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世界的ブレイクダンサー・Shigekixさんに聞く「子どもの夢の育て方」【連動YouTube動画も!】

世界的ブレイクダンサー・ShigekixさんがSTORYチャンネルに出演。子どもたちが夢を抱いて力強く向かっていくために… 私たち親ができることって? 小さな頃から夢に一直線! Shigekixさんに胸熱なお話を伺ってきました!

目次 ★ Shigekixさんプロフィール
★ 大きな夢を抱かせてくれた、ブレイキンとの出合い
★ 慰められたことなんてない。 両親は同じ目線で夢を追ってくれた
★ 自分で経験して感動することが、夢に繫がることかもしれない
★ 【動画】Shigekixさんに憧れるダンスキッズがインタビュー!


Shigekixさんプロフィール

2002年、大阪府出身。第一生命所属。7歳からBreakingを始め、11歳で世界大会へ挑戦。数々のタイトルを手にする。みずほフィナンシャルグループ協賛で子どものためのワークショップも開催。

大きな夢を抱かせてくれた、ブレイキンとの出合い

僕はどちらかというと寡黙なタイプ、1人で静かに絵を描いてばかりの内気な子どもでした。7歳の頃、ブレイキンに出合いその躍動感と面白さ、集まる人々が一体となって楽しむ空間、そのすべてが煌めいていて、まるで稲妻に打たれたような感覚に…! それからは毎日ダンス漬け。周りの同級生が放課後ゲームをしていても気にならなかったくらい。いつしか「世界に挑戦する」という思いも芽生え、11歳で世界大会で優勝したのをスタートに活躍の場を世界に広げていきました。僕は人とうまく喋れなかったけれど、ブレイキンがコミュニケーションツールにもなったし、人に伝える・表現するといった術を得たことで人や周りとの繫がりに喜びを感じるようにもなったんです。

慰められたことなんてない。 両親は同じ目線で夢を追ってくれた

特に海外旅行に頻繁に行くような家庭に育ったわけではないんです。ただ、母は大学時代から、いわゆるバックパッカーでアルバイトをしながら世界中を巡っていた人で「自分の見えている世界だけをすべてにしないで、もっといろんな世界の景色を見る方がいいよ」と小さい頃から言われていましたし、家族で見るTV番組は大概、地球のドキュメンタリー番組で、自然と幼い頃から海外へ興味を持っていました。僕がブレイキンを始めて世界へ目を向けた時も、両親ともに〝夢への協力は惜しまない〟とずっと寄り添ってくれましたね。

自宅から練習場へは車で片道1時間弱、夜からスタートして3時間ほどの練習終わりまで待ち続けて車で帰宅。これを毎日続けてくれた両親には感謝しかないです。練習も楽なものではないし、挑戦すれば負けることもあって、辛い、しんどい時もありました。でも両親から「気にしなくていいよ」と慰められることは1回もなく、その辺りは結構厳しかったですね。

その状況を一緒に嚙み締めて「これくらい悔しい思いができていたら成長に繫がるよ」というような感じで、負けた時に僕と一緒に落ち込むから(これだけ応援してくれてるんだからマジで喜ばせたい)って気持ちになりました。 落ち込む時間も大事で、悔しさを嚙み締めることが次に這い上がる時のエネルギーにもなるので…。そのメンタルバランスも両親と分かち合い、学んだことかもしれません。

自分で経験して感動することが、夢に繫がることかもしれない

子どもたちに「夢ってある?」と聞くと「分からない」そんな答えも少なくないです。リアルに想像できないとか叶えられる? とか、もしかしたら思っているかもしれない。でも僕は、夢は大きければ大きいほどいいと思うんです。自分の可能性を広げることに繫がりますし、僕自身、夢を大きく語ったことで可能性を広げた1人だと思っていますから。ただそのためには、親御さんに真剣に子どもたちの夢に向き合ってもらいたいと思います。そして、子どもたちの才能や可能性を見出したいと思うならば、とにかくいろんなものに触れて、見る機会を作ってあげてほしいです。

例えば僕は中学1年生から海外の大会に一人で行き始めたのですが、それは母の後押しでした。新たな世界に飛び込もうとする時はその旅を一人でさせるのも大事だと思います。海外に限らずですが、本人一人きりだからこそ経験できること、学ぶ姿勢の真剣さも変わってきます。コロナ禍もありコミュニケーションやコミュニティを持つことのハードルが上がっているのかもしれませんが…。ネットで世界中を見られている気持ちになるし、情報もキャッチできるけれど、果たしてそれは正しいことなのか? 自分の目で見て、肌で感じて、実際に会った人や見た景色にはやはり敵わないと思うんですよね。 そうした中で、子どもたちに素晴らしい出会いがあるなら何よりも嬉しいです。僕がブレイキンでガツンときたようにね!

そしてそれを親御さんにも全力で応援してもらえたらいいですよね。僕は学校のワークショップや、今日みたいな機会を得て、夢を持つことの素晴らしさや、自分が打ち込めるものとの出合いについて子どもたちに話しています。そしてもうひとつ、ブレイキンの認知度をより高めて、ライフスタイルに溶け込むものになってほしいという夢を叶えるために啓発活動を行っています。夢って、大人になっても育つもの…そういうプロセスも子どもたちに感じ取ってもらいたいですね。

【動画】Shigekixさんに憧れるダンスキッズがインタビュー!

子どもたちが憧れの著名人と対談する『憧れの大人』企画がスタート。第1弾は、Shigekixさん×ダンスキッズ。お悩み相談、ダンスレクチャーetc.と盛り沢山な内容をお届けします。子どもたちとの新鮮な化学反応、ぜひご覧ください!
<右から>みくちゃん(中3)、あさひくん(小6)、りあなちゃん(中1)

撮影/藤井大介 ヘア・メーク/吉田美幸 取材/竹永久美子 ※情報は2025年6月号掲載時のものです。

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