「女友達がいてくれてよかった」と感じた経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
年齢を重ね、ライフステージが変化しても、女友達との絆に救われることはあるものです。特に40代は、人生に関するたくさんの悩みに直面する年代ですが、そんな時こそ実感するのが友達の存在の大きさ。
皆さんは、40代になって女友達の存在に救われたと思う経験はありますか?
STORYwebでは読者の皆さんに、「女友達」についてアンケート調査を実施。素敵なエピソードが続々と集まりました……!
▼こちらの記事も読まれています
「本当にご利益のあったパワースポットや神社は? 」STORY読者100名に聞きました!
★ 40 代になって「女友達の存在に救われた」と思う経験はありますか?
★ 40 代になって経験した「女友達との忘れられない思い出」はありますか?
友達の数は? いつどこで会っている? 40代の「女友達との付き合い方」を調査!
年齢や人生のステージが変わるにつれて、友達との付き合い方が変わった方も多いでしょう。読者の皆さんの「女友達との付き合い方」を調査しました。
■現在、仲の良い女友達は何人くらいいますか?
6割近くの方が、仲の良い女友達は「2〜4人」と回答。「20代やアラサーの頃は“友達は数が多いほど良い”派だったけれど、40代になってからは親友がいれば十分だと思うようになった」という声を聞くことがあります。年齢を重ねるにつれて、大勢の友人と交流するよりは、本当に心を許せる数名の親友だけに絞って付き合う人が多くなるのかもしれません。
■現在、仲の良い女友達とはどれくらいの頻度で会いますか?
仲の良い女友達とは「2〜3ヵ月に1度会う」という回数が最も多い結果に。次に多いのが「半年に1度」。仕事や家庭の都合もあって忙しい中、友人同士で予定を合わせるのは簡単ではありませんが、頻度が多くなくても会えばすぐに打ち解けられるのが、仲の良い女友達の良さですよね。
■現在、仲の良い女友達はいつからの付き合いの方が多いですか?
半数近くの方が「10代からの付き合い」と回答。20年以上の付き合いを大切にしている方が多いようです。また、数は多くありませんが「40代から」という回答もあり、大人になってから出会った女友達と深い関係を築いているというのも素敵ですね。
■仲の良い女友達と会うときは、主にどこで何をすることが多いですか?
40代の女性は、女友達と何をして過ごしているのでしょうか。アンケートの結果によると、趣味を共有したり、肩肘張らないようなお店で気軽に会っていることが多いようです。
・休日に食事したり、映画やアートを鑑賞しに行く。(41歳/会社員)
・仕事帰りに、居酒屋で食事をすることが多いです。キラキラしたお店より、腹を割って何でも話せるような大衆居酒屋がほとんど(笑)。(43歳/会社員)
・互いの休日にファミレスやカフェでひたすら話す。(40歳/会社員)
・休日の渋谷、青山、銀座周辺でランチか、子どもが小さくて連れ出せない場合はその子の家にお邪魔する。(44歳/契約・派遣社員)
・趣味のベリーダンスを一緒に練習したり観に行ったりする。(51歳/契約・派遣社員)
40 代になって「女友達の存在に救われた」と思う経験はありますか?
