ユニセフの『子どもの幸福度調査』で常に上位、「世界一子どもが幸せな国(’25年)」でオランダは、子どもの精神的幸福度も世界一。現地在住パパ・ママに、日本も真似できるテクニックを伺いました!
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今、注目の【オランダ子育て】子どもの幸福度も世界一!日本の子育てとどう違う?
★ Q. 子供とのコミュニケーションの悩み
★ Q. 学業・進路関連の悩み
★ Q. スマホ・ネット使用の悩み
★ Q. 性教育についての悩み
★ Q. 友達とのトラブルについての悩み
答えてくれた方々



Q. 子供とのコミュニケーションの悩み
<ANSER>
・自分で決めることを早くから要求されるオランダ。親目線の干渉は一見愛情のようでいて細かく指示をしがちで、子どもの選択肢を縛っているかも。子どもの行動や選択に「どうしてそうしたいのか?」対話の重視を。(大谷さん)
・全てを管理しない方が子どもは自分が信頼されている、と感じられ親子ともにストレスフリーかも。例えば、夕飯は家族で一緒にという大枠のルールを決めたら守り、できないならその理由を話し合って。(吉見さん)
Q. 学業・進路関連の悩み
<ANSER>
・子どもの人生は子どものもの。中・高で宿題をやらなければ自分が後で困るだけなので、自分で頑張るしかなく…。自分に最適な場所を失敗や遠回りをしながら辿り着いた場所が子どもの幸せに繋がるのかも…。 (吉見さん)
・現地の公立学校では親と先生の定期的な面談があり、子どもの得意や関心を一緒に探る機会があります。勉強だけに偏らず一人ひとりの違いを尊重する環境の中で、無理なくその子らしい進路を考えられるのがいいのかも。(タナカさん)
Q. スマホ・ネット使用の悩み
<ANSER>
・過干渉せずリスク回避の知恵を最低限教えて。SNSで知らない人との対話は、路上で知らない人に声をかけられたことと同じ、「全く別の人によく知らないあなたのことを嘘つきと話すかも」と多少オーバーに。(大谷さん)
・新聞でスマホ議論も見かけますが、学校では授業中以外はスマホを出しても寛容で、廊下でTikTokを撮っていた生徒を先生が咎めもしなかったそう。授業前にはしまうようなので、制限しすぎない方が自制心が芽生えるのかも。(タナカさん)
Q. 性教育についての悩み
<ANSER>
・コンドームやセルフプレジャー商品などドラッグストアで目に入る位置にありオープンな環境。子どもたちが性的な情報にアクセスしやすく、質問には濁さず話し、家庭で性教育の会話に繋げる機会に。(タナカさん)
・小学生から3月に性教育週間が。膨大なネット情報から興味本位で間違った考えを持つより、正しい情報を理解させると予防効果も大。息子に彼女ができたらコンドームを持つよう親子が日常的に話せる文化です。(吉見さん)
Q. 友達とのトラブルについての悩み
<ANSER>
・調和や責任が重視される日本社会とオランダは異なり、過干渉すべきではないため、友達関係で親から何か助言することはまずしません。トラブルが起きた時だけ、できる助言をするようにしています。(大谷さん)
・親は何でも全て把握・管理している必要はないかと。それは親そして子どものストレスに直結。オランダの親はふだんはドーンと構えて、子どもがサポートが必要そうなサインを出してきた時には全力で向き合って話し合います。(吉見さん)
撮影/吉澤健太 イラスト/ヤマグチカヨ 取材/羽生田由香 ※情報は2025年9月号掲載時のものです。





















