
こんにちは。
フレンチ薬膳の坂井美穂です。
夏休み、いかがお過ごしでしたか?
我が家はお兄ちゃんが受験生なので、家族のお出かけはお休み。私は娘との時間を過ごしながら、仕事では出張プチセミナーや特別レッスンなど普段あまり出来ない事をしました。
「薬膳に興味があるけど、どんなものか軽い気持ちで聞いてみたい」という方に向けて、中目黒にあるロコクリニックさんで薬膳茶イベントを開催させて頂きました。体を構成する「気血水」について簡単なセミナーと、体質に合った薬膳茶とスイーツをお楽しみいただくプチ体験でしたが、より薬膳を身近に感じれたとの感想を多く頂きました。
イベント開催にあたり、クリニックを経営されている嘉村先生、お手伝いしてくれたフレンチ薬膳の哘慶子先生、橘佳苗先生、本当にありがとうございました。


他に、鵠沼海岸近くでフレンチ薬膳レッスンをしてくれている石田先生の自宅で特別レッスンをしました。石田先生は大人気の先生で、もしかしたら私よりたくさんレッスンをしてるかもしれません。
明るくて、優しくて、気持ちの大きな方です。料理教室の先生に求められるのは、技術や知識だけじゃなくて、たぶんそういった心持ちや、先生が醸し出す雰囲気なんでしょうね。レッスンに集まってくれた方々もみんな本当に笑顔が素敵で優しくて感動してしまいました。


イベント中、娘はワンちゃん達と海へお散歩。


一泊させてもらい、翌日も海で遊んで良い夏休みになりました。
石田先生から、「レオちゃん(娘)が大きくなって、また友達を連れて遊びに来てくれたら嬉しいねってパパと話してたんです。実家だと思ってくださいねー。」と言ってもらい、嬉しくてなんだか泣きたくなりました。そんな事言える人、素敵すぎませんか。
私の両親はもう他界しているので、実家のない私にとってそんな温かい場所があるというのは心強いものです。
参加してくださった皆様、イベントの手伝いに来てくれたフレンチ薬膳の大島あずさ先生、武藤周子先生、ありがとうございました。
そんなこんなで優しさの余韻みたいのが続いて、少し気を引き締めようと思って今回の薬箱レシピはピリッと刺激的な麻辣湯にしました。
暦では秋ですが、まだまだ暑くてこれから秋雨前線の影響で雨の日も増えますので、緑豆春雨とスパイスで美味しく湿気を飛ばしていきましょう。湿度が高くなると消化力に影響が出て浮腫みやすくなりますので、消化力の弱りをサポートしてくれる生姜を沢山入れてみました。
豚肉の代わりに、海鮮やつみれなどを入れても美味しいです。お好みで色々とアレンジしてみてください。
私は途中で黒酢を少し入れて味変して食べるのが好きです(^^♪
麻辣湯
(2人分)
緑豆春雨 30g
豚バラスライス 120g
きくらげ 4g
椎茸 2個
長葱 1/2本
パクチー 2束~
唐辛子 2本
生姜 10g
にんにく 1かけ
豆鼓 3g
豆板醤 小1
胡麻油 大1
花椒 小1/2
料理酒 大1
水 600cc
鶏ガラスープの素 小1.5
醤油 大1
ラー油 小1/2
練り白胡麻 小1(あれば)
塩 少々
(トッピング)
パクチーの葉
(作り方)
1.きくらげを水で戻し、芯の部分を取り除き、半分に切る。椎茸は軸を取りスライス。生姜、にんにく、豆鼓、パクチーの茎部分をみじん切りにする。長葱は薄く斜めにスライスし、豚肉は食べやすい大きさに切る。唐辛子は種を取り除く。パクチーの葉は最後にトッピングするのでざく切りにして取っておく。
2.鍋に胡麻油をひき、生姜、にんにく、豆鼓と豆板醤を炒める。香りが出たらパクチーの芯の部分を加えて更に炒める。豚肉を加え炒め、火が通ったら水と料理酒を加える。煮立ったらアクを取り、鶏ガラスープの素、醤油、唐辛子、花椒、練り白胡麻、椎茸、長葱、春雨を加え再度煮立たせる。アクを取り、蓋をして中弱火で煮込む。春雨が柔らかくなったら、塩で調味する。
3.器によそい、パクチーの葉を乗せて完成。
緑豆・・・清熱 余分な水を尿として排出
生姜・・・消化器官を温める 水分代謝障害で出来た水の淀みを解消 解毒
パクチー・・・消化を促す
花椒・・・湿邪を乾かす 健胃






