40代になって直面するさまざまな悩み。そんな時こそ「女友達がいてくれてよかった」と思う人が多いようです。「女友達の存在に救われた」と思う経験を聞いてみました。
―病気になったとき
「40歳の時、乳がんになった際、友人が誰に受診したらいいのかを教えてくれて、予約のアドバイスもしてくれた。術後はお見舞いにも来てくれて、精神的に励まされました」(52歳/専門職)
「41歳で大病をして、主治医からは『会いたい人に会っておきなさい』と言われ、覚悟した時に、友人が東京から北海道へ駆けつけてくれました。友人の支えで今は元気になりました」(43歳/会社員)
「父が入院して不安だった時、女友達が親身になって話を聞いてくれました。精神的に安心できました」(43歳会社員)
―夫や子どもなど、家族関係の悩み
「主人とのケンカでイライラMAXに達した際、友達が急な飲みの誘いに対応してくれました。子育て経験も私より先なので共感してくれて、何より本音が吐き出せて心身共にリフレッシュできました」(45歳/専業主婦)
「子育てが大変な時に、子どもに手がかからなくなった友人がいつも子どもの面倒を見てくれて助けてくれます」(51歳/専業主婦)
「46歳で一人娘を北海道の大学に送り出し、ほぼ空の巣症候群に。親友の子どもも同い年で、二人とも子どもが家を出たので、お互いに支えあって乗り切りました。一人暮らしの娘に送る宅急便に何を入れるかや、安くない学費の話など、たわいのないことでも何でも話せる仲良しがいて本当に助かりました。今は親の介護の相談や愚痴を言ったりしています」(61歳/専業主婦)
―仕事のトラブルや悩み
「会社で根も歯もない噂を立てられ、会社に行くのが本当に嫌になったことがあります。『頑張ったよね、私たち』と言い合える会社の友人がいたことで、私のことをわかってくれる人がいると思えて、復活できました」(46歳/会社員)
「職場の人間関係で嫌なことがあったとき、いつも慰めて元気づけてくれる女友達がいます。『みんなに好かれなくても、何人かの友だちがいればいい』って前向きになれます」(51歳/パート・アルバイト)
―40代の恋愛や人生
「40代で失恋。高校からの親友に相談したり、励ましてもらったりして、落ち込んでいた気持ちが少しずつ元気になりました」(46歳/会社員)
「誕生日が憂鬱に感じていた時に友人が『一緒に素敵に年を重ねましょう』と言ってくれました」(54歳/自営業・フリーランス)
「46歳の時、資格を取るための学校に入学しました。ほとんどの学生が20歳前後の若い方でしたが、偶然、自分の席の前後2人が同じ40代だったので入学してすぐに仲良くなりました。子育てしながらの学業はハードでしたが、同じ境遇の仲間と励まし合い、頑張ることができました」(49歳/専門職)
「47歳の今でも毎年誕生日にメッセージをくれるのは遠方にいる親友だけ。中学受験の塾と中高大が一緒の腐れ縁ともいえる仲ですが、一生の友達です」(47歳/会社員)
40 代になって経験した「女友達との忘れられない思い出」はありますか?
何歳になっても、仲の良い女友達の存在は特別なもの。中には、一生忘れられない時間を過ごしたという人もいるようです。40代になって経験した「女友達との忘れられない思い出」を聞いてみました。
―旅行
「仕事に追われ、何が何だかわからなくなってきた時期。会社から離れたい、何か冒険したいと思って、突然ドバイに一緒に行こうと友人に言ったら、それを受け入れ、私以上に楽しんでくれたこと。お金と友情、どちらにも感謝!」(46歳/会社員)
「こどもが小学校を卒業するタイミングで、ママ友5人で旅行に行きました。結婚して初めて子どもを置いて旅行に行ったので、やっと一段落ついたんだ……って思いました」(51歳/パート・アルバイト)
「一緒にハワイ旅行に行ったこと。『歳は取ったけれどお金を稼げるようになったね!』と笑い合いました」(43歳/会社員)
「今年、子どもが15歳になったので夫と留守番をさせて、学生時代の友達と20年ぶりに2人で京都旅行をしました。宿だけ予約して、あとはいきあたりばったりの旅。気分は学生時代のようで、本当に楽しかったです」(44歳/契約・派遣社員)
