一年でいちばん寒いこの時期こそ食べたいシチュー。
美味しいひと工夫が光るものばかりで、
心身ともに温まります。

　帝国ホテル出身のシェフと、宝塚出身のお母さまで営む、アットホームな洋食店「銀座 古川」。

　「ぎんざ古窯」は、山形県かみのやま温泉の名旅館が母体で、山形直送の素材を活かした料理が自慢です。

　「YR CAFE by 恵比寿楽園テーブル」は、特製の「ふわふわ白パン」を浸して食べる、つけパンシチューの専門店。パンとの相性を第一に考えたシチューはどれもクリーミーな食感。大きめにカットされた野菜も食べ応えがあります。

　人気のシャンパン・バールを展開するグループのなかで、洋食に特化したのが「シャンパン食堂の洋食屋さん」。昭和の古き良き洋食の良さを残すメニューを多彩なグラス・シャンパンと合わせる、新たな美味の至福を提供します。

〈東京分〉撮影／田村浩章 取材・文／伊藤由起　
〈犬山分〉撮影・取材・文／永谷正樹 〈大阪分〉撮影／岩本浩伸 取材・文／寺下光彦
デザイン／豊田セツデザイン事務所

Tokyo
銀座 古川

魚介だしとクリームの
旨みがご飯によく合う
濃厚具だくさんシチュー

魚介類のクリームシチュー

たらば・ずわいガニを使った贅沢な魚介だしに、白ワイン、生クリームを効かせた大人のクリームシチュー。オーダーごとに、鯛やエビ、タコ、イカ、ホタテ貝柱などの具材を加えて焼き上げます。魚介の濃厚な旨みと生クリームのコクが相まって、白いご飯が進む味。¥2,700（トスサラダ、ご飯、香の物付き）

Tokyo
ぎんざ古窯

豆腐、里芋、蒟蒻など
和の具材が楽しい
山形的ビーフシチュー

和風ビーフシチュー

まろやかなデミグラスソースに、軟らかく煮込まれた山形牛のすね肉、豆腐、里芋、蒟蒻などの和の具材が入った、まさに和風なビーフシチュー。温泉卵を崩して混ぜながらいただくと、おいしさに一層深みが増します。昼は8割が女性客というのも納得。昼の定食¥1,362、夜のシチュー膳¥8,000

Inuyama
YR CAFE by 恵比寿楽園テーブル

ふわふわの特製パンを
浸していただく
シチューの新機軸

厚切りベーコンのカルボナーラシチュー

クリームシチューに表面をカリカリに焼き上げた厚切りベーコンと卵黄、チーズが入った「厚切りベーコンのカルボナーラシチュー」。その他旬の食材を使った月替わりのプレミアムシチューなど計5種類を用意。単品¥700のほか、オードブルとパン、サラダ、ドリンクバーが付くランチ¥1,350も好評。「ふわふわ白パン」との相性も抜群。1個¥100

Osaka
シャンパン食堂の洋食屋さん

隠し味は干しマンゴー。
シャンパンに合う、
素朴で上品な滋味深さ

特製ビーフシチュー

たっぷり120gの鞍下ロースを2日間煮込んだ後に寝かせ、旨みを含ませる入念レシピ。加えての智恵は、シャンパンに合うよう煮込み時の赤ワインはやや控え、ドライマンゴーと香味野菜から引き出す素朴な甘みです。そうして生まれる重厚すぎず、優雅なコクと余韻に、誰もが幸せに心が温まります。¥1,500