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「熱海・伊豆山 佳ら久」母とふたりで、久しぶりのごほうび旅へ——絶景の温泉で心ほどけるひととき

たまには、母とふたりで、のんびり旅に出かけたい——。

普段は照れくさくて、なかなか伝えられない「感謝の気持ち」。だからこそ、特別な時間を共有することで、感謝の気持ちをそっと伝えたい。そんな想いから計画したのが、今回の親孝行旅です。

向かったのは、熱海の高台に佇むラグジュアリー旅館「熱海・伊豆山 佳ら久(からく)」。2023年冬にオープンしたこの宿は、「自分たちらしい時間を、ゆったりと過ごしてほしい」という思いが込められた、癒しのリゾート。熱海エリアで唯一、ミシュランが評価する「2024年ミシュランキー」に選出された宿なのです。東京から熱海という気楽な距離感が、また母娘旅にぴったり。

  • チェックインしながら、ほっと一息。ウェルカムサービスのお茶とお菓子をいただきます。

エントランスから専用エレベーターで最上階8階のロビーへ上がると、目の前に広がるのは一面ガラス張りの窓。その向こうには、キラキラと輝く相模湾! その開放感と美しさに、二人して顔を見合わせて「わぁ〜!」と声をあげてしまったほど。

宿全体に流れるテーマは、“水天一碧(すいてんいっぺき)”。空と海が溶け合うような絶景を眺めながら、ゆるやかに流れる時間に身をゆだねるひとときはなんとも贅沢な癒しです。

部屋は全室温泉露天風呂付き

  • 「高層階」露天風呂付デラックスルーム(洋タイプ)
  • 浴衣や部屋着類もたっぷり揃っています。
  • お香と香炉で香りのおもてなし。
  • フェイススチーマーがお部屋にあるのは珍しい! 乾燥しがちな旅先ではとても嬉しいサービスです。
  • 夕暮れ時の部屋の露天風呂。
  • 朝は、日の出を眺めながらゆっくりとくつろげます。

57室ある客室全てが温泉露天風呂付き。今回は、母とふたりでのんびりくつろげる洋タイプのデラックスルームをチョイス。オーシャンビューの広々とした室内。そして、洗練されたアメニティからも、ゲストへのおもてなしの心が伝わってきます。「住みたくなるくらい心地いい!」と母も大満足。

  • 海や空に続いていくようなインフィニティ露天風呂。深さもちょうど縁にもたれかかって景色を眺めるのにぴったり。泉質は「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉」
  • 大浴場のフロアにある「湯上りサロン」からも、眺望を楽しむことができます。

さらに感動したのが、7階に2ヶ所ある展望露天風呂。空と海とお湯がひとつになったようなインフィニティスタイルで、まるで海に浮かんでいるかのような感覚に。「想海(そうかい)」「阿多美(あたみ)」という名前もロマンチックで、母と一緒にじっくり湯浴みを堪能しました。硫酸塩泉は美肌効果も期待できるというだけあり、お肌がツルツルになりました。湯上がりは大浴場を出たところにある「湯上がりサロン」で一休み。

旅の楽しみといえば、やっぱりお食事

  • お造りは盛り付けが豪勢! 気持ちが高揚しますね。
  • メインのお魚料理はプリフィックス・スタイル。当日3品から選ぶことができる。
  • お肉料理
  • 炊き立てのツヤツヤご飯が土鍋で提供されます。
  • お米そのものの美味しさを味わったあとは、味変のお楽しみ! 自家製の「うま塩ひじきトマトニンニク」を入れて、混ぜご飯のようにしていただきます。これが後を引く美味しさで、完食しました。

「熱海・伊豆山 佳ら久」では、目にも美しく、体にもやさしい、こだわり尽くしの会席コースが味わえます。「佳ら久」にはダイニング「六つ喜(MUTSUKI)」と鮨「藍寿(AIJU)」がありますが、今回は「六つ喜」でお食事をさせていただきました。

ダイニング「六つ喜(MUTSUKI)」でのお食事は、季節ごとに吟味した食材をふんだんに使い、日本伝統の会席料理をベースにした和会席。海の幸を中心に、季節の恵みをふんだんに使ったフルコース。器にもこだわりがあり、熱海の海・空・山をイメージしたデザインに盛りつけられたひと皿ひと皿に、料理長・石塚隆也さんの丁寧なお仕事が感じられます。海の幸だけでなく、地物の野菜も充実していて、この土地の魅力に満ちたお料理を堪能できるのも嬉しい。「食べるのがもったいないくらいキレイ!」と一皿一皿に感動。見た目や味はもちろん、香り、舌触り、音…五感すべてで楽しめる、まさに記憶に残る食体験”でした

“間”を味わう贅沢── ゲストラウンジでのひとときもまた、旅のごほうび

  • 「間(AWAI)」はロビーと同じく最上階。フリーフローは19時までで19時半から22時は有料のバータイムに。
  • アルコール各種とソフトドリンク、フィンガーフードとスイーツが楽しめます。
  • 生ビール、ワイン、日本酒、焼酎、スピリッツなどのアルコール類の他に、コーヒー、紅茶、ソフトドリンクも。
  • 「刻(TOKI)」は山側を望む眺望。ここではコーヒーや紅茶、ソフトドリンク、スイーツが味わえます。コーヒー豆を選ぶとフレンチプレスで用意してくれます。カップは飾られているものの中から好きに選べるというスタイル。

 「佳ら久」で忘れられないのは、お部屋やお風呂だけじゃありません。滞在中、何度でも自由に使えるゲストラウンジの存在も魅力です。「間(AWAI)」と「刻(TOKI)」、ふたつのラウンジがあるので混み合うことがありません。軽食やドリンクが用意されていて、ほっとひと息つきたいときにぴったり。チェックイン後の待ち時間に、夕食までののんびりタイムに、そして湯上がりに。母とゆるりと語らいながら上質な時間を共有できるこういう空間って、実はすごく贅沢で大切なので、私はお宿を選ぶ時は必ず「ラウンジあり」にこだわっています。

五感と心を整える、あたらしい湯治のかたち。 「Izusan Spa AIOI」で過ごす、とっておきスパ時間

  • 施術前のハーブティとナツメも一口。ナツメにはストレスへの抵抗力を高めリラックスさせてくれる効果があるそう。
  • エレメント診断。考え込まずに直感でどんどん回答していきます。
  • マッサージ後に提供される飲み物は3種類。それぞれに効能があるので全部いただきます。左から「ミント・ラベンダー・レモンバーベナのハーブティー」「日中のエネルギーをチャージしてくれるプロテイン」「オリジナルの酵素ドリンク」
  • 今の気分で6種類のパワーストーンの中から1つ選び、お土産に持ち帰ることができます。

美味しい食事に絶景の温泉、そしてもうひとつのお楽しみ…それが、旅先でのスパ体験。いつも分刻みで忙しい家事や仕事に追われる私たち。旅先くらいはゆったりと過ごしたいと思うもの。「熱海・伊豆山 佳ら久」の7階にある「イズサン スパアイオイ」は、心も身体も深く整う、まさに癒しのパワースポットのような場所でした。

スパのコンセプトは、古くから伝わる「五行説」。木・火・土・金・水という5つのエレメントをベースに、ひとりひとりに合ったトリートメントを提案してくれるという、オーダーメイド感たっぷりの内容です。

まずは、カウンセリングとエレメント診断からスタート。いまの自分に足りないもの、整えたいエネルギーを読み解いてもらえるというのが、ちょっとスピリチュアルで面白い。

 私のエレメントに合わせて選ばれた特別なオイルを使用した、セラピストの丁寧なハンドトリートメントが、とにかく心地よく途中でウトウト……。温泉地ならではの湯治スパというだけあり、心も身体もとろけるような感覚に包まれました。

スパの最後には、お土産として運気アップのストーンをプレゼントしていただけるのも嬉しいポイント。たくさんある中から、その時の気分でパッと選びます。それが、今の自分のエレメントに合っているものなのだそう。旅先で出会った開運アイテムとして大事に持ち帰りました。

至れり尽くせりの朝食に舌鼓。「何もしなくていい」幸せな朝時間を満喫

翌朝は早起きをして、母と朝日を浴びながらリフレッシュ。足湯に浸かりながら徐々に身体を目覚めさせていきました。

朝は相模湾越しに登る朝日を見ながら足湯に入りました。こんなにゆったりした朝を過ごせるのも「佳ら久」ならでは。普段はなかなか話せないことまで自然と話せて、「やっぱり旅っていいね」と笑い合えたひとときでした。

そして、最後のお楽しみともいえる朝食へ向かいます。昨夜と同じ「六つ喜(MUTSUKI)」にて、いただきました。

朝食もお米は土鍋で提供されます。土鍋ご飯だと、なぜかいくらでも食べられてしまいます。

小田原産の梅、小木曽商店の鯵の干物など、地元の美味しいものがずらり。旅館の朝食は至れり尽くせりで、美味しくいくらでも食べられてしまうから不思議です。大満足の朝食後、またラウンジ「刻(TOKI)」にコーヒーをいただきに行き、チェックアウトまでゆっくり過ごしました。

気がつけば、自分のことだけで精一杯になりがちな忙しい40代。だけど、ふと立ち止まったとき、そばにいてくれる家族の存在のありがたさを、改めて実感することがあります。「ありがとう」をきちんと伝えるのは、ちょっと照れくさい。だからこそ、こんなふうに一緒に旅をして、同じ景色を見て、同じ時間を過ごすことが、いちばんの親孝行になるのかもしれません。心ほどける湯けむりのなかで交わしたたわいもない会話も、肩を並べて歩いた帰り道も、全てが良い思い出に。

ご家族と…、お友達と…、ぜひ大切な方と「熱海・伊豆山 佳ら久」を訪れてみてはいかがですか。

「熱海・伊豆山 佳ら久」 住所/静岡県熱海市伊豆山630番地1
客室数/57室(全室温泉露天風呂付き)
館内施設/大浴場(2カ所)、レストラン(2カ所)、ラウンジ(2カ所)、テラス、足湯、スパ、ジム
電話番号/0557-55-7900

公式サイト

取材/笹 利恵子

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