「49歳になった時に友人と初めて二人旅に出かけました。温泉旅行に行って夜中まで話し込んだり、美味しいものを食べたりして楽しかったです。50代への挑戦を控えた、決起旅行でもありました。前向きになれました」(57歳/会社員)
―イベントやお出かけ
「みんなでお揃いの服を着て、ディズニーランドに行きました。いくつになっても全力で楽しめる友達がいるのは楽しい!」(47歳/専門職)
「職場の同年代の同僚たちとお揃いのチームTシャツを買い、仕事が辛いときに着て、乗り越えています。まるで高校生に戻った気分です」(43歳/会社員)
「昔USJに行った大学時代の友人6人と、20年後に再びUSJへ。一日はしゃいでいたら帰りには足や腰が痛いという友人も何人かいて、それすら面白かったです」(40歳/専業主婦)
「女友達と、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』を観に行って2人で号泣したこと」(51歳/パート・アルバイト)
―何気ない日常の中で……
「大きな出来事はないけれど、親友が辛い時に話を聞いてくれたことが忘れられない。たわいもない話をして楽しい時間を持つことがこんなに救われるのだと、身に染みて感じています」(46歳/会社員)
「コロナ禍真っ只中でストレスも最高潮だった時に、公園のベンチで距離を取りながらお菓子を持ち寄り、寒い中鼻水を垂らしながら久々に大笑いしたこと」(43歳/会社員)
「墓場まで持っていくつもりの誰にも言えない悩みを友人が聞いてくれた時。『あなたのせいではないから、もう悩む必要はないよ』と言ってもらえて、前向きに生きようと思いました」(53歳/パート・アルバイト)
「40代になり初めて推しができました。推し活を通してできた友人は、毎日メッセージをやり取りする仲。今、仕事や子育てを頑張れるのは推しがいるから。そして、彼女と一緒にたくさんのことを共有できるので幸せも2倍です」(41歳/パート・アルバイト)
―久しぶりの再会
「年賀状や誕生日くらいしか連絡をとれなくなった友人と、何年かぶりに帰省のときに、子どもたちとともにご飯を食べました。40歳になって初めてお互いの娘とともに女子会をして、おいしいケーキを食べて、なんて幸せなんだろうとしみじみ感じました」(40歳/専業主婦)
「ずっと参加できていなかった高校時代の仲間の集まりに『出席する』と返信した時のこと。『あなたが来るなら私も行く!』と言って、欠席予定だった遠方の友人たちが東京まで来てくれて、嬉しさと同時に不義理を反省しました。当日はすごく楽しかった!」(41歳/契約・派遣社員)
「実家の引越しなどで疎遠になり、連絡先もわからなくなったけれどずっと気になっていた高校の同級生。土手で散歩している時に偶然再会し、また連絡を取り合うようになりました。奇跡としか言いようのない偶然に本当に驚きました!」(50歳/専業主婦)
「40歳になった時、女友達みんなで記念旅行に行こうということになったのですが、なかなか話が進まず、結局、旅行の計画は流れてしまいました。その時の行き違いで少し険悪になってしまい、しばらくはメールのやり取りや食事会も中止に……。その時は本当に寂しかったですが、なんとなくメールを再開してくれた友達がいて、みんな待ってました! とばかりに盛り上がったんです。それからはより仲良しになりました」(63歳/パート・アルバイト)
読者の皆さんに聞いた、「40代になって女友達に救われた経験」を紹介しました。
人生のピンチを女友達に救われた経験や、一緒に乗り越えたという経験を持つ人がたくさんいるようです。また一時は疎遠になったものの、40代以降、再び友情が再開したエピソードもいくつか寄せられました。
「女の敵は女」という言葉がありますが、実際はそれとは真逆だと感じます。環境や境遇が違っても、同世代の女同士だからわかり合えることも多く、40代こそ「女友達がいてくれてよかった」と心から思う機会が増えていくのかもしれません。
何かあったときに支え合える女友達、大切にしていきたいですね。
取材/小澤サチエ
※本記事は、STORYweb会員読者向けアンケート(2024年10月26日~11月10日実施)の結果を元に構成しています