアメークさんから渡されたリップを塗り塗り。
シャッターごとにスタッフが「素敵!」「かっこいい!」「ヤバイ」と
壊れ気味に浮かれるので坂本さんも呆れ気味。
「あ、すみません、失笑ですよね?」と言うと
「いや~、いいんですよ。楽しい現場にしましょう」と
盛り上げてくださいます。
「手が素敵なので、手を入れてください」「手!」「手です!」と
カメラマン(女性)に言い続けるスタッフ。
坂本さんも意識して
「はいはい」「どうぞどうぞ」と手を画角内に入れてくださいました。
にも関わらず、手が入った写真が選びから漏れてしまい、
皆様、大変申し訳ございませんでした。
盛り上がった撮影が終わり、白シャツの衣装のまま
インタビューがスタート。
11月5日から始まる『TOP HAT』のことや
V6の今、プライベートのことなど
色々お話してくださいました。
渋さに見え隠れする少年ぽさ、素晴らしいキャリアを支える謙虚さ、
佇まいや話の折々から感じられる人間味溢れるキュートさ。
すべてがミックスされた坂本さんの魅力に改めて震えた時間でした。
日本のフレッド・アステア、坂本昌行さんの
最高にかっこいいパフォーマンスが見られる舞台『TOP HAT』を
楽しみにしております